夏は夜空にかかる天の川が美しい季節! 空にぼんやりと光る天の川をながめていると、さらに3つの明るい星がつくる夏の大三角を見つけることができるはず。この記事では、夏休みの自由研究にピッタリの「夏の星座観察のやり方」をご紹介します♪

観察をはじめる前に
星座をさがすときは、なるべく月明りのない暗い夜空を見上げましょう。おすすめの時期は、新月の前後1週間ていど。おすすめの場所は、山や高原、海辺など、まち明かりが少なく視界が開けたところです。まちの中でも、1等星や2等星は見えることがあります。
※夜空の観察に行くときは、安全に注意しましょう。小さい子は大人と一緒に行きましょう。
STEP1 こと座を見つけよう!
夏の夜空で一番明るい1等星、こと座のベガをさがしましょう。ベガは、「織姫星」ともよばれます。すぐ近くにある星を平行四辺形になるように結んでみましょう。

STEP2 わし座を見つけよう!
ベガよりもだいたいこぶし3つ半分くらい南東の空に、わし座の1等星アルタイルがあります。ベガよりも少し暗い星で、「彦星」とよばれます。

STEP3 はくちょう座と「夏の大三角」を見つけよう!
ベガから北東の空にあるのがはくちょう座の1等星デネブ。アルタイル、ベガ、デネブの3つの1等星を結ぶと、夏の大三角のできあがり!

STEP4 さそり座や南斗六星を見つけよう!
さらに南の地平線近くを見てみると、赤っぽい1等星アンタレスのあるさそり座や、北斗七星に似た明るい星の連なり「南斗六星」を見つけることができます。

STEP5 星の記録図をつくろう!
方眼紙に、見つけた星座をスケッチしてみましょう。近くの建物や木々、電線などの景色も描いておくと、よい目印になります。星の色・明るさの違いや、時間ごとに星の位置が変わっていく様子を記録すると、たくさんのことがわかってきます。記録が完成したら、「どうしてそうなるのか?」を考えたり、調べたりしてまとめてみましょう!

星座の観察をするときは、時計と筆記用具にライト、それから防寒具や虫よけの道具を忘れずに! それから、星座早見盤や望遠鏡を持っていくと、もっと見つけにくい星や、肉眼では見えない星を見つけることができますよ♪
星図:88星座図鑑★スタディスタイル