
「英語は中学で一度挫折してしまった……」「中学校で習っているけど、文法がよくわからない……」。
英語学習でこんな悩みを抱えている人は多いです。ですが、一方で日常で使われる英文法の多くが中学英語で習うことばかりなのです。中学英文法をしっかりおさえておくことが「英語を話すための土台作り」になります。
『おかんと一緒ならやりなおせる! 中学英語をおさらいする本』はそんな中学英語を
わかりやすく解説する1冊です。さあ、英語おかんと一緒に楽しく中学英語学び直しませんか?
※本連載は『おかんと一緒ならやりなおせる! 中学英語をおさらいする本』から一部抜粋して構成された記事です。
※書籍に付属している音声はこの記事では聞くことができません。
名詞
名詞= 人、もの、事柄の名前
<POINT>名詞には、大きく分けて2つある
数えられる名詞と数えられない名詞があんねん。
数えられる名詞は、その名の通り、1個、2個って数えられるものの名前やねん。
ひとつのときは、名詞の前にa/anが付いて、複数になると名詞の語尾にs/es が付くねん。
それとは別に、人や国、地名などそれ独自に付いた名前、水や空気のような物質の名前、環境、愛、音楽のような概念や性質の名前が数えられない名詞やねん。数えられない名詞は、単語の前にa/anを付けたり、単語の後ろにs/esを付けたりできひんねん。その代わり、数えるときには、
a glass of water やa cup of coffeeみたいに、入れている容器を使ったりしてカウントすることができるで。
<POINT>日本語のイメージには気を付けて
日本語のイメージやと数えられそうやけど、英語になると数えられない名詞になるものもあんねん。例えば、hair (髪の毛)、rice(米)とか1 本、2本、1粒、2粒って数えられそうやん? けど、これらは数えられない名詞やから要注意な!
日本人が間違えそうな、数えられない名詞は他にもこんなんがあるで。
<POINT>複数形の変化のルール
基本的には、語尾にsまたはesを付けんねんけど、語尾の綴りや発音によって変化の仕方が変わるものがあるから覚えときや~。
●不規則( 全く違うもの)に変化するもの
man→men, woman→women, child→ childrenなど
●単数形と複数形が同じもの
fish(単数形)→ fish(複数形)
sheep(単数形)→sheep(複数形)
reindeer (単数形)→ reindeer (複数形)など
●発音のルール
<POINT>名詞はA=BのA( 主語)になる
主語とは、その文の中心となるもの。日本語の「~は」、「~が」に当たるのが主語やねん。
例えば「(A)は(B)です」という文のAの部分は主語に当たる。
ここに名詞を入れることが可能やねん。
【例】
・Cats are cute. 猫はかわいいです。
「Aは、~する」という文でも、Aのところに名詞を入れることができるねん。
【例】
・Horses run fast. 馬は速く走ります。
<POINT>名詞はA = B のB(補語)になる
「(A)は(B)です」の文の、Bの部分を補語って言うねん。例えばさっきの例文で言うと、「猫はかわいいです」の「かわいい」の部分が補語になるってことやねんな。補語はどんな役割かと言うと、A(主語)の説明をしてんねん。ここに名詞を入れることができる。
例えば、こんな感じ。
・She is a nurse . 彼女は看護師です。
・My father is a teacher . 私の父は教師です。
<POINT>名詞は目的語になる
英語の一般動詞を使った文は、「誰が」「どうする」「何を」の順番やねんけど、この「何を」(目的語)の部分に名詞を入れることができるねん。
【例】
・We eat dinner . 私たちは晩ご飯を食べます。
・He drives a car . 彼は車を運転します。
楽しく学び直すことが大切
中学3年間の英文法を学び直すと聞くと、大変に感じるかもしれません。しかし、この本のタイトルにあるように「おかんと一緒ならやりなおせる!」のです。
おかん口調のわかりやすい解説や、おかんの日常をテーマにした例文やイラストで、楽しみながら学び直すことができます。さあ、この本で「英語おかん」と一緒に、中学英語の学び直しを始めてみませんか?
【書籍情報】