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君は森の手前にある岩と木立の間に身をかくした。みんなもそれに続く。そこはくぼ地になっていて、低い木立のえだがじゃまになって、ハーストイーグルもうまくつかみかかれない。
「早くどっか行ってくれ――」
君はいのるようにハーストイーグルをにらんだ。
すると、急に突風がふいてハーストイーグルは飛ばされていった!
「やったぞ! これで進める…」
ジェイクが体を起こしたが、強い風におされてたおれこんだ。
「いたっ!!」
「だめ! かぜ、つよい!」
ターゼンが地面にへばりついたままさけんだ。シェリーもあわてている。
「これはたつまきになるかもしれないわ!」
このままでは君たちも飛ばされそうだ。