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絵画の印象派。実は悪口だった⁉ 頭のいい子が育つ、パパ・ママの雑学 第5回

パパ・ママのために「学校では習わないけどタメになる雑学」を選りすぐってご紹介! 2月25日は印象派の画家、ピエール=オーギュスト・ルノワールが生まれた日です。ということで、印象派にまつわるこんな雑学をお届けします。

 

定規と物差しの違いは?」「109の由来は?」⇒「頭のいい子が育つパパ・ママの雑学」まとめ 

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今でこそ絵画のジャンルとして人気のある「印象派」だが、驚くことにその名称の由来は、もともとは批評家の悪口だった。1873年、当時フランス・パリで権威のあったサロン(官設展覧会)に落選したモネルノワールセザンヌら約30人の若い画家たちは翌年、サロンに対抗して無審査のグループ展を開いた。この時に出品されたのが、モネの『印象―日の出』だった。グループ展にやってきたシャリバリ紙のルイ・ルロワという新聞記者は、「身の毛を逆立てるような展覧会」と酷評し、モネの作品を見て「描きかけの壁紙でさえ、この絵よりマシ」とこき下ろしたという。そして「印象か。確かに私もそう思った」と痛烈に批評。皮肉を込めてこのグループを「印象派」と呼んだ。当初は世間から理解されず、嘲笑すらされたものの、このグループ展が第3回を迎える頃には、画家たちは自ら胸を張って「印象派」の名を用いるようになった。急成長を遂げた印象派は、新印象派や後期印象派など、19世紀末から20世紀初頭にかけて登場する新しい絵画の潮流の源ともなっていった。

 

中経の文庫「頭のいい子が育つパパの雑学」(KADOKAWA2012年刊行)より

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頭のいい子が育つパパの雑学

監修:多湖 輝(たご・あきら)

1926年、スマトラ島生まれ。東京大学文学哲学科卒(心理学専攻)、同大学院修了。千葉大学名誉教授。東京未来大学名誉学長。幼児教育から高齢者問題まで、多岐にわたる研究活動を行なうかたわら、各種執筆はもちろん、テレビ出演やゲームソフトの監修など、幅広い分野で活躍。2006年、瑞宝中綬章受勲。2016年に逝去した後も、その柔軟な考え方は、いまだ高い支持を得ている。

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