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自然を体感したい人におすすめ! キリンを上から眺める観覧車も【福岡県・到津の森公園】『あてっこ どうぶつずかん だれ』といく 全国の動物園案内 No.7


『あてっこ どうぶつずかん だれ』に出てくる動物で、この施設で見られるのは・・・

 ▶キリン、シマウマ、トラ、サル、カルガモ、フクロウ、ヘビ、カメ

※2023年9月1日時点の情報です。

 



 

緑がいっぱい! 到津の森公園

到津(いとうづ)の森公園は、福岡県北九州市にある緑がいっぱいの動物園です。園内は、立派なクスノキやヤマモモの木、シイやカシといったどんぐりの木の葉がブロッコリーのようにもこもこと生い茂り、動物たちがくらす場所のまわりにもたくさんの花や実のなる木があります。


自然豊かな園内


緑に囲まれた敷地

 

そんな緑がいっぱいの園内を歩くと、木々のあいだから動物たちが見えてきます。動物たちがくらす場所にも、土があり、水があり、草や木々がはえており、自然に溶け込むような環境で約80種470頭羽の動物たちと出会うことができるのです。


生い茂る木々から顔を出すレッサーパンダ


 

到津のゆかいな仲間たち

チンパンジーの姿が見えないな。おやおや、よく見ると柔らかいシマトネリコの木がゆれています。幼いこどものチンパンジーたちが木にぶら下がって遊び、お母さんチンパンジーたちがのんびりお昼寝をしながら見守っています。


ユパ3歳!高いところもスイスイ移動!


仲良く散策する子どものチンパンジー


 

ニホンザルのこどもたちも元気いっぱい。飼育員が植えた木をかたっぱしから折ってはかじり、ちぎってはにおい、お気に入りの枝を口にくわえて走りまわります。
暑い日には、どぶ~んと池に飛びこんで水遊びをし、おとなのニホンザルたちはそれを横目に毛づくろいにいそがしい様子です。


飼育員が植えた木を早速つまみ食い


木をかじってみたり、においをかいでみたり・・・


 

アムールトラは、寒い地方にくらす動物で、暑いのは大の苦手! 夏の暑い日には、朝から池に入って体を冷やしています。そのあとは、地面のやわらかい葉っぱの上で大きな体を横たえてお昼寝タイム。木陰には涼しい風がとおりぬけて、気持ちがよさそうです。


池で涼むアムールトラ ミライ


 

到津だけの楽しみ方がたくさん!「観覧車」「ムササビの森」「バードケージ」

山のてっぺんにあり遠く関門海峡が見える観覧車に乗ると、到津の森を上から見ることができます。緑にかこまれた森のなかに、よく見ると背の高い動物、アミメキリンが見えてきます。その奥にはライオンが、その横にはタワーの上でお昼寝するチンパンジーも見えてきます。背の高いキリンといった動物たちを上から見ることはなかなかないので、到津の森に訪れたらぜひ体験してほしい、おすすめのスポットです。


園内にある観覧車。ゴンドラからの景色は最高!


森のような運動場を優雅に歩くアミメキリン


 

日本の里山ゾーンにある郷土の森林には、ムササビたちがくらす「ムササビの森」があります。このムササビの森は、高さが15mある巨大な施設で、夜になるとムササビが木から木へと滑空する姿をみることができる日本の動物園でも珍しい場所です。夏の夜間開園では、このムササビたちの滑空を観察することができます。夜行性の動物で、昼間はなかなか見ることができないのですが、たまに巣箱で寝ている姿を見せてくれることも。


巣箱からひょっこり顔を出すムササビ


夜の動物園必見・・・「ムササビの滑空」!


 

鳥たちがくらすバードケージは、カルガモやオシドリ、アカツクシガモなどのカモたちが悠々とくらしています。檻の中にいる鳥を外から見るのではなく、檻の中に人が入って鳥を見るウォークインケージ形式で、目の前で鳥たちを観察することができます。人間がきてもお気に入りの場所で座り込んでいる鳥たちを見ると、人間のほうが「おじゃましてます」とつぶやきたくなります。


バードケージを華やかに彩るフラミンゴ


目の前で鳥たちを観察できるのが魅力


鳥の鳴き声や水浴びの音に癒される


 

到津の森公園は名前のとおり、動物も人も自然を楽しめる「森のような動物園」です。
飼育員は、動物たちがくらす場所に植物を植え、動物たちが風を感じ、土の感触や植物のにおいに触れ、小さな昆虫をさがすといった本来の能力を活かせるよう生息地に近い環境をつくっています。運動場の遊具は、樹木の枝を利用したり、自然に溶け込むような色合いや形にしたりと様々な工夫をしているんですよ。


到津名物「ヤギの橋渡り」。空と山の風景に溶け込む


 

園路には四季折々の花を楽しめるよう様々な植物が植えてあり、小さなお子様から年配の方まで一年中楽しむことができます。
そして、動物たちが自然の中でくらしている様子を観察し、生きもの同士の関りを知り、森のような動物園を歩きながら自然を感じる。「あぁ自然のなかにいると気持ちがいいなぁ」そんな風に自分たち人間も動物の一種であり自然の一部であると感じることができる。到津の森公園は、そんな動物園であり続けたいと思っています。

(飼育展示係 今田 文)


春のサル山。桜を背景にサルたちが穏やかに過ごす


四季折々の花 白く可憐なヒメリンゴ


四季折々の花 明るい黄色が特徴のヒペリカムヒデコート


【施設紹介】

到津の森公園(いとうづのもりこうえん)

TEL:093-651-1895
住所:〒803-0845 福岡県北九州市小倉北区上到津4-1-8
開園時間・休園日:到津の森公園の開園時間・休園日はシーズンにより異なります。公式HPからご確認ください。
入園料:大人 800円
    中・高校生 400円(令和5年4月1日~令和6年3月31日の期間は中学生以下は無料)
    4才~小学生 100円
    シニア(65才以上) 400円
駐車場:普通車 600円/1日  大型車 1,000円/1日
HP:https://www.itozu-zoo.jp/
Twitter:https://twitter.com/itozu_zoo
Instagram:https://www.instagram.com/itozu_zoo/
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YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCohP6AbkHrix_MWPhqRJB2A

読めば動物園に行きたくなる!
『あてっこ どうぶつずかん だれ』発売中♪


作・絵:あべ 弘士

定価
1,430円(本体1,300円+税)
発売日
サイズ
その他
ISBN
9784041134689

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