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おうちで過ごす子どもたちに元気を!空想科学研究所主任研究員・柳田理科雄先生からのメッセージ

「ジュニア空想科学読本」や「空想科学学園」を手掛ける、空想科学研究所主任研究員の柳田理科雄先生から、おうちですごすみんなへメッセージが届きました!



みなさん、こんにちは!『ジュニア空想科学読本』『空想科学学園』の柳田理科雄です。

学校はお休みのところが多いし、日常生活では自粛が求められるし、感染拡大を防止するためとはいえ、なかなかキビシイ毎日が続きますなあ。
昭和の『仮面ライダー』には、怪人が「化け猫ウィルス」をバラまいても、ライダーが怪人を倒せば、感染した人の病気も治る……といった話があったけど、現実のウィルスはそういうわけにもいかない。自分たちにできることとして、できる限り自宅で過ごしましょう。

とはいえ、自宅でジーッとしていればいいというものではないし、余りある時間をずっと勉強すればいいというものでもない。
僕は、大学受験に失敗して京都で予備校に通っていたことがあるのだが、そのときは「よし、勉強しよう」と決意して、予備校以外の時間はアパートから一歩も出ないで、ひたすら勉強した。友達も作らず、食事の時間も惜しんで、毎日15時間くらい。ところが、そんな生活を3カ月くらい続けるうちに、体重が17㎏も減って、ついに銭湯で倒れてしまった。やりすぎると、そんなことになってしまうのだ。いま学校に行けない皆さんが、あの頃の僕みたいに毎日15時間も勉強しているのでは……と思うと、ヒジョ~に心配である。

そこで、気分転換のためにも、僕は読書をおススメしたい。予備校時代も、倒れた後は深く反省して勉強の時間は半分くらいに減らし、その代わり本を読んだり、料理を作ることにした。いま僕が『ジュニア空想科学読本』を書いたり、たいへんな食いしん坊になったのは、このときの経験があったからこそ……だと思っている。

<次ページ、柳田先生のおすすめ本!>


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