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【レビュー】子どもたちの大好きなものがダイナミックに飛び出すしかけが楽しい、新感覚いないいないばあ絵本『いっせーのばあ』

 「いっしょに あそぼ!なにが とびだすかな? それじゃ いくよ!いっせーの… ばあ!」とチンアナゴ、おばけに、ぬいぐるみに、そして最後に飛び出すのは…?子どもたちの大好きなものが次々に飛び出し迫力満点です。ページが上に大きく開き、あっという間に大型絵本に早変わり。ダイナミックなしかけに子どもたちは大興奮!今まで見たことのない新感覚で楽しめる、いないいないばあ絵本です!




 僕は認可保育園で園長として勤務し、保育園でも『いっせーのばあ』を読み聞かせしていますが、0歳から楽しめるしかけ絵本です。最初に読み聞かせした際には、ページが2倍の大きさになる迫力に思わず「わー」と驚いた様子でした。そしてリズム良く繰り返していく展開に子どもたちも一緒次に何が飛び出すのか仕掛けをあける度に期待が膨らんでいきます。読んだ後は「もういっかい」と繰り返し楽しむ姿が見られ、子どもが「ばあ」と声を出して自分で仕掛けを開いて楽しんでいます。
 赤ちゃんが保護者と豊かな言葉を交わし、気持ちを通わせながら楽しい時間を過ごすことで、心健やかに成長することを応援する絵本です。

【赤ちゃんも楽しめるポイント】
●2場面一単位の展開
①「なにかな なにかな?いっせーの……」
➁「ばあ!」
と2場面一単位の展開の絵本となっていて、
短い言葉や繰り返し言葉が含まれていて、次の場面への予測し期待が膨らませ楽しめる絵本です。繰り返しフレーズの絵本は言葉の発達を育むのに最適なツールです。

●正面性という要素
また、赤ちゃん絵本の中でとても大切にされている正面性という要素が取り入れられており、登場人物が、真っ直ぐにこちらを見ていると感じられる絵本で「主人公に見られている気がして、本から目が離せなくなる」要素も赤ちゃんにおすすめです。

●安全性の配慮された絵本
・角のないデザインで表紙は厚い紙をビニールでコーティングされており赤ちゃんが見るのに安全な素材でできています。

●コミュニケーションやあそびにつながる絵本
・「いないいないばあ」遊びの要素が含まれており読み終わった後に、お子さんが「いないいないばあ」の遊びを理解し遊びに繋がりやすく、真似て遊ぶとより楽しめますよ。

言葉を獲得し脳を活性化させ、お子さんとの絆づくりに繋がる絵本としてぜひ手に取って読んでみてください。

 

大竹龍

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