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カワスイと「角川の集める図鑑GET!」がコラボ。恐竜・古代生物展が開催中!


巨大図鑑の中にいるような気分で、恐竜・古代生物を学べる!

カワスイ 川崎水族館では7月15日(金)~9月25日(日)にかけて、特別企画展「恐竜・古代生物展~図鑑から飛び出した生きものたち~」を開催している。

これは、株式会社KADOKAWAの学習図鑑シリーズ「角川の集める図鑑GET!」とのコラボレーション第2弾。前回は「世界の危険生物」を取り上げたが、今回の主役は「恐竜・古代生物」だ。「角川の集める図鑑GET! 恐竜」や特別展示のために描き下ろしたリアルテイストのイラスト、カワスイクルーのオリジナル解説付きパネルを楽しめる。

今回のコラボレーションの目玉は、恐竜のいた時代から生きている古代生物8種約22点の展示。図鑑から飛び出したカブトガニやヌタウナギなどが、水槽越しに見られる。これらの展示を通じて、生きものたちの生態や進化について興味を持ってもらうためのきっかけをつくりたいとの思いから、第2弾コラボが実現した。

「恐竜・古代生物展」が行われているのは、10Fのカワスイホール。特別企画展の会場の前には、“ウエルカム水槽”が置いてあり、中をのぞくとピンクの光に照らされたアカメカブトトカゲを発見。これは古代生物ではないが、見た目が恐竜に似ていることから展示している。目のまわりに鮮やかな朱色が入っているのが特徴で、背中部分がゴツゴツ・ギザギザしており、小さいながらも恐竜をイメージできる。


会場入口前で出迎えてくれる、恐竜似のフォルムがカッコいいアカメカブトトカゲ


入口を入ると、水槽と一体化した解説付きパネルが広がり、巨大図鑑の中に飛び込んだような迫力を味わうことができる。水槽展示では、生きものたちが動き回り、まるで図鑑からイラストが飛び出したよう。パネル展示は歴史をたどる年表仕立ての構成になっており、約5億4100万年前のカンブリア紀に始まり、恐竜が繁栄した時代として有名なジュラ紀などを経て、恐竜の絶滅期まで続く。


会場内の解説付きパネル。ダーウィン博士など、「角川の集める図鑑GET!」に登場するキャラクターたちがわかりやすく解説


カンブリア紀などのゾーンで登場するのは、ヌタウナギとアメリカカブトガニ。今から約4億4380万年前の古生代シルル紀に誕生したとされるヌタウナギは、太平洋北西部や日本に生息するアゴのない原始的な魚類だ。光が届かない深海で暮らしているため目がほとんど見えず、においでエサを探す。敵に襲われると体の表面から大量のヌタ(粘液)を吹き出して身を守るのも特徴で、襲ってきたサメはエラにヌタが絡まり死んでしまうことも…。ヌタを噴出する様子は、パネルに設置されたモニター映像で見ることができる。


ヌタウナギ展示の横で、ヌタ(粘液)が吹き出す映像を見られる。強力な粘着力で大量に手に付くと指が開かなくなる


アメリカカブトガニは、「カニ」と名前には入っているが、実はクモに最も近い仲間ともいわれている。「生きた化石」と呼ばれるカブトガニの仲間は、古生代カンブリア紀に祖先が誕生し、中生代の三畳紀(約2億5190万年前~)からは、現在の姿とほとんど変わらず生き続けている。その貴重な姿をじっくり見ておこう。また、生きたアメリカカブトガニの隣には実物の標本も置いてあり、直接手で触れられるのもポイントだ。


ほとんど動かないが存在感のあるアメリカカブトガニ。血液の色は赤ではなく青い


カブトガニの標本。アクリルケースの穴へ手を入れて、どれぐらい硬いか確かめよう


続くデボン紀ゾーンでは、アフリカ大陸の川や湖に生息するハイギョの仲間、プロトプテルス・エチオピクスを展示。約4億1920万年前の古生代デボン紀が発生の起源とされるこの生き物は、小さな沼や湿地で、小魚や貝などを食べて暮らしている。肺を使って、空気から酸素を取り入れることができ、水に含まれる酸素が少なくても生きていくことが可能。ゆらゆらと泳ぐ姿からは想像できないが、乾季に水が干上がっても泥に潜って雨季を待ち、生き延びることもできる。この習性を冬眠の対語の「夏眠(かみん)」と呼ぶ。


長い4つのヒレを持つプロトプテルス・エチオピクス。魚類のヒレが徐々に脚へと進化し、両生類が誕生する


次に恐竜が初めて地球上に誕生した三畳紀ゾーンを経て、恐竜が種類を増やして巨大化していったジュラ紀(約2億130万年前~)ゾーンへ。ここではその時代から生き続けているトビエイの仲間、ポルカドットスティングレイとコチョウザメを観察できる。ポルカドットスティングレイは、普段は川の底で砂に紛れて生活し、エサを捕獲する時だけ姿を現す。また、尾ビレの先端には毒針を備えた危険生物でもある。ただ、「ポルカドット(水玉模様)」の名前の通り、黒地に白の水玉が入っており、見た目はかわいらしい。


約60㎝の大きさのポルカドットスティングレイ。名前の「スティングレイ」はエイを表す


チョウザメの一種のコチョウザメは、意外なことにサメの仲間ではない。体形がサメに似ていることとウロコの形が蝶(チョウ)に似ていることから、その名が付いた。24種類もいるチョウザメのなかで、コチョウザメは一番小さな種類であり、成長しても125㎝ほどの大きさだ。水槽の中を動き回るコチョウザメは、もっとも小さく怖さを感じないだろう。


水槽内をスイスイ気持ちよさそうに泳ぐコチョウザメ。小さな3匹を見ることができる


ジュラ紀ゾーンのパネルでは首長竜のクリプトクリドゥスの図鑑パネルも展示。リアルなイラストは迫力満点!


そのあとも白亜紀前後期の各ゾーン、恐竜の絶滅ゾーンがあり、ほかの古代生物たちに出合える。アロワナの仲間、スポッテッドバラムンディなど、他の水族館ではなかなか見ることができない生物もいるので、チェックしよう。


アロワナの仲間、スポッテッドバラムンディ。見た目が恐竜っぽい魚類、ポリプテルス・エンドリケリーと同じ水槽にいる


さらに、特別企画展に合わせて考案された古代のメニュー(!?)や、今回のキービジュアルになっている恐竜・スピノサウルスの歯や本物のアンモナイトが手に入る体験プログラム(有料)、古代生物にまつわるナゾを解くとオリジナルグッズがもらえる「ナゾトキシート&古代魚MAP」(無料配布)など、期間中は楽しいイベントも盛りだくさん。詳しくはこちらをチェック!

夏休みの自由研究にも最適なカワスイの「恐竜・古代生物展」で、ぜひワクワクするひと時を!


写真右のザクザク恐竜ソフト550円(税込)など、恐竜・古代生物をモチーフにした“古代メニュー”が登場



■カワスイ 川崎水族館
住所:神奈川県川崎市川崎区日進町1-11 川崎ルフロン9・10F
電話:044-222-3207
時間:10:00~20:00(最終入館19:00)
休み:なし
料金:大人2,000円、高校生1,500円、小・中学生1,200円、幼児(4歳以上)600円、3歳以下無料
駐車場:300台(30分/300円)※川崎ルフロン共用
交通:JR川崎駅東口より徒歩1分、京急線京急川崎駅中央口より徒歩5分
公式サイト:https://kawa-sui.com/

■「恐竜・古代生物展~図鑑から飛び出した生きものたち~」概要
開催期間:2022年7月15日(金)~2022年9月25日(日)
会場:カワスイ 川崎水族館 10F カワスイホール
時間:10:00-20:00(最終入館 19:00)
詳細URL:https://kawa-sui.com/news/169
※イベント内容は今後変更になる可能性があります。

撮影・取材・文=小林智明

 


監修:小林 快次 監修:千葉 謙太郎 カバーイラスト:服部 雅人

定価
2,200円(本体2,000円+税)
発売日
サイズ
A4変形判
ISBN
9784041090572

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