
「生きづらいと思ったら親子で発達障害でした」などのコミックエッセイを描いてきたモンズースー氏。子どもが過ごす居場所の選択肢は多いほど良いと考えた彼女が、発達に偏りのある子の進路に悩んでいるご家庭や情報を探している方の力になればと、選択肢の一つとして受験を経験された4つの家庭に取材し、今回実録コミックにまとめました。
「なぜ受験を決意したのか」「塾や学校をどう選んだか」「勉強の工夫」「発達障害の診断や薬との付き合い方」「合否を迎える瞬間の緊張」「入学後に感じたこと」――それぞれのテーマを通して、壁にぶつかりながらも家族が大切にした思いや選択が浮かび上がります。
連載では、衝動性の強いハルキ君、マイペースすぎるコトハさんの体験談の一部をご紹介します。
※本連載は『発達障害っ子の中学受験』から一部抜粋して構成された記事です
※内容は、取材時の個人の体験に基づくものです。学校や支援教室、塾や勉強法、診断などは一例として紹介しています。学校や地域によっても名称が異なる場合や、個人によっても結果が異なることがございます。
Prologue
ハルキの家族の悩み
コトハの家族の悩み
受験を決めるまで
ハルキの家族の場合
コトハの家族の場合
今回、著者が取材をした4家庭のうち3つの家庭では、当初“中学受験”は「我が家には無縁の世界」と思っていました。
しかし調べていくと、“中学受験”をして学校に通う中には、発達障害の特性のあるお子さんも少なくないということを知ったと言います。
中学受験がすべてではありませんが、子どもが過ごす居場所の選択肢が広がることで、いま直面している悩みを助け、親子が笑顔で日々を過ごせることを願っています。
【書籍情報】