2027年度入学向けのラン活がいよいよ本格化するゴールデンウィーク。子どもが6年間をともにする大切な相棒・ランドセルは、慎重に選びたいものですよね。とはいえ、近年のランドセルにはさまざまな機能やカラーがあり、何を基準に選ぶのか迷ってしまうことも。そこで今回は、伊勢丹新宿店のランドセルバイヤー・田村和寛さん(取材時)が2027年度入学向けの最新トレンドを徹底解説。親子で納得できる、最高のランドセル選びのヒントをご紹介します。
三越伊勢丹ランドセルバイヤーが解説!2027年度入学向けランドセルの最新トレンド
近年のランドセル選びでは、「背負い心地」「デザイン」「愛着」を軸に、親子で対話しながら決めるご家庭が増えています。
今の小学生は、歴史上もっとも荷物が重いといっても過言ではありません。かつてはB5サイズだったプリントがA4となってフラットファイルを使用するようになり、GIGAスクール構想でタブレット端末を持ち運びするようになりました。さらに、近年の猛暑で水筒のサイズも大きくなっています。こうした背景から、「少しでも荷物を軽くしてあげたい」「軽量なランドセルを選びたい」という保護者のニーズが年々高まっています。
そこでキーワードになるのが「背負い心地」です。ランドセルの軽量化はめざましく、ランドセルとリュックサックの機能を併せ持つランドセル型リュックのシェアも拡大しています。とはいえ、軽さだけを追求すると、耐久性が落ちたり、必要としている機能が搭載されていなかったりすることも。そこで、「本体が何グラムか」という数値だけでなく、実際に背負ったときにいかに軽く感じるかという観点が非常に重視されるようになったのです。
「背負い心地のよさ」を叶える3つのポイント
① 重心をからだに近づける「立ち上がり背カン」
「背カン」とは、ランドセル本体と肩ベルトをつないでいるパーツのこと。肩ベルトの付け根が立ち上がっている「立ち上がり背カン」という機能がついていると、背負ったときにランドセルが背中にピタッと寄り添い、重心がからだに近づきます。後ろに引っ張られにくくなるため、背負い心地がアップするのです。
「立ち上がり背カン」は、次の2つのタイプがあります。
● 独立タイプ:からだの動きに合わせて左右のベルトが別々に動き、ランドセルがからだに柔軟にフィットします。三越伊勢丹のオリジナルランドセルはこのタイプが主流です。
● 連動タイプ:左右のベルトが連動して動くので、常にランドセルが背中の中心にある安定感があります。
② 重さの分散を左右する「背裏と肩ベルトのクッション性」
背裏や肩ベルトのクッションも重要なポイント。背裏はもちろん、意外と背負い心地を左右するのが、肩ベルトのクッション性です。肩ベルトにほどよい厚みと反発力があると、荷物の重さが分散されて背負い心地がよくなります。売り場で肩ベルトにふれて、十分なやわらかさ、厚みがあるかを確かめましょう。また、肩ベルトに衝撃吸収材が入っているかをカタログでチェックするのもおすすめです。
③ 実際に背負って確かめる「フィット感」
身長や体格は一人ひとり違います。ランドセルを選ぶときは、子どもが実際に背負って、重さや背負い心地を体感することがとても大切です。売り場に、教科書の重量を想定したおもりが用意されていたら、おもりを入れたランドセルを子どもに背負ってもらい、歩いたり、動いたりして、フィット感を確認しましょう。2〜3種類のランドセルを背負って比較すると、「こっちがいい」「これはちょっと重い」などの反応があるはずです。
「どう? 重くない?」とつい聞いてしまいますが、会話で背負い心地を推し量るのが難しいときは、次の点をチェックしてみてください。
《ランドセルを背負ったらココをCHECK!》
① 肩と背中のラインにフィットしているか
② 肩ベルトの長さは適切に調節できるか
③ 子どもの体型に合っているか
肩幅が狭い場合は、胸元に「チェストベルト」が付いているモデルがおすすめです。また、写真のように下ベルトの位置を広げられる機能が搭載されていると、着る服や成長に合わせて身幅が調節でき、より高いフィット感を得られます。
背負い心地を左右するわけではありませんが、「耐久性」も大切なポイントです。将来的な型くずれや折れが気になる場合は、教科書の取り出し口に芯材が内蔵されているモデルを選ぶといいでしょう。
三越伊勢丹バイヤー厳選!2027年度入学向けの“推し”モデル
「軽さ、背負い心地、耐久性のバランスを重視して商品選びをしています」と田村さん。プロが選ぶ「“推し”モデル」を教えていただきました。
◆徹底的に黒にこだわった
『BLACKness』(重さ:約1,060g/税込86,900円)
三越伊勢丹オリジナルの黒色ランドセルで圧倒的ナンバーワンの人気を誇るモデルです。高級紳士靴等で用いる「コバ塗り」という技法で裁断面を黒く塗るなど、細部にわたり徹底的に黒にこだわったデザインが特徴。2027年度モデルから、かぶせの素材をハードな傷にも強い「クラリーノ®︎タフロック®︎NEO」にリニューアル。6年間かっこよくあり続けられるように進化しました。親も子どもも納得のランドセルです。
◆キラキラ好きが夢中になる
『<ロイスター>ジュエルランドセル エメラルド』(重さ:約1,260g/税込78,100円)
お客様の声から生まれた三越伊勢丹のオリジナルランドセルブランド「ロイスター」から、輝く宝石をモチーフにしたランドセルが新登場。パールのような光沢のあるクラリーノ素材を使用し、かぶせやサイドの大マチにはキラキラ光るラメ刺繍で宝石を、内側には宝石モチーフのイラストをあしらっています。なめらかでスタイリッシュなかぶせのフォルムも魅力。子どもが大好きなキラキラを詰め込んだランドセルです
◆軽やかな背負い心地をイメージさせる“蝶”をデザイン
『<ロイスター>ソアリングバタフライランドセル ネイビー×シェルピンク』(重さ:約1,180g/税込70,400円)
自然と肩にフィットする立ち上がり背カンと、低反発性ウレタンを使用したクッション性の高い肩ベルトを採用し、軽やかな背負い心地を実現。軽やかさをイメージして「蝶」をあしらいました。かぶせを近づけるとカチッと止まるマグネット式のミラクルタッチで開閉もラクラク。近年、女の子のあいだでも人気が高まっているネイビーに、ピンクをアクセントにした配色にも注目です。
◆ランドセルの丈夫さとリュックの軽さを兼ね備えたモデル
『<リコモン>リュッセル“RE-MIX”BY ISETAN ブラック×ネイビー』(重さ:約1,070g/税込70,400円)
かぶせには丈夫な人工皮革・タフガード®︎を、本体部分にはナイロン中空糸のメッシュ素材を使用し、軽さと丈夫さの両立を実現。両サイドにはそれぞれ1リットルの水筒が入る大きなポケットがあり、胸元には昨年は別売りだったチェストベルトを初期搭載して、フィット感を高めています。
◆「軽い」「光る」の2つを意味するネーミング
『<ふわりぃ>ライツ ピンクベージュ』(重さ:約980g/税込75,900円)
「1,000グラムより軽く」を目指して開発されたランドセルです。肩クッションには衝撃吸収素材「αGEL®︎」を搭載し、軽量かつフィット感もアップ。さらに、車のライトなどの光を反射させて光る反射材を使用し、どこから見ても光るデザインに。伊勢丹新宿店のランドセルコーナーには、反射材が光る様子を体感できる専用の双眼鏡を用意しているので、どれくらい光るかをぜひチェックしてみてください。
背負ってふれて、親子が納得するランドセルを選ぼう!
背負い心地は、カタログやウェブサイトだけでは、なかなか判断できないもの。ぜひ店頭で現物を見て、販売員と会話して、親子で納得するランドセル選びをしてほしいと思います。
近年のランドセルはバラエティに富んでいるため、「好きなものを選んで」と子どもに選択を委ねると、親の考えとはまったく異なるチョイスになったり、選べなくて子どもの機嫌が悪くなったりすることもあります。おすすめは、親がある程度まで選択肢を絞り、そのうえで子どもが決めること。ランドセルを見に行く前に、子どもとどの色にするか話したり、一緒にカタログを見たりして、イメージを膨らませておきましょう。
ランドセル選びに迷ったら、「ランドセルフェスティバル」に遊びにきてください。会場では、ボーネルンドによる水遊び体験や、防犯ブザーカバーをつくるワークショップなど、さまざまなイベントを企画しています。おじいさま、おばあさまも一緒に3世代でランドセルを選んで、思い出に残る一日を過ごしてください。
約900点のランドセルが勢ぞろい!
伊勢丹ランドセルフェスティバル2027
2026年5月2日(土)~5月6日(水・振休) [最終日午後6時終了]
※5月1日(金)はエムアイカード会員さま特別ご招待日
伊勢丹新宿店 本館6階 催物場
特設サイトはコチラ!
取材・文:三東社