特別な教具がなくても、家庭では、これまで紹介してきたように生活やお手伝いの中で、前段階となる土台を育むことができるでしょう。そこで、数を学ぶための思い通りによく動く手、わずかな違いにも気が付く感性や知性を育むことができます。
【モンテッソーリの数教育】
モンテッソーリの数教育では、まずは1から10までの数に留まり、その量と、数詞(数え方)と、数字(記号)を一致させるということをくりかえし行います。1から10までを充分に理解した後に、11以降の連続した数や足し算、引き算へと進んでいきます。
【数はあせらないでゆっくり進もう】
子どもに数を教える時に大事なのは、実際に手を使って数え、具体物を扱うということ。低学年頃までは、数の理解をするのに、感覚が大きな助けになります。プリントなど抽象化された計算は、あとでいくらでも経験できるため、早く解く、頭で解く、という訓練よりも、まずはゆっくりと手を使って物の数を数え、数に親しむという経験が大切です。それが、数へのセンスや興味を養っていきます。