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ととけん1級史上最年少合格 伊藤柚貴のおいしいお魚でなに作る? 第1回 春のお魚を食べてみよう!


日本さかな検定(愛称ととけん)1級に史上最年少で合格した日本一お魚が大好きな伊藤柚貴くんに日本のお魚の魅力を教えてもらおう!
自分の住む街にはどんなお魚がいるのだろう?
季節ごとにおいしさの違うお魚をどのように食べたらおいしいのかな? 
柚貴くんといっしょにお魚研究していきます!(毎月1回更新予定)



今回は福岡市にある「たべごろ百旬館」さんにやってきました!
博多駅や天神駅からも近く、人が多くにぎわっているお店で、魚介類の品揃えも良くて、すごくワクワクする場所です。このお店は業務用スーパーですが、一般の人もお買い物することができます。新鮮な野菜や魚も品揃えが良いので僕もよく行くお店です。




今回買ったものはこちらです!デデン!



・マダイ
・ボラ
・ゴンドウクジラ
・キビナゴ
・イカナゴ
・スダレガイ
・ムラサキイガイ(ムール貝)
・バイ(バイ貝)

選んだ理由は…

マダイ…キレイで美味しそうだったから。
ボラ…ボラが好きなので見つけたら買っちゃいます。
ゴンドウクジラ…お刺身用の柵のものが珍しかったから。
キビナゴ…鮮度が良くて大きかったから。お刺身で食べたいと思ったから。
ムラサキイガイ、イカナゴ…久しぶりに発見して、煮つけで食べたいなあと思ったから。
バイ、スダレガイ…意識して食べたことのない貝だったから。

このお魚たちを使って、おいしい料理をつくっていこうと思います。

【マダイ・長崎県産】タイ科

春のマダイは「桜鯛」とよばれて、30~40cmほどのものがとくにおいしいです。



このように尾びれの端が黒く、下が白いです。
目の上や体にあざやかな青い模様があります。
ちなみに正式名称が[サクラダイ・ハタ科]もいますが、見た目は全然ちがいます。



マダイの三枚おろし





お刺身状に切る。これが三枚おろしといわれるもの。



いろいろな食べ方をしてみました!

タイ茶づけのつくり方





タイの刺身をたれにつけ、ごはんにのせて、出汁をかけてたべます。
①ごまだれ(しょうゆ、さとう、すりごま)に刺身状に切ったマダイをつける
②お米の上にのせてタイ出汁をかけて完成!

まさにタイ尽くしでタイの旨みが詰まっていてめっちゃおいしかったです。

 



骨から出汁を取る方法はもう少し研究します!
ちなみに今回の方法は…
①頭部を割って、エラや血合いなどをキレイに取って洗い、臭みを取るために塩を振る
②しばらくするとドリップが出てくるので洗って、軽く焼いて、水を入れて10分ほど煮出す
③ザルなどでこして完成

おいしかったのですが、もう少しやりやすい方法を考えられたらなーと思いました。
失敗点は、今回の小さめの鯛に対して塩を振りすぎたことと、片面を焼きすぎたことです。
(異様に黄金色のスープになってしまいました…(^_^;))
いい方法がみつかったらまたお知らせしますね!

おいしく食べた後は特ちょう的な骨を取っておくことにハマっています!
それがこちらです!

 



歯が鋭い!
今回はマダイの「目(水晶体)」と「歯」と「鯛(タイ)の鯛(タイ)」というものを取りました。この鯛の鯛は胸びれ付近にある魚のように見える骨のことです。

 



ここにこの向きで入っていて、神経の通る穴が目のように見えます。魚種によって、形がちがっておもしろいので集めています。ちなみにマサバの場合、「マサバのマサバ」という言い方をします。
(詳しくは著書『さかな博士のレアうま魚図鑑』P24を参考にしてください)

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