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知る・まなぶ

どっちが強い!? 記憶の島 第4話-27


 重機は君たちをしつこく追いかけてくる。スピードこそ速くはないが岩場も何のそので、ハサミ型のアタッチメントを使い木や岩を投げてくる。すぐ後ろに太い木がドスンと落ちてきて、君は飛び上がった。足がもつれてたおれそうになるのをこらえ、君は前方をキッと見すえた。
「『セントラル・バイオスフィア・コントロールシステム』…」
 目前に、地熱発電を象徴する背の高い塔が見えてきた。塔は、火口のようなすりばち型の地形をした場所の中央にそびえ立っている。
(あのくぼみに重機を落とせれば…)
 君たちは力をふりしぼって、必死にくぼみのふちまで走っていった。しかし、重機の長いアームが目の前の地面につきささる!
「うわっ!!」
 君はしりもちをついてしまった。ほかのみんなも力つきて、君の近くで両手をついてすわりこんだ。ハアハアとあらくいきをする。
「はははははっ! もうどこにもにげられないぞ! もとからにげられる場所なんてなかったんだがな…この島では!」
 ディエゴのにくたらしい声がスピーカーからひびいた。
「とどめだ!」
 ディエゴがそうさけんだ時、がけを登ってバッドランドオオツノヒツジがふたたび君たちの前にすがたを現した! もちろんターゼンが乗っている。一呼吸もおかずにオオツノヒツジとターゼンはディエゴの重機にアタックした!
「うおっ!? うおおおおおー!!」
 ディエゴがうめいた。くぼみのふちで、重機がぐらりとゆらいだ。
「今だ!!」
 君がさけんだ。

▶みんなでおして重機を転がそう!
▶操縦席のディエゴを引きずり出そう!

 


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