
190種以上もの生き物の進化が、「たどりあそび」でわかる体験型科学絵本『ゆびでたどる進化のえほん』が2025年6月11日に発売開始!

40億年の進化の歴史をあそんで学ぼう!
生物の進化の分岐を表す「系統樹」を、迷路のような道に見立ててあそぶまったく新しい体験型科学絵本です。
かんたんにあそぶことができるので、文字を読みはじめた子や読書が苦手な子でも安心。
それでも、内容は大人も惹きこまれるほど充実しています。
最初の生命から人間まで、迷路のようにたどってあそぶことで、「クジラとカバがなかま?」「鳥は恐竜の生き残り?」など、驚きの”いのちのつながり”が見えてきます。
この絵本では、三上智之さん(国立科学博物館 特別研究員PD)の監修のもと、近年研究が進んでいる「分子系統解析」の成果など最新の知見を取り入れることで、生命のはじまりから人類の誕生までを、ひとつながりの系統樹として描くことができました。
そして、イラストを担当したのは『クジラがしんだら』でキノベス!キッズ2025第1位・講談社絵本賞などを受賞した人気絵本作家かわさきしゅんいちさん。
美しい生物イラストを190種以上掲載しているので、眺めるだけでも楽しめる1冊です!
科学界、アート界からも推薦、続々!
発売にあたって、昆虫学者の丸山宗利さん、古生物学者の真鍋真さん、『映像研には手を出すな!』(小学館)などの作品で知られる漫画家の大童澄瞳さんから推薦のコメントをいただきました。

すべての生物はひとつの祖先から生まれた。にわかには信じられない出来事である。しかし、本書を見ると、そのまぎれもない事実を手に取るように理解することができる。それにしてもすばらしい絵本だ!
昆虫学者・丸山宗利(九州大学総合研究博物館准教授)
ヴェロキラプトルが好きだったら、ヴェロキラプトルからゆびでなぞる旅を始めてもいいね。右に進めば空を飛べるようになるし、左に進めばいろいろな恐竜たちに会えるよ。40億年の進化の旅がこんなにわくわくするから、生物はみんな素敵に見えるのかもしれないね。
古生物学者・真鍋真(国立科学博物館 名誉研究員/群馬県立自然史博物館 特別館長)
あの生き物とこの生き物がこんなに近い存在だったなんて! 精緻かつ優しい絵柄にワクワクしながら系譜を往復して、のめり込めた”学べる”絵本! 詳細な学術監修と編集方針に触れる大人向けのページもあり、本気度の高い科学的姿勢を貫く良書です!
漫画家・大童澄瞳
モニター読者や教育関係者からの声
刊行に先立ち、モニターにご協力いただいた読者や教育関係者からたくさんの感想が集まりました。

いろんないきものが1つの本でぜんぶ見れてよかった。人間が最初とっても小さくておどろいた。人間がどうやってできたのかわかってよかった。(4歳・男の子)
めいろ感覚で楽しめて、電車やバスなど乗り物好きの我が子は、系統樹の枝を線路や道、生物を駅やバス停に見立てて楽しそうに遊んでいた。(3歳・男の子の保護者)
一通り遊んで「ネコと僕はもとをたどれば同じなんだよ!嬉しいね。」と自信満々に教えてくれました。(小学3年生・男の子の保護者)
子どもが自分で何度も繰り返し読めるしかけが良いですね。いろんな生き物が描かれているから、好きなページが見つかったらその分野の図鑑を買ってあげるのも良いと思います!(保育士)
著者のお二人による解説動画公開中!
人気YouTubeチャンネル「ゆるふわ生物学」にて、著者の三上智之さんとかわさきしゅんいちさんが絵本を使って40億年の生物の進化を解説する動画を公開中!
絵本と合わせて視聴すると、もっと進化が面白く感じられます。
全国書店でパネル展開催!
本書の刊行を記念し、全国75店舗の書店で『ゆびでたどる進化のえほん』パネル展を2025年6月11日(水)より随時開催します。
▼パネル展実施書店一覧はこちら
著者プロフィール
三上智之(みかみ・ともゆき)
国立科学博物館 日本学術振興会特別研究員PD。東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻で博士(理学)を取得。高校時代には、国際生物学オリンピックで銀メダルを2回獲得。進化生物学と古生物学が専門で、さまざまな化石の研究をおこなっている。2024年度には、日本古生物学会研究奨励賞を受賞。YouTubeチャンネル「ゆるふわ生物学」での活動や博物館の展示監修など、アウトリーチの経験も豊富。著書に『ナゾとき「進化論」 クイズで読みとく生物のふしぎ』(KADOKAWA、編共著)など。
かわさきしゅんいち
絵本作家、イラストレーター。著書に『うみがめぐり』(仮説社)、『クジラがしんだら』(童心社、文・江口絵理、監修・藤原義弘、講談社絵本賞など多数受賞)。挿絵では『アノ
マロカリス解体新書』(ブックマン社)、『地球生命 水際の興亡史』(技術評論社)など古生物の復元イラストを描くことが多い。2024年から25 年の新江ノ島水族館『えのす
いの深海展』のキービジュアルを担当。生物なら種類・時代を問わずなんでも描く人。