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子どもと一緒に読みたい! 動物園をテーマにした本

動物園に子どもと一緒にお出かけすると、大好きな動物をじっくりと観察する子、初めて見る動物にびっくりする子など、いつもとは違う子どもの姿を見ることができますよね。夏休みのお出かけで動物園に行く前日や行った日の夜はもちろん、普段の読み聞かせでも、動物園の絵本は子どもウケ抜群! ヨメルバ編集部がおすすめする動物園がテーマの絵本を紹介します。

どうぶつえんの おいしゃさん



  4歳~ 
「どうぶつえんの おいしゃさん」
作/降矢 洋子 監修/増井 光子
福音館書店 990円

動物園のお医者さんの仕事は、毎朝の見まわりからはじまる。その後は、病気の動物の餌をやったり餌に薬を飲ませたりする。大けがをしたライオンの傷をぬったり、シマウマのつめを切ったり、キツネに目薬をつけたり、ワニの歯茎を治療したりと、動物園のお医者さんは、眼医者にも歯医者にもなる。獣医のお仕事を見てみよう。

小鳥のような小さな生き物から象のような大きな動物まで、動物園にいるさまざまな動物たちを治療する獣医にクローズアップした絵本。
普段はなかなか見ることのできない動物園の裏側を見ることができて、大人も楽しむことができます。次に動物園に行く時の楽しみがひとつできるかも♪

ポジティブどうぶつえん



 3歳~  
「ポジティブどうぶつえん」
作/ぺこぱ 絵/ア・メリカ 編集/倉本 美津留
岩崎書店 1,650円

バナナのかわですべるサル、もちつきしているウサギ、きんトレするライオン、オンチなゴリラ……。おかしなことをする動物ばっかり。でも大丈夫! ここはみんなが元気になって、誰も傷つけない動物園なのです♪

笑いのプロであるお笑い芸人が絵本の作者となるお笑い絵本シリーズの5作目の作者は、子どもからの人気も高いぺこぱ。
「ころんだってまたおきあがればいい。バナナのかわがすべることをおもいださせてくれたありがとう!」などと、つっこみ担当松陰寺のポジティブな口調で展開されています。

おやすみゴリラくん



   3歳~   
「おやすみゴリラくん」
作・絵/ペギー・ラスマン 訳/いとうひろし
徳間書店 1,320円

夜の動物園で管理人のおじさんが、動物のオリを見まわります。「おやすみ、ゴリラくん」「たのしいゆめみなね、キリンさん」……。ところが、いたずらもののゴリラくんがカギ束をこっそりぬきとり、動物たちのオリを開けてまわったから、さあ大変!

動物園にいる動物たちがオリから抜け出してしまい、向かった先はなんと管理人のおじさんの家。
読者の私たちは見ていてドキドキハラハラするのですが、当のおじさんは全然気がついていないというところが、この絵本のおもしろいところ。

かばくん



  3歳~   
「かばくん」
作/岸田 衿子 絵/中谷 千代子
福音館書店 1,100円

動物園に朝が来ました。かばの親子のところに、かめくんを連れた男の子がやってきます。「おきてくれかばくん」。水からあがったかばくんが姿を現すと、動物園に来ていた子どもたちはびっくり。やがてご飯の時間、かばくんはキャベツをまるごと一口でぱくり。食べた後はごろんところがっておやすみなさい……。

ねぼすけのかばくん、水の中をゆっくり泳ぐかばくんなど、さまざまなかばくんの様子を見ることができるこの絵本は、50年以上前に発売されたもの。
動物園に住むかばくんの視点で描かれているので、動物園にいるかばがどんな気持ちでいるのかが手に取るようにわかり、親子で楽しむことができます。

よるのどうぶつえん



 4歳~  
「よるのどうぶつえん」
作/おかだこう 絵/岡田千晶
フレーベル館 1,496円

おかあさんと一緒にはじめてちょっと遠くまで出かけたこねずみ。嬉しくてかけまわるうちに、いつの間にかおかあさんとはぐれてしまってひとりに……。においを頼りに柵の向こうへかけだしていくと、そこにいたのはおかあさんカンガルー。さらにカピバラや大きなくまも。たどり着いたのは、なんと夜の動物園でした。

初めての遠出でおかあさんとはぐれてしまったこねずみが、夜の動物園で大冒険! 大きなあくびをするライオンに驚き、ぎょろりとにらむトラに震え、静まり返った動物園で次々と動物に話しかけます。
夜の空気まで感じることのできるおかだこうさんと岡田千晶さんの夫婦共同作品。


今回は動物園をテーマにした絵本を紹介しました。
次回は、「どんぐり」をテーマにした絵本を紹介予定です。(9月公開予定)
お楽しみに。
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