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どうしていなくなった?『GET! 絶滅動物』絶滅ストーリー 第3回 スチーフンイワサザイ


『角川の集める図鑑GET!』シリーズ最新刊「絶滅動物」が好評発売中!
この図鑑のミニコラム「絶滅ストーリー」では、動物たちの絶滅の原因となったエピソードを紹介しています。その一部をピックアップしてお届けします。


今回は「スチーフンイワサザイ」の絶滅ストーリーです。

 

 スチーフンイワサザイ

          スチーフンイワサザイ

 

 復元画:小堀文彦  

昆虫などを食べる小型の飛べない鳥です。かつてはニュージーランド全体にすんでいたと考えられていますが、絶滅する前にはスティーブンズ島だけにすんでいました。
●生息年代:完新世  ●ニュージーランド


絶滅した理由は……?

  ↓

  1匹のメスネコが原因 

19世紀末、スティーブンズ島に灯台が設置され、灯台守がペットのメスネコを連れて島にやってきました。このメスネコが妊娠していたため、ネコが増えていきました。ネコたちは野生化し、飛ぶことができないスチーフンイワサザイをかんたんにつかまえては食べてしまったのです。島に野生化したネコが増えすぎたということで、ネコはその後すべてくじょされ、現在スティーブンス島にはネコがいなくなりました。

スティーブンズ島のネコのように、人間が連れてきた家畜やペットが、その土地にすんでいた動物を絶滅させてしまうこともあります。図鑑では、ほかにもさまざまな絶滅の理由を紹介しています。

 

 

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監修:高桑 祐司

定価
2,420円(本体2,200円+税)
発売日
サイズ
A4変形判
ISBN
9784041128701

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