KADOKAWA Group

News

お知らせ

今年は“ブックサンタ”になって、子どもたちに本を届けてみませんか?


自分が選んだ本を、サンタクロースが全国の子どもたちに届ける「ブックサンタ2023」。これはさまざまな事情で困難な状況にある子どもたちへ、新品の本をプレゼントしようというNPO法人チャリティーサンタ主催の社会貢献プロジェクト。クリスマスイブの12月24日(日)まで本の寄付を募集しているので、あなたも誰かのサンタクロースになってみませんか。
 




ブックサンタとは?



「ブックサンタ」は、“大変な境遇”に置かれた全国の子どもたちに本を贈るため、全国のNPOと書店が連携して行っている社会貢献プロジェクトです。本を贈りたいと思った人が新品の本を買うと、NPO法人チャリティーサンタをはじめとした全国数百のNPOを通じて、子どもたちへ本のプレゼントが届けられます。

「大変な境遇」とは、経済的な貧困や台風・豪雨による被災、闘病や入院中などを指します。また家庭だけでなく、全国の子ども支援団体や児童養護施設、小児病棟、母子支援施設など幅広く対象としています。

NPO法人チャリティーサンタが立ち上げたこのプロジェクトは、17年にスタート。匿名で参加できることや数百円から寄付が可能であることから、寄付者もパートナー書店も年々増加。初年度に寄付した本の数は848冊、それが5年後の22年にはその90倍となる7万5813冊の寄付本が集まったのです。「ブックサンタ」に参加するパートナー書店は、22年の779店舗から23年は全国47都道府県1683店舗に急増しました。

そして、今年度は、8万人の子どもたちに本を届けるのが目標です(クリスマスだけでなく誕生日などのプレゼントとしても届けられます)。

●ブックサンタに参加できる3つの方法

 



「ブックサンタ」プロジェクトは、3つの方法で寄付を行うことができます。

①本を寄付して参加
リアル書店、オンライン書店どちらでも参加OK。一般的に本の寄付といえば、中古本を提供するケースが多いのですが、「ブックサンタ」では新品の本を届けます。社会貢献というとハードルが高いイメージがありますけど、書店の店頭もしくはネットで買った本をそのまま寄付できるからカンタン。どなたでもすぐに「ブックサンタ」になれますよ!

リアル書店の場合はブックサンタ加盟店に来店し、クリスマスや誕生日などにプレゼントとして楽しめたり、思い出になる本を選んでください。ジャンルはなんでも構いません。絵本、よみもの、小説、雑学本、図鑑などが子どもたちから喜ばれています。ちなみに俗にいうコミックは対象外です。なお、学習まんがやサバイバルシリーズなどは児童書扱いになり、対象です。本のプレゼントが受け取れる子どもの対象年齢は0~18歳。例年不足する傾向にある、小学生向けの本は特に大歓迎です!

毎年、「ブックサンタ」のポスターなどの展示物が広い店内で見つけられず、不安になる方もいますが、安心してください! 公式HP掲載の参加書店では必ず実施しています。また、書店のすべての店員さんが「ブックサンタ」を把握しているとは限りません。ブックサンタについて相談したい場合は、サンタのイラスト入り缶バッジを付けた店員さんを探してください。


店員さんが付ける缶バッジのイラスト



選んだ本はレジで購入し、「ブックサンタで」とひと声かけて預けるだけです。店員さんからは、活動報告を受け取るためのサンクスレターと参加証のステッカーがもらえます。寄付した本は、NPO法人チャリティーサンタのボランティア・サンタクロースたちと、全国の子ども支援団体によって、子どもたちへ届けられます。

書店に足を運ぶのが難しい人は、専用オンライン書店とクラウドファンディングでも参加可能です。なお、寄付本の募集期間はいずれの方法も12月24日(日)までになります。

②運営費を寄付して参加
本の寄付が増えるにつれて、プロジェクトの関連支出が年々増加しています。本を管理する倉庫費用、配送費用、印刷費用、広報費用などの活動運営費を寄付して応援してください! 書店が近隣になく参加できない方もいることも考え、クラウドファンディングは「ブックサンタ」の取り組みそのものに支援したい、という方の窓口でもあります。
NPO法人チャリティーサンタのホームページ内のお問い合わせフォーム(https://writer.charity-santa.com/)からも、直接支援について相談することができます。

③継続サポーターになる
「ブックサンタ」の活動を継続して発展・成長させていくために、NPO法人チャリティーサンタと一緒に応援活動を行う「継続サポーター」も募集。こちらもチャリティーサンタHP内のお問い合わせフォームより申し込みができます。
今年から「あなたの推薦本をオンライン書店に推薦する権利」も登場。これで「ブックサンタ」を支えるだけでなく、一緒に作っていくことができます。
興味のある人は、こちらのnote(https://note.com/charitysanta/n/nfbea9a17834c)をご覧ください。


作家サンタ・推薦図書リストについて



さらに23年より「作家サンタとブックサンタ」が始動。これは直木賞受賞作家・今村翔吾さんが発起人となり、小説家、文筆家、絵本作家などが、子どもたちに読んでほしい本を選んで贈るという特別プログラムです。実際に作家各々が寄付して参加することに加え、公式サイトでは「作家サンタが選んだ、子どもたちへ贈りたい本」と題し、選書を紹介しているのでチェックしましょう! 作家サンタは今村翔吾さんをはじめ、江國香織さん、北方謙三さん、湊かなえさんなど豪華な顔ぶれです。なかには「トットちゃん」で知られる黒柳徹子さんもいます。作家が選んだ本は、感受性豊かな子どもたちに素敵な刺激を与えてくれるはずです。

また例年、「幼児向けの絵本に寄付が集中し、小学生の向け本が不足する」という課題が挙がり、「どんな本を寄付していいのかわからない」という寄付者の声も……。そこで23年から出版社の協力を仰ぎ、「小学生向け推薦図書リスト」を作成しました。計40ページのPDFには、合わせて「ブックサンタの参加方法」「どんな本が喜ばれるのか」「届けた家庭の声」も紹介。リストはこちらです。


クリックするとリストを開きます


このリストと作家サンタの選書を見ることで、参加者自身が贈る本を選ぶ楽しさを感じられます。そしてプレゼントを受け取る子どもたちへ、よりマッチした本が届けられますよ。


この記事をシェアする

特集

ページトップへ戻る