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自由研究におすすめ!ブラックライトで何が光るか調べよう

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夏休みの自由研究、まだほとんどの人がやっていない、とびきり新しいテーマをお伝えしましょう。



みなさん、ブラックライトを知っていますか?
ブラックライトとは、人間の目では見ることができない「紫外線」を出すライトのことです。
このライトで部屋を照らしても、紫外線は目に見えないため明るくなることはありません。

しかし、ブラックライトを当てると、突然光り出すものがあります。

いつも着ているパジャマ、勉強に使うノート、ビタミンの入ったジュース。
実は身の回りには、ブラックライトで光るものがたくさんあるのです。


ホッチキスが光りました。プラスチックは光る事が多いです。


紫外線を当てると物が光る現象を「蛍光」といいます。
何が光って、何が光らないのか、調べてみませんか?

さらに面白いことに、光るのは人が作ったものだけではないということです。
昆虫やクモ、花などの生き物の中にも、ブラックライトを当てると光るものがいます。

これは私がアブラゼミにブラックライトを当てて撮影した写真です。
どうですか?見た目が全然変わって、とてもきれいですよね。




アブラゼミはブラックライトを当てると翅の翅脈が光ります。

私は、生き物に紫外線を当てて光る様子を撮影している写真家、眼遊といいます。


ブラックライトを当てると光る生き物はたくさんいます。


この研究は、誰でも始められて、しかもまだ知られていないことがたくさんあります。
ぜひ夏休みの自由研究で挑戦してみてください。
やり方をこれから説明します。

<準備するもの>

まずは道具です。

ブラックライト
ブラックライトにはいろいろな種類があり、選ぶのが難しいですが、観察に向いているのは次の条件です。

・「365nm」の波長であること(市販では365nmと395nmが多い)
・光の出口に黒いフィルターがついていること(見える光をカットしてくれる)

右のライトの様に、光の出口が真っ黒になっているタイプがオススメです。


この2つを満たしていれば、観察に適したライトであることが多いです。
価格は3000円程度で購入できます。

紫外線保護メガネ
ブラックライトの紫外線は目に良くありません。
直接見なくても、反射した紫外線が目に入ります。
必ず紫外線保護メガネを着用してください。
UVカット機能のあるメガネを使っている場合はそれでも大丈夫です。


紫外線保護メガネを着けましょう。


人に向けない
紫外線は目に悪いため、絶対に人に向けてはいけません。

これで準備は完了です。

<記録のしかた>

自由研究としてまとめるには、写真が便利です。
スマートフォンでも十分に撮影できます。
スケッチで記録するのも良い方法です。

<家の中で観察してみよう>

まずは家の中にあるものから観察してみましょう。

プラスチック製品や紙、衣服は光ることが多いです。
これは「蛍光剤」という成分が入っているためです。

例えば白いシャツ。
シャツは何度も着ていると、汚れでだんだん黄ばんできますが、中に入っている蛍光剤が紫外線で青く光ることで、黄色みを打ち消し、白く見えるようになっています。
洗濯用の洗剤にも蛍光剤が入っていることが多いです。


白いシャツは眩しいくらい強く光ります。


<植物を観察してみよう>

家の中のものを調べたら、次は外に出てみましょう。

まずおすすめなのは花です。
どんな花が、どんな色に光るのか調べてみてください。

例えばヒガンバナは、おしべも花びらも赤いですが、ブラックライトを当てると、おしべは白く、花びらは紫色に光ります。




ヒガンバナは場所によって異なる色で光ります。

葉もよく光ります。
緑の葉が赤く光る様子はとても不思議です。
これは葉の中の葉緑素が赤く光っているためです。




ウィルデノウズスパイクモスというシダの仲間。植物の葉は赤く光る事が多いです。

<昆虫を観察してみよう>

次は動物です。
中でも昆虫は観察しやすくおすすめです。
私の経験では、セミはとてもよく光ります。ぜひ試してみてください。


ニイニイゼミもミンミンゼミも良く光ります。


<海の生き物>

海の生き物にも、光るものはたくさんいます。

スーパーで買った魚でも観察できます。
例えばイトヨリダイはきれいに光ります。
カニなどの甲殻類もよく光るので、いろいろ試してみましょう。




イトヨリダイの黄色い線は強く光ります。


真っ赤なイセエビも青く光ります。


<大発見のチャンス>

実は、どんな生き物が光って、どんな生き物が光らないのかは、まだ十分に調べられていません。

つまり、あなたの観察が、世界初の新しい発見になる可能性があります。

この夏は、ブラックライトで「見えない世界」を探してみませんか?



【プロフィール】

眼遊(GANYU) 

生物写真家。一児の父。汽水域の生物をテーマに活動し、2018年からはUV撮影を活動の中心としている。主な撮影担当に『対馬魚類図鑑』『小学館NEO飼育と観察』など、その他、図鑑やTV番組への写真提供多数。日本自然科学写真協会(SSP)会員。本書が初写真集となる。

Xアカウント https://x.com/ganyujapan

 

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