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子どもと一緒に読みたい! 春をテーマにした絵本

子どもと一緒に絵本を通じて、変わりゆく季節の美しさを感じてみませんか? まぶしいほどの新緑や色鮮やかな花々、新しい環境など、今の時季だからこそ感じてほしいさまざまな描写がたくさん! ヨメルバ編集部が厳選した6冊の絵本をご紹介します。

パッピプッペポーのいちごパーティー



  3~5歳  
「パッピプッペポーのいちごパーティー」
文、絵/宮野聡子 原案/あいはらひろゆき
KADOKAWA 1,430円

こぐまの3きょうだい、パッピ、プッペ、ポー。遠くでお仕事をしているママとパパは、いちごの実が赤くなるころ帰ってくると知り、いちごの苗を植えてお世話をします。ある朝、赤く実ったいちごを見つけると、ママとパパが帰ってきました。みんなでいちごデザートを作ってパーティーを始めます。

3きょうだいの日常の中には、いちごの成長やデザートを作る過程など、物語の内容以外にも子どもが興味を持ちそうなことがたくさん描かれています。

わたしのワンピース



  3~5歳  
「わたしのワンピース」
作/にしまきかやこ
こぐま社 1,210円

空から落ちてきた布で、うさぎさんが真っ白なワンピースを作りました。お花畑を通ると花模様に、雨が降ってくれば水玉模様に、うさぎさんのワンピースは、次々と模様を変えていきます。『ラララン ロロロン わたしににあうかしら』と歌いながら、最後はどんな模様になるのでしょう?

真っ白なワンピースの模様がどんどん変わっていくところに子どもは興味津々! 想像力をふくらませながら楽しみましょう。

ぐりとぐらとすみれちゃん



  3歳~   
「ぐりとぐらとすみれちゃん」
作/なかがわりえこ 絵/やまわきゆりこ
福音館書店 1,100円

野ねずみのぐりとぐらのところに大きなリュックをしょってやってきたすみれちゃん。その中にはとびきり大きくて固いかぼちゃが入っていました。そのかぼちゃを使ってかぼちゃ料理を作ります。『お料理すること、食べること』森の動物たちも加わって、かぼちゃのごちそうをおなかいっぱい食べました。

大人気のぐりとぐらシリーズ。大きなかぼちゃをどうやって料理するのか、すみれちゃんのダイナミックなアイディアに驚かされます。

でんしゃでいこう でんしゃでかえろう



  2、3歳~  
「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」
作、絵/間瀬なおかた
ひさかたチャイルド 1,320円

『デデンドドン』『デデンゴゴ―』と、にぎやかな音を鳴らしながら、山の駅を出発した電車が向かうのは海の駅。電車は雪の積もる景色の中を通りながらトンネルに入ります。トンネルを抜けると景色は一変! あたり一面黄色い菜の花が咲く花畑を抜けて海の駅に到着しました。

前からもうしろからも読むことができるしかけ絵本。トンネルには穴があいていて、通るのが楽しみになります。

14ひきのぴくにっく



   3歳~   
「14ひきのぴくにっく」
作/いわむらかずお
童心社 1,430円

とうさん、おかあさん。おじいさん、おばあさん、きょうだい10ぴき、合計14ひきの野ねずみの家族は、お天気のいい日におにぎりと水筒を持って、ピクニックに出発。ゼンマイが芽を出し、目を覚ましたアマガエルたちの鳴き声が聞こえる森。ねずみ達はどこまで行くのでしょう?

ロングセラーの14ひきシリーズの5作目。春の風や春のにおいを感じることができ、ねずみ達の気持ちのいい一日を肌で感じることができます。

かぶとむしランドセル



  3~5歳  
「かぶとむしランドセル」
作/ふくべあきひろ 絵/おおのこうへい
PHP研究所 1,540円

おじいちゃんからの入学祝いのランドセル。みっちゃんは喜んで箱を開けると、そこから出てきたのはかぶとむしのランドセル。入学式の前夜、ガサゴソと音を立てるかぶとむしランドセルは、忘れ物がないかチェック中。みっちゃんとかぶとむしランドセルは、どんな関係になっていく?

みんなと違うランドセル。持ってて嬉しい子もいれば、恥ずかしい子もいる。このランドセルを見て、どんな感想を持つかにも注目です。


今回は、春をテーマにした絵本を紹介しました。
次回は、“豆”をテーマにした絵本を紹介予定です。(5月公開予定)
お楽しみに。
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