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【関東の体験型施設15選】親子で遊びながら学べる!おすすめスポットを厳選


ものづくり体験をしたり、動物園や水族館で生き物や自然に触れたりと、体験を通じてさまざまな学びを得られる「体験型施設」。子どもが遊び感覚で学べると人気を集めていますが、いざ探そうとするとたくさんの施設があり、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、トレンド&おでかけ情報サイト「ウォーカープラス」の有賀俊澄編集長に、東京都内・および近郊にあるおすすめの体験施設をピックアップしてもらいました。親子でわくわく体験を共有できるのはもちろん、子どもの自由研究に役立つ施設も多数あるので、ぜひ参考にしてくださいね。

一日中遊べる関東近郊の公園はコチラ

親子で遊びながら学べる!関西の体験型施設はコチラ

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もくじ

ものづくり体験・見学施設


自然や動物に触れる・屋外で楽しめる施設

テーマパーク型体験施設

グルメ系施設

学べる系体験施設

親子でわくわく体験を共有して、思い出作りを楽しみましょう

 


ものづくり体験・見学施設

子どもが手と頭を動かしながら楽しめる「ものづくり体験」。ものづくり体験のワークショップが充実している施設や、実際に展示物に触れることができる施設がそろっています。

おもちゃがテーマの体験型ミュージアム「東京おもちゃ美術館」(東京都新宿区)

おもちゃを手に取り、触れて、遊べる体験型のミュージアム。展示されているほとんどのおもちゃを実際に手に取って遊ぶことができるほか、「毎日の手作り工作」など、身近な素材でおもちゃを作るイベントを多数開催しています。


画像提供:東京おもちゃ美術館


有賀編集長:
館内は9つのエリアに分かれ、それぞれのテーマに沿ったおもちゃを見たり、遊んだりすることができます。遊びのスペシャリストの投票で決まるおもちゃの賞制度、グッド・トイを受賞したおもちゃが並ぶ「グッド・トイてんじしつ」や、0~2歳の小さな子どもが国産の木のおもちゃで遊べる「赤ちゃん木育ひろば」、靴を脱いでのびのびと過ごせる「おもちゃのもり」などさまざまなテーマの部屋があり、小さい子どもを連れていても安心です。

施設情報
住所:東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内/時間:10:00~16:00 (最終入館15:30)/定休日:木曜(木曜が祝日の場合開館、翌日振替休館あり)、年末年始、2月・9月に特別休館日あり/予約:要予約 
公式サイト:https://art-play.or.jp/ttm/



格納庫で整備中の飛行機に大接近!「ANA Blue Hangar Tour (機体工場見学)」(東京都大田区)             

羽田空港の飛行機格納庫で、大・中型飛行機の整備風景を見学したり、展示ホールで工具に触れたりできる施設です。整備士が実際に整備している様子を見学できるだけでなく、写真撮影も可能。さらに、2022年4月より登場した新エリア「体験型展示施設」は、“e.TEAM ANAを知る・体験する”をテーマに、B787の実物大の垂直尾翼や整備工具・部品に触れられると人気です。グッズショップでは、「ANA Blue Hangar Tour」でしか入手できないオリジナルグッズも販売しています。


画像提供:全日本空輸株式会社


有賀編集長:
格納庫で見学できる飛行機の機種は日によって変わるので、どの機種を見られるか、当日までワクワクできるのも魅力。工場見学では、本物の飛行機のスケール感や音、匂い、振動などリアルな雰囲気を体感でき、子どもはもちろん、大人も楽しめる施設になっています。普段は決して入れない場所で、飛行機を間近に見るという貴重な体験は、きっとすてきな思い出になるはずです。

施設情報
住所:東京都大田区羽田空港3-5-4/定休日:土・日・祝、年末年始/時間:①9:30〜11:00、②11:00〜12:30、③13:30〜15:00、④15:00〜16:30/予約:要予約※インターネット予約のみ。見学希望日1か月前の同一日9:30から2営業日前まで
公式サイト:https://www.anahd.co.jp/group/tour/ana-blue-hangar/



参加型展示で最先端の科学を体験できる「科学技術館」(東京都千代田区)          

現代から近未来の科学技術を、学んだり体験したりできる施設。進歩し続ける身近な科学と産業技術を、さまざまな展示やワークショップによって紹介しています。見て・触って・からだ全体を使って体感する体験型の展示も人気です。自動車の仕組みなどが学べる「ワクエコ・モーターランド」や、ものづくりの素晴らしさを体験できる「ものづくりの部屋」など、どのコーナーも見どころが満載。


画像提供:科学技術館


有賀編集長:
運転の楽しさに加え、自動車の仕組みも学べる「ワクエコ・モーターランド」では、ドライビングシミュレーターや製作過程のわかる映像展示が楽しめます。そのほか、情報世界を身近に感じられる「ニュー・エレクトロホール<サイバー・リンク>」や、薬についてのさまざまな知識を学べる「くすりの部屋―クスリウム」といったユニークな展示コーナーも。さらに、4階にある“シンラドーム”では、直径10メートルの全天周ドームでの科学番組などのプログラムも楽しめますよ。技術の進歩に合わせて施設や展示が更新されていくので、訪れるたびに科学技術の進歩を感じられます。

施設情報
住所:東京都千代田区北の丸公園2-1/時間:10:00~16:50(最終入館16:00)/定休日:公式サイトを確認/予約:公式サイトを要確認
公式サイト:https://www.jsf.or.jp/



自然や動物に触れる・屋外で楽しめる施設

ゲームやネットが発達し、屋内で遊ぶ機会が増えた現代。そんななかでも、できるだけ自然がある場所で遊ばせたいと思っている人におすすめなのが、「屋外で楽しめる施設」。生き物との触れ合いはもちろん、個性豊かなアトラクションが楽しめる施設も多数あります。

日本の動物を多数飼育している「井の頭自然文化園」(東京都武蔵野市)

動物園(本園)と水生物園(分園)に分かれ、合わせて170種を超える動物たちに出会えます。動物園では、ニホンリスを間近で観察できる施設「リスの小径」が人気。ツシマヤマネコやフェネック、カピバラなどの動物たちも飼育されています。一方、井の頭池に囲まれた水生物園では、水鳥が飼育されているほか、水生物館では希少な淡水魚やオオサンショウウオなどの日本の両生類、水生昆虫などの展示も。武蔵野の面影を残す雑木林を背景に、山野草園やシャクナゲ園、ツバキ園などを散策しながら自然を満喫することもできます。


画像提供:東京動物園協会


有賀編集長:
動物園と水生物園、それぞれに見どころが満載なので1日中楽しめます。多くの動物が飼育されているほか、メリーゴーラウンドやティーカップなどが設置された遊園地があるのも特徴です。子どもも飽きることなく、たっぷり楽しめるのではないでしょうか。

施設情報
住所:東京都武蔵野市御殿山1-17-6/時間:9:30~17:00(最終入園16:00)/定休日:月曜(祝日・都民の日に当たる場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月1日)/予約:不要
公式サイト:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/



100羽以上のペンギンが見られる「東京都葛西臨海水族園」(東京都江戸川区)

東京都葛西臨海水族園」には、東京の海から世界の海まで、さまざまな環境を再現した水槽に600種以上の生き物が展示されています。クロマグロや、100羽以上のペンギンを展示する国内最大級の屋外展示場が人気。本館とは別に、淡水魚が見られる淡水生物館も営業しています。


画像提供:公益財団法人 東京動物園協会


有賀編集長:
大きなガラスドームがランドマークの、葛西臨海公園内にある大型水族館です。さまざまな生物たちのなかでも、2200トンの水量を誇るドーナツ型の大水槽で群泳するクロマグロは必見!また、フンボルトペンギン、ミナミイワトビペンギン、フェアリーペンギン、オウサマペンギンが飼育されている、国内最大級の屋外展示場「ペンギンの生態」も人気で、ペンギンの動きを、陸上と水中どちらからも観察できます。屋外には、田んぼや池沼、ため池、渓流といった、かつての東京周辺の水辺環境を再現。そこに生きる水辺の生物や水草なども観察できます。

施設情報
住所:東京都江戸川区臨海町6-2-3/時間:9:30~17:00※入園およびチケットの販売は閉園1時間前まで/定休日:水曜(祝日の場合翌日)、12月29日~1月1日 ※一部の水曜は開園の場合あり/予約:不要
公式サイト:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/



水族館の常識を覆すエンタメ施設「マクセル アクアパーク品川」(東京都港区)

最先端テクノロジーによる演出を駆使した、水族館を超えた新しい都市型エンターテインメント施設。ドルフィンパフォーマンスを実施している「ザ スタジアム」や、ゆらゆらと漂うクラゲに鮮やかな光と音の演出を加えた「ジェリーフィッシュランブル」などが人気です。海の生き物たちが作り出す、幻想的な世界を体験してみましょう!


画像提供:マクセル アクアパーク品川


有賀編集長:
メインコンテンツの「ドルフィンパフォーマンス」では、昼と夜で趣の異なるパフォーマンスが繰り広げられます。昼はその場でできる簡単なダンスや振り付けを取り入れ、会場一体となって盛り上がることができるプログラム。夜は光の演出による幻想的な空間の中でゆったりと鑑賞することができ、大人にもおすすめです。そのほか、メリーゴーラウンドのドルフィンパーティー、振り子型船のポート・オブ・パイレーツといったアトラクションも楽しめます。

施設情報
住所:東京都港区高輪4-10-30(品川プリンスホテル内)/時間:公式サイト参照/定休日:なし/予約:日時指定入場券またはWEB入場整理券が必要な日程があります。詳しくは公式サイト参照
公式サイト:http://www.aqua-park.jp/aqua/index.html



テーマパーク型体験施設

まさに“遊び感覚”で学びを得られるのが「テーマパーク型体験施設」です。自分の好きなものをとことん追求したり、「どうして?」と思わず気になってしまう不思議体験ができたりと、能動的に楽しむコンテンツが多数用意されています。

日本初のアニメ総合博物館「東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム」(東京都杉並区)

アニメについて学び、体験・理解しながら楽しめる、日本初のアニメ博物館。アニメができるまでの制作過程を学び・体験できる参加型展示を常設しているほか、人気のアニメ作品やクリエイターに焦点を当てた企画展も開催しています。さらに館内には、選りすぐりのアニメ作品を鑑賞できるアニメシアターや、書籍、DVD、クリエイターのインタビュー映像が閲覧できるアニメライブラリー(持ち出しなどは不可)、アニメ制作の基本である“写し描き”や“コマ撮り”の体験などアニメ制作体験コーナーもあります。


画像提供:東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム


有賀編集長:
日本のアニメの歴史や制作工程など、アニメについて総合的に紹介しています。色塗りや編集といったアニメのデジタル制作が体験できたり、アフレコの体験ができたりと、アニメ好きのお子さんにはたまらない、充実した内容となっています。

施設情報
住所:東京都杉並区上荻3-29-5 杉並会館3階/時間:10:00~18:00(最終入館17:30)/定休日:月曜(祝日の場合翌日)、臨時休館あり/予約:不要※団体のみ要予約(詳細は公式サイト参照)
公式サイト:https://sam.or.jp/



目の錯覚を楽しもう!「トリックアート美術館」(東京都八王子市)

1996年4月にオープンした、錯覚とアートを同時に楽しむことができる体験型アートミュージアム。高尾山の麓にある自然に囲まれた美術館には、あたかも本物が存在するかのように見えるトリックアートがいっぱいです!絵の中に飛び込んで、おもしろい写真を撮影してみましょう。


画像提供:トリックアート美術館


有賀編集長:
写真を撮ったり、絵に触ったりと、普通の美術館とはひと味違う鑑賞を楽しむことができます。目の錯覚が起こす現実とのギャップや、迫力ある絵の数々など、作品を通して“だまされる快感”に浸ってみてください。オープンテラスのカフェやミュージアムショップなどもあるので、鑑賞後に立ち寄るのもおすすめです。

施設情報
住所:東京都八王子市高尾町1786/時間:10:00~18:00(最終入館17:30) ※コロナウィルス感染防止対策のためにより当面の間、1時間短縮して営業/定休日:木曜/予約:不要
公式サイト:http://www.trickart.jp/



ものづくりの楽しさが味わえる「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」(東京都港区)

想像する力や物を作り出す楽しみが体験できる、子ども向けの屋内体験型施設。レゴ(R)ブロックをモチーフにした体験型アトラクションで、遊びながら楽しく学び、子どもたちの創造力を刺激します。さらに、レゴ教室や、小さな子どもでも安全に遊べるデュプロ(R)のプレイグラウンドなど、楽しいものづくり体験も。


画像提供:レゴランド・ディスカバリー・センター東京


有賀編集長:
300万個を超えるレゴ(R)ブロックに囲まれた、同商品の世界観に浸れる屋内遊び場。工場見学をはじめ、スペシャルな作品が作れるレゴ教室や、東京の街を再現した巨大ジオラマなど、レゴ(R)ブロックの楽しさを知る、見る、感じることができるアトラクションに注目です。

施設情報
住所:東京都港区台場1-6-1 デックス東京ビーチアイランドモール3階/時間:10:00~18:00。ショップ 11:00~18:00。カフェ 11:00〜17:00※季節などによって変動あり/定休日:不定休(デックス東京ビーチ休館日に準ずる。夏休み期間中は休日なし)/予約:不要
公式サイト:https://www.legolanddiscoverycenter.com/tokyo/



グルメ系施設

食べることが大好き!というお子さんにおすすめなのが「グルメ系の体験型施設」。ただ見学するだけでなく、その施設ならではのフードメニューが味わえたり、手作り体験ができる…というところが最大の注目ポイントです。

頭と体をフル回転!「カップヌードルミュージアム 横浜」(神奈川県横浜市)

世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明した日清食品創業者・安藤百福の「クリエイティブシンキング=創造的思考」を学べる体験型食育ミュージアム。インスタントラーメンをテーマにした展示やアトラクション、手作り工房などが盛りだくさんのスポットとして、2011年にオープンしました。


画像提供:カップヌードルミュージアム 横浜


有賀編集長:
インスタントラーメンにまつわる展示や体験を通じて、発明・発見の大切さを楽しみながら学べます。チキンラーメンを手作りできる「チキンラーメンファクトリー」をはじめ、世界各国のさまざまな“麺料理”を味わえる「NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-」、世界で一つだけのオリジナル「カップヌードル」を作れる「マイカップヌードルファクトリー」など、子どもも大人も楽しめる体験が満載です!

施設情報
住所:神奈川県横浜市中区新港2-3-4/時間:10:00~18:00(最終入館17:00)/定休日:火曜(祝日の場合翌日)、年末年始/予約:不要※21人以上の団体は要予約 ※一部体験は要予約
公式サイト:https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/yokohama/



ガリガリ君の秘密に迫る!「赤城乳業 本庄千本さくら『5S』工場」(埼玉県本庄市)

「ガリガリ君」をはじめとするアイスの製造工程を、ガラス越しに見学できる施設。同工場は、日本のアイスクリーム年間生産量の約10%に及ぶ最大約8万キロリットルの生産能力を持ちます。“見せる・観せる・魅せる”をコンセプトに、包み隠さず見学してもらうことをモットーとし、製造工程のあらゆる部分まで見学できるのが魅力です。


画像提供:赤城乳業


有賀編集長:
ここでしか買えないグッズを販売しているのも、ガリガリ君好きにはたまらないポイントといえるでしょう。アイスの試食や、オリジナルグッズのプレゼントといった見学特典があるのもうれしいポイントです。

施設情報
住所:埼玉県本庄市児玉町児玉850-10/時間:10:00~、14:30~(月~金の1日2回※状況によって変更する場合あり。最新の情報は公式サイトで要確認/定休日:土・日、工場休業日/見学は要予約、人数は1人からでも参加可能※詳細は公式サイトで要確認
公式サイト:https://www.akagi.com/safety/factory/



おかしの製造工程が学べる「ロッテ 浦和工場『おかしの学校』」(埼玉県さいたま市)

ロッテ 浦和工場の見学施設が2022年5月にリニューアルし、食の楽しさ、作る楽しさを発信する学びの場「ロッテ おかしの学校」として開校。単なる見学のみで終わらない、“学び”をコンセプトにした体験ができる人気施設です。


画像提供:ロッテ 浦和工場


有賀編集長:
ガーナチョコレートやパイの実、コアラのマーチといったチョコレート菓子や、アイスクリームを製造している工場です。工場見学には「ガーナチョコレート」と「パイの実」のコースがあり、どちらのコースを見学できるかは当日のお楽しみ!工場内の製造設備を間近で見られるだけでなく、映像&デジタル技術を活用した空間全体を通じて、おかし作りの楽しさや製造の工夫を学ぶことができます。

施設情報
住所:埼玉県さいたま市南区沼影3-1-1/時間:日によって変わるため公式サイトで要確認/定休日:土・日・祝日、お盆休み、年末年始、工場メンテナンス日/予約:要予約※一般の見学者は公式サイトより受付。学校団体での見学のみ電話での受付
公式サイト:https://www.lotte.co.jp/kengaku/



学べる系体験施設

自由研究など長期休みの宿題にも役立つ「学べる系体験施設」。展示物を見聞きすることで“見識を広める”だけでなく、「そこで得た知見をどのように活かすか?」についても考えさせられるきっかけがあふれています。

科学を通じたワクワク体験がいっぱい!「日本科学未来館」(東京都江東区)

最新テクノロジーから地球環境、宇宙の探求、生命の不思議まで、先端の科学技術を体験しながら、ワクワクする未来を思い描くことができる国立の科学館。直接触れたり体験できる常設展や、話題の特別展、トークセッション、ワークショップなど、さまざまな方法で科学の魅力を体感することができます。
常設展示ゾーンの廊下を隔てて研究エリアも併設されており、AIやロボット、ライフサイエンスなどさまざまな大学の研究プロジェクトが入居しています。ガラス張りの研究室は活動の様子が見えるようになっており、来館者はラボツアーや実証実験に参加したりと、研究者と直接コミュニケーションが図れる機会も設けられています。 


画像提供:日本科学未来館


有賀編集長:
3D映像による立体視プラネタリウム作品が鑑賞できる、全天周の「ドームシアターガイア」も見どころの一つです。「日本科学未来館」といえば、天井から吊り下げられた直径約6メートルの地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」をイメージする人も多いかもしれません。こちらは2022年4月、11年ぶりにリニューアルされ、よりリアルでみずみずしい地球の姿を楽しめるようになりました。過去90日間の地球上の「雲の画像」が映し出され、刻々と変化していく地球の様子を見ることができます。また、3D映像による立体視プラネタリウム作品が鑑賞できる、全天周の「ドームシアターガイア」も見どころの一つです。

施設情報
住所:東京都江東区青海2-3-6/時間:10:00〜17:00(入館券の購入および受付は16:30まで)/定休日:火曜(ただし、祝日や春夏冬休み期間などは開館の場合あり)、年末年始(12/28~1/1)/予約:オンライン事前予約推奨。ドームシアターは予約制。詳細は公式サイトを要確認
公式サイト:https://www.miraikan.jst.go.jp/



印刷文化の奥深さに触れられる「印刷博物館」(東京都文京区)

印刷の歴史や文化について学べる博物館。地下展示室では、日本を中心に印刷の歴史を時系列で追える常設展や、コミュニケーションメディアとしての“印刷”に焦点を当てた企画展を、1階のP&Pギャラリーでは、現代のブックデザインやグラフィックデザインなどをテーマにした企画展を開催しています。「百万塔陀羅尼」、駿河版銅活字(重要文化財)、『解体新書』、〈グーテンベルク 42行聖書 原葉〉など、歴史的に重要な印刷資料の展示も必見です。


画像提供:印刷博物館


有賀編集長:
展示室内にある「印刷工房」では、活版印刷の保存と伝承、研究活動を行っており、「工房見学ツアー」や「活版印刷体験(いずれも要予約)」など貴重な体験イベントにも参加できます。特に「活版印刷体験」は、グリーティングカードやしおりなど印刷を通したものづくり体験が楽しめるので、ぜひ予約してみてください。施設内では、さまざまなオリジナルグッズを販売しているミュージアムショップや、VRシアター(土曜・日曜・土日に続く祝日)、ライブラリーなどもあります。

施設情報
住所:東京都文京区水道1-3-3 トッパン小石川本社ビル/時間:10:00~18:00(最終入館17:30)/定休日:月曜(祝日の場合翌日)予約:公式サイトを要確認
公式サイト:https://www.printing-museum.org/



下水道管の役割を学ぶ!「東京都虹の下水道館」(東京都江東区)

下水道の役割や水環境の大切さについて、楽しみながら学べる「東京都虹の下水道館」。普段入ることができない、下水道管やポンプ所、水再生センターを再現した、東京都下水道局の広報施設です。“見える下水道”が展示された館内の「レインボータウン」で、日常生活における下水道の役割や大切さを学ぶことができます。


画像提供:東京都虹の下水道館


有賀編集長:
土日・祝日は、小中学生を対象に下水道局職員の仕事が体験できる「お仕事体験」や、実際に水がきれいになる過程を見学できる「有明水再生センターガイドツアー」を実施しています。また、都内には本物の下水道管を見て、触れて、学ぶことができる「蔵前水の館」という施設もあり、おすすめです。施設見学では、東京の下水道の歴史や下水道管を造る技術を聞きながら、地下約30メートルに下りて、内径6.25メートルの下水道管(浅草橋幹線)を間近で見ることができます。

施設情報
【東京都虹の下水道館】住所:東京都江東区有明2-3-5 有明水再生センター5階/時間:9:30~16:30(最終入館16:00)/定休日:月曜(祝日の場合翌日、夏休み期間中は無休)、年末年始/予約:不要※団体見学は要予約
公式サイト:https://www.nijinogesuidoukan.jp/

【蔵前水の館】住所:東京都台東区蔵前2-1-8(北部下水道事務所敷地内)/時間:9:00~16:30/定休日:土・日・祝、年末年始/予約:要予約※電話予約:1週間前までに申し込み
公式サイト:https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/business/b4/guide/s-kuramae/

親子でわくわく体験を共有して、思い出作りを楽しみましょう

有賀編集長おすすめの「体験型施設」を15施設紹介してきました。動物やアニメ、食べ物など、身近なものをテーマにしている施設が多く、子どもたちも抵抗感なく知識を身に付けたり、想像力を伸ばすことができます。また、普段は入れない施設や工場見学、職業体験といった特別な体験は、子どもにとって忘れられない思い出になるでしょう。ぜひ、お子さんとさまざまな体験を楽しんでくださいね。

【監修者プロフィール】

有賀俊澄さん



「おもしろくてわかりやすいトレンド情報」と「全国おでかけ情報」の二本柱で、ユーザーの“知りたい!行きたい!”をかなえるニュースメディア「ウォーカープラス」の編集長。「men’s egg」「週刊サッカーダイジェスト」「ORICON NEWS」など、さまざまな媒体の編集を経て、2022年より「ウォーカープラス」編集長に就任。
ホームページ:https://www.walkerplus.com/


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