KADOKAWA Group

Children & Education

子育て・教育

これから先の子育て『0歳から小学校低学年まで 視点チェンジで子育てがうまくいく』ためし読み 第4回

NEW

この連載では育児中のパパママなら、思わず「あるある!」とうなずくような育児の悩みに、夫婦の対話形式で回答。

ユーモアあふれるやりとりでくすっと笑いながら、「視点チェンジ」することで、明日からの育児&知育がちょっと楽しくなりそうです。

連載第4回は、「これから先の子育て」の中から、「これから先、子どもが挫折したときにかける言葉は?」と「親や身近な人の死についてどう伝える?」を紹介します。

※本連載は『0歳から小学校低学年まで 視点チェンジで子育てがうまくいく』ためし読みから一部抜粋して構成された記事です。

<人物紹介>はじめまして、ワーママともです


これから先、子どもが挫折したときにかける言葉は?



とも:この先、子どもが挫折したときに、なんて声をかけるのが正解だと思う? たとえば、スポーツの大会で負けたときや受験に失敗したとき。これからの人生、きっと色々なことが起こるから、あらかじめ備えておきたいなと思って。

たか:挫折したときにかける特別な言葉はないと思うんだ。「悔しかったね」って受け止めはあったとしても、それ以上はないかな。
 本当に伝えたいメッセージは、「何かに失敗してもあなたの価値は揺らがないよ」とか「我々親は味方だよ」ということ。でも、そのメッセージを伝えるのって、何か失敗したときに慌ててやることじゃないと思うんだ。

 逆に、「こういう声かけはしないほうがいいな」と思うものはあるよ。「大したことないよ」みたいな言葉は言わないようにしようと考えている。なぜなら、挫折して落ち込むということは、それだけ本人が本気であり、本当に欲しかったということ。それを軽んじているようにも受け取られかねない発言には気を付けたいと思う。

とも:「大したことないよ」って、言っちゃいそう……。だけど確かに、子どもが欲しかったものの価値を、横から下げる発言になりかねないね。

たか:子どもが挫折したときに帰りたい実家ってさ、そうなったときに親が慌てて準備する場所じゃないよね。だからそのときには特別なことはしなくていいと思う。その手前までの親子関係の積み重ねが大事なのかなって想像してるよ。

親や身近な人の死についてどう伝える?



とも:「ママとパパが死ぬのが怖い。死なないで」って子どもに言われたらどうしよう? 死生観の話は難しいし、年齢にもよるけど返事の仕方は迷うなあ。

たか:子どもは親がいなくなることを想像するだけでも、とても大きな恐怖や不安を感じるものだよね。特に子どもが幼いうちは、親がいなくなることは自分の生存に直結するからね。
 だからこそ、言葉は慎重に選ぶ必要がある。ただ、その上で事実は事実として率直に伝えたいと思う。つまり、安心させる目的で「パパは死なないよ」みたいな、事実に反することは言わないようにしたいんだ。

 難しいかもしれないけれど、「事実を伝えること」と、「安心を与えること」を両立できるように気を付けて話したいと思う。

 たとえば僕なら「すぐに死ぬ予定はないし、あなたが大人になるまで生きるつもりでいるよ。だから安心して大丈夫だよ。人はいつか死んでしまうけれど、今は元気だし、一緒に楽しいことをいっぱいしていこうね。あなたはきっと素晴らしい人生を生きていけるよ」―そんなふうに話すかな。

とも:でもさ、なんでそこまでファクト(事実)にこだわってるの?

たか:子どもから「本当のことを言う人」だと思ってもらいたいんだ。それが信頼関係を生むと思うから。死の話のようにセンシティブな話題でも、気遣いをしながらも率直に真実を言う。自分は、それにこだわりたいと思っているよ。

<今福先生より>

子どもの「死」の理解は年齢とともに深まります。5歳頃までは死を一時的と捉え、それ以降は徐々に現実的な理解が進み、9歳頃から「死は誰にも起こる避けられないこと」と捉えられるようになります。


「視点チェンジ」で子育てはうまくいく

子育てに悩みはつきものですが、それ以上に喜びもあるものです。この連載があなたとお子さんの日々を少しだけの楽に、楽しくできたら幸いです。

▶書誌情報を見る


この記事をシェアする

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • LINEでシェアする

特集

ページトップへ戻る