
君が重機の側面にへばりついておすと、ジェイク、シェリー、ソフィーがとなりに来て同じようにおす。バッドランドオオツノヒツジも重機に角をかけてグイグイとおしている。
「もっと高い位置からおせばアームのバランスがくずれて一気に落ちそう。…だけど、重くてこれ以上動かせない…せめてもっといきおいがつけられれば――」
その時、岩場に近づく重い足音が聞こえた。
「コッチコーイ!」
「ポポ!?」
ポポの声がして、その後ろをなんとキタシロサイが追いかけてきている! ポポがさっきのキタシロサイをよんできてくれたのだ。
ポポは重機の間近まで飛んでいくと、二本のアームの間からすりぬけていった。当然サイは止まれない。君たちはあわてて左右によけた。キタシロサイはまよいなくディエゴの重機につっこんだ。
ドゴンッ!! 会心の一げき! 重機がバランスをくずした。