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【子どもの英語教育を考え始めたパパママへ】大人気バイリンガルYouTuber直伝! 子どもが英語を楽しく学ぶコツとは!? 後編


チャンネル登録者数150万人超え!大人気バイリンガルYouTuber・吉田ちかさんによる、親子で楽しむ英語絵本『Our Favorite WORD BOOK』が好評発売中です。この絵本は、英語が苦手なパパ・ママでも、子どもと一緒に楽しく学べるという画期的なもの。「子ども向け」に特化せず、あくまで「親子向け」という新しいタイプの英語絵本なのです。

今回は、著者の吉田ちかさんに「この絵本に込めた想い」や「子どもが英語を楽しく学ぶコツ」をお聞きしました。前後編でその内容をお届けします。

※前編はこちらから




ーー子どもに英語を学ばせたいけれど、何から始めたらいいか分からないというパパ・ママも多いと思います。そんな方に、何かアドバイスはありますか?

やっぱり楽しく英語に触れられるものから導入するのが大事かなと思います。英語の歌を歌ったり、ディズニーの映画を一緒に見たり、この絵本を親子で読んだり、何でもいいのですが「遊びの中に英語を入れ込む」というのがポイントですね。

私は娘が小さい頃から、「遊びの中に英語を入れ込む」ということを意識していたのですが、2歳を超えたぐらいから徐々に英語を話し始めて、4歳になった今は、海外に行ってもいろんな国の人と臆せずに英語を話せるようになりましたよ。
 

ーーそれでは、英語の動画コンテンツを流しっぱなしにするだけでも、効果はあるのでしょうか?

効果がないとは言いませんが、やっぱり受け身ではなく、覚えた言葉をアウトプットしていかないと定着は難しいんじゃないかなと思います。

そういう意味だと、英語の歌を歌うのはオススメ。娘は最近スペイン語にハマっていて、スペイン語の歌も歌うようになったんですが、歌っているうちに、スペイン語の色や数を言えるようになったんです。
 

ーーそれは、すごい! 歌は楽しいし、アウトプットできるし、子どもの英語学習には最適ですね。

あとは、「親も一緒に参加すること」も大事だと思います。一緒に歌を歌ったり、一緒に映画を見て言葉をアウトプットした方が子どもは絶対楽しいし、記憶に残りやすいし、継続しやすいと思います。

もしパパ・ママが、英語に自信がなかったとしても、日本人って英語をある程度勉強しているから、単語は結構知っているはず。色も数も大体わかっているし、子どもに教える分には十分な英語の知識を持っていると思うんですよ。

発音だってネットで調べれば出てきますし、私の絵本には「ちかルビ」も動画もついているので、お子さんと一緒にどんどんアウトプットしていくのがオススメです。
 

ーー他に、英語を学ぶために大事なことはありますか?

もう一つ大事なのは、「繰り返すこと」ですね。やっぱり繰り返すことで定着に繋がりますし、子どもは何回も何回もリピートするのが得意だし好きなので……。

だからこそ、この絵本では1日の流れをベースに、朝のルーティン、食事、学校など、よく訪れるシチュエーションで、よく使う言葉やフレーズを紹介していて、明日から使える実践的な内容にしました。
 

ーー絵本を読んで覚えた言葉を、毎日親子で繰り返し使えば、一緒に覚えることができていいですね!


こちらはおふろのページ。
このように日々の生活に沿った英単語やフレーズが学べますよ。



ーーこの絵本をお子さんと読んで、英語を学びたいというパパ・ママもいらっしゃると思いますが、一方でお子さんの年齢によっては、絵本を集中して読めない子もいるはず。そんな場合は、どのように対応すればいいでしょうか?

正直、0歳~1歳は絵本に完全に集中するのは難しいと思います。私の娘も、絵本に興味を持ち出したのは2歳半を過ぎてから。それまでは、絵本を読むどころか、破ってしまったこともありました(苦笑)

なので、その期間は無理やり絵本を読ませるのではなく、パパ・ママがこの絵本を読んで、英語単語や発音を学ぶ期間と割り切ってしまうのもありかと。そして、絵本で覚えた単語やフレーズを、日常生活で何度も使ってお子さんに話しかけていくのはいかがでしょうか?
 

ーーなるほど! 私の娘もまだ1歳で、おっしゃる通り集中して絵本を読むのが難しいんです。「今は親が勉強する期間と割り切る」という言葉が聞けて、ほっとしました(笑)

あとは、パパ・ママが英語で話しかけて、もし子どもがその言葉が言えたら、たくさん褒めてあげる。私の娘にも「すごい! もうそんな言葉も言えるようになったんだね!」と褒めると、娘もうれしくなっちゃってどんどん覚えるんですよ。

小さい子は特に、パパ・ママから褒められるのが最もうれしいので、ぜひやってみてください。

ーー最後に、子どもに英語を学ばせたいと考えているパパ・ママにメッセージをお願いします。

子どもの可能性って無限大。だから親が一番、子どもの可能性を信じてほしいなと思っています。

先日、娘がオンライン英会話のレッスンに初挑戦したんですけど、最初私は「まだ4歳だし、オンラインで知らない外国人と話せるかな」って思っていたんです。
でも、それは私の間違った固定概念でした。私の予想に反して、娘はとっても楽しんでいて、最後には「もっと話したかった」と言っていたくらい(笑)

この経験から、まだやってもいないのに「これは、うちの子には無理かな」とか「まだ早いかな」と、最初から親が決めつけちゃいけないなと反省しました。
まずは、やってみることが大事。やってみて、もしできなかったら「まだ早かったかな」とか「別の方法の方がよかったかな」など分かるので。

子どもって何に興味を持つか分かりませんよね。だから、親が勝手に制限するのではなく、子どもを信じて、いろんな機会を与えてあげることが、子どもの可能性を伸ばしてあげることなのかなって思います。


文=鮫川佳那子


【まとめ】子どもが英語を楽しく学ぶコツ

①遊びの中に英語を入れ込む
②アウトプットする
(特に歌を歌うのがオススメ)
③親も一緒に楽しむ
④何度も繰り返す
⑤褒める
⑥子どもの可能性を信じる



著:吉田 ちか 絵:Yukiko Noritake

定価
2,200円(本体2,000円+税)
発売日
サイズ
A4変形判
ISBN
9784046815934

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