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「よくできました! 一生役立つ!  はじめてのこどもキッチン」を見ながら、 子どもたちが料理にチャレンジ!


実際に本をみながら作ってくれた親子から反響の声がぞくぞく届きました! 苦手食材を克服したり、新たな子どもの一面も見えたり、親子のチャレンジの様子をご紹介していきます!

「苦手な生野菜を食べられるようになりました!」

 <料理してくれたみなさま>
 M・A さん
 4歳・男の子
 2歳・女の子

 



<作ってみた料理>
 ①もやしのナムル
 ②きゃべつのポリぶくろづけ

<作ってみた感想>
【子どもから】
普段食べない生野菜(キャベツ)も自分で作ることによって「食べたい!」という気持ちが芽生え、食べることができました。
※自分がもみもみして出てきた、野菜の水分にさえ愛おしさを感じておりました。

【親から】
最初は兄妹に1つのセットしか用意していなかったのですが、取り合いになったので途中から2セット用意したり、どこまで親がやるといいかな?と事前準備が足りていなかったを痛感したものの、2歳の娘でも楽しく、4歳の息子になると、作っている過程一つ一つを楽しみながら取り組めていたので、その他のレシピもやってみよう!と思いました。

編集部より)キャベツから出てきた水分にまで愛着を感じるなんて! すばらしい感受性ですね。ふたりで仲良く料理するために2セット用意って、ナイスアイデア!

「小2でも全部ひとりでできるレシピに感動!」

<料理してくれたみなさま>
N・S さん
7歳・男の子 ※肉どうふ
      3歳・女の子(2人) ※さけごまむすび




<作ってみた料理>
   ①肉どうふ
   ②さけごまむすび

<作ってみた感想>
【子どもから】
①肉どうふ
たのしかった。
食べたらおいしかったから、手作りで苦労するのも大切だなあと思った。
そんなには難しくなかった。
「こんなに薄味でいいのかな」と思ったけれど、食べてみたらおいしかった。

②さけごまむすび
たのしい。
もっと握りたい。

【親から】
①肉どうふ
子どもにあらかじめ作り方を理解させてからスタートしました。
小2でも親の補助なしで、全部自分で作れるレシピに感動しました!
そしておいしかったです。
家にある材料でできそうですし、時短料理として、
今後私のレパートリーに加えたいと思います!

②さけごまむすび
「今日はおにぎりをにぎってもらいます!」と伝えてから、
ずっと「おにぎりはー?」「おにぎり!」と、楽しみにしていました。
いざ握り始めると、ひたすら握り続け、「もう一個握る」「まだ作りたい!」と楽しそうでした。

編集部より)お兄ちゃんはぜんぶ一人で作れたんですね!すごい! 三歳のふたごちゃんが小さな手で握ったおむすび、きっとおいしいだろうな。

「おむすびを作って、2合のごはんがからっぽに!」

<料理してくれたみなさま>
S・A さん
5歳・男の子
7歳・男の子

<作ってみた料理>
   ①さけごまむすび
   ②青のりコーンむすび

<調理レポート>
5歳・7歳男児の我が家では、子どもたちのリクエストで「さけごまむすび」(5歳が担当)/「青のりコーンむすび」(7歳が担当)を作りました。
ボールにごはんをいれるところから子どもたちがやったので、分量はてきとうですが、おいしく作れたようで、2合のごはんがからっぽになりました!
5歳児が「思っていたより楽しい~」とのこと。この次男は時々お手伝いをしたりと、料理にはまあまあ興味があるほうです。
その後、ふたりの思いつきで、朝ごはんの残りの韓国海苔をちぎってまぜたおにぎりもにつくりました。
作ったおにぎりはもちろん食べたのですが、それ以外に何をしたかというと、「親に販売してお金をかせぐ」。
「4個で2円でいいよ」と最初は太っ腹だった7歳児ですが、5歳児の入れ知恵により、結果、私は1個20円ずつ支払いました。父親は(何個買ったかはわかりませんでしたが)100円ずつ払ったようです!
ウチは男子ということもあり、じっくり読むという感じではなかったのですが、完成写真を見るよう親が子どもに促し、「作ろうか!」と声をかけるとスムーズにいったので、きっかけにぴったりだと思います。
販売することで、材料にいくらお金を払っているかを知るキッカケにもなりますし、お店でのおにぎりの値段に興味をもつようにもなると思うので、広く「食育」だなと思いました!

編集部より)作ったおむすびを親に売るとは…笑 かしこい! 韓国のりを入れてアレンジするなんて、料理の素質アリですね!

「まずパパより始めよ」

<料理してくれたみなさま>
K・K さん
8歳・女の子

<作ってみた料理>
  ①とりのてりやき
  ②やきうどん
  ③キャベツとしめじのミルクスープ

<作ってみた感想>
『はじめてのこどもキッチン』を持ち帰り、8歳の娘に「ママと作ったら?」と促してみたが、「今は、そういう気分じゃない」と断わられてしまった。
経験上、こういう時は「そういう気分」になるまで待つしかない。気長に待つしかないか、と思いながら中身を見てみると、ふだんほとんど料理をしない自分でも作れそうだったので、「パパが作るから、食べたいものに〇をして。STEP3とSTEP4から1個ずつ」という言い方に変えてみた。STEP3は肉や魚を使ったメインディッシュ。STEP4はごはん・めん料理だ。


一応、プロローグはちゃんと読んでいた。


「まぁ、そういうことならつきあってやらんこともない」といった、えらそうな態度で選んだのは、「とりのてりやき」と「やきうどん」。




やきうどんには、オプションが付けられた。
「ウインナーなし、キャベツつき」。


さらに、なにかスープ的なものが欲しいな、と思って「キャベツとしめじのミルクスープ」を追加した。ということで、作ることになったのはこの3品。



さっそく近くのスーパーに買い物へ。半分くらいは家の冷蔵庫にあるものだったので、買い足すものはこれくらい。ソーセージ(ウインナー)は話し合いの結果、入れることにした。



買い物から帰ってきたのが17時半。目標は18時半夕食開始だ。「さて」と作り方を見ながら、作る順番にまず悩んだ。1つ1つは難しくなさそうだが、何から手を付ければいいのか……。スープは冷めちゃいそうだから最後か? やきうどんって伸びるんだろうか……? など考えて、「とりのてきやき」⇒「やきうどん」⇒「キャベツとしめじのミルクスープ」の順番に作ることにした。

ここからは、特に大きな失敗もなかったことと、写真を撮っている余裕もなかったので、完成写真を中心にご紹介。


とりのてりやき。3人分ということで肉の量を増やした結果、ネギとの割合がおかしくなってしまったが、味は問題なし。
これは本当にかんたんでおいしい。こどもでもできそうだ。


やきうどん。ちょっとした計算ミスはあったが、ちゃんと完成した。
味も好評。おさらは「ゲゲゲの鬼太郎皿」。



こちらがちょっとした計算ミスの瞬間。3人分を一気に作ろうとしたら具だけでフライパンがいっぱいになってしまい、うどんが入らない……。これもみんな「キャベツつき」とかいうオプションのせいだ。仕方なく2つ目のフライパンを出し、左右で同時に作ることに。



スープも完成。やきうどんがコンロを2つ占領していたため、作りはじめが遅くなってしまったが、すぐにできた。5分もかからないくらいなので、これにパンを追加して、朝ごはんでもいいな、と思う。

全部が完成したのが、18時半すぎ。だいたい目標通りに作り終えることができた。

<作ってみて感想>
今回作った3つの料理は、作るのも難しくないし、味もおいしかった。夕食としてちゃんと成り立つくらいボリュームもある。包丁もほとんど使わないし、キッチンばさみがあれば、代用も効く。たしかにこどもの最初の料理として、とても適していると思う。

しかし、あえてこの『はじめてのこどもキッチン』、まずはパパにやらせてみることをおススメしたい(娘がやってくれなかったから言い訳しているわけではない)。

自分でやってみてよかったことがいくつかある。

1つ目は家族がすごく喜んでくれたこと。これだったら時々やってもいいな、と思えた。

2つ目は作る側の気持ちが少しわかったこと。特に「これから気を付けよう」と思ったことは料理を作ってもらったら、温かいうちに食べること。今回もスープの温かさだったり、うどんが伸びないかだったりを気にしながら作ったが、出来た料理を食べずに置いておいたら、そんな配慮も水の泡だ。「あとで食べるから置いといて」は良くない。反省した。

3つ目は「今はそんな気分じゃない」と言っていた娘が、「次は私が作る」と言ったこと。パパが褒められているのを見て自分も褒められたい、と思ったのか、パパができるんだったら自分だってできるはず、と思ったのか、おそらくその両方だが、なんだかやる気になっていた。こどもといっしょに料理をしてみたいが、なかなかその気になってくれない、というママがいたら、間にパパを挟んでみる作戦は有効かもしれない。「まずパパより始めよ」だ。

「料理をすれば、おいしいごはんが食べられる。でも、いいことはそれだけじゃありません。料理にかんけいするすべてのことが、子どもの成長に役立ちます。」
この本のプロローグに書いてある文章だ。まったくそのとおりだと感じたし、子どもの成長というのは、すなわち家族の成長だ。放っておいて子どもだけが成長するなんてことはない。子どもを成長させたかったら、周りの大人も成長しなくてはいけないのだろう。そんなことを考えさせられた週末”パパキッチン”体験だった。

編集部より)「子どもの成長は、家族の成長」、ホントその通り! まずは親から動いてみるっていうのは有効ですね。

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このほかにも、食の細い子が自ら料理をして食べるようになったなど、喜びの声が届いています! ぜひ親子で「はじめての料理」にチャレンジしてくださいね。夏休みの自由研究にもおすすめです!

※モニターさんには制作途中のものをプリントして料理してもらいました。

【書籍情報】


著者:鈴木 薫

定価
1,650円(本体1,500円+税)
発売日
サイズ
B5判
ISBN
9784041124116

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