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ママ心理士のインドで子育て大騒ぎ 第2回 そもそもどうしてインド子育て? 文・すっちー(臨床心理士)

急に始まったインド子育てコラム。読者のみなさんは、きっといろいろ疑問がありますよね。 そこで今回は、私がどうしてインドに行くことになったのか、インドってどんな国なのか、簡単に説明したいと思います。

私がなぜインドで子育てをすることになったかというと、夫の仕事の関係です。単身赴任という選択肢もあったかと思うのですが、学校行事や誕生日など、子どもの成長を家族そろって経験できないのは嫌だな、という気持ちが強く、いっしょについていくことにしました。もちろん、夫のインド赴任が決まったときは、治安の悪さや衛生面から、インドでの子育てに不安があったのは事実です。私自身、仕事もしていたので、キャリアへの不安もありました。

それでもインド行きの決めた理由は3つ。 1つめは「インドはけっこう発展してるから大丈夫だよ」という、いろいろな国を見てきた夫の言葉。 2つめは、同じくアジアの途上国に、家族で帯同していた友人家族を訪ねた時に感じた実際の生活の安心感。 3つめは、「何だかよくわからないけど、楽しそう!」と思ってしまった自分の気持ち。

心理学を引き合いに出すとすれば、キャリア理論で有名な「プランド・ハップンスタンス」でしょうか。偶然の出来事をプラスに変えていくためには、「好奇心」と「楽観性」が大事だと言われていて、私はこの理論が大好きです。


そうはいっても不安な気持ちを抱えたまま乗り込んだ飛行機


【インドってこんな国!】

人口は13億人で世界2位! 首都デリーは東京よりも人が多いです! とにかく人、人、人!(たまに牛と野犬) 公用語はヒンディー語と英語。国土が大きく、多民族国家なのでそれ以外にもたくさんの指定言語があります。インド国内でも、出身地が違うと英語なしではコミュニケーションがとれないことも。そのため、英語が話せる人は多く、ある程度英語ができれば日常生活は困りません。 宗教はヒンドゥー教が8割。牛は神聖な生き物なので食べません。デリーではスーパーでも飲食店でも牛肉はまず見かけません。イスラム教も15%と多く、豚肉もほとんど見かけません。鶏肉とラム肉がメインです。


本当に街中に牛がいて最初はビックリ。車がよけて走ります。


急激な経済成長にともなって、大気汚染が深刻化しています。世界中の深刻な大気汚染15都市のうち、14都市がインド。空気が悪い時はもやで空が見えず、多くの住民が常に咳をしています。

また、インドと言えば貧富の差が大きいことでも知られています。一日1.25ドル以下で生活する最貧困層が世界一多いのがインド。外に出れば、幼い子を連れた物乞いを見ない日はありません。

一方で豪邸に住み、マハラジャのような生活をする大富豪もいます。 平均的な中流社会の日本人には想像しにくいですが、裕福な人は、門番・ドライバー・調理人・ベビーシッター・掃除人など、複数の使用人を雇う文化があります。 そんなインドに行くことになった私たち。 不安がなかったわけじゃないけど、「おもしろそう!」の気持ちを頼りに日本を飛び出してきてしまった! というのが、本当のところ。 これからどうなっていくのか、現在進行形「インドでの子育て」をお届けしていきます!

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