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【独占インタビュー♪】『ゆびさんぽ』作者のまつざきさんに制作秘話をお聞きしました!



ママのイラストレーター・まつざきしおりさんが作った、指であそぶ参加型絵本『ゆびさんぽ』。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         まつざきさんと担当編集・どんぐりのおしゃべりをお楽しみください♪



◆出発点は「指あそび」




とことこ、ぴょんぴょん、と指を動かしてあそぶ『ゆびさんぽ』。人差し指で線をなぞる「たどり絵本」と違い、『ゆびさんぽ』では、寄り道したり、戻ったり、自由にのびのびあそべるのが新鮮ですよね。子どもと追いかけっこをしながらページをめくっていくと、あっという間に読み終わってしまうんですが、それも凄く楽しいです(笑)。




指を使って歩くあそびは、私が子どもの頃に、父親がよくしてくれたあそびなんです。
私も歳の離れた妹に両手でキツネをつくって人形劇をしたり、ショートコントをしたり。思い返せば指あそびは日常にある最も身近なあそびでした。
ちなみにキツネの名前はキツタとキツオ(笑)。





可愛い名前ですね(笑)。
私も小学生くらいまで、手でつくったキツネ同士で会話する遊びを友達としていました。スキンシップと会話の中間のような感じで、相手との距離がぐっと縮まるんですよね。




絵本も指あそびも、親子やきょうだい、お友達と一緒に楽しめてコミュニケーションが取れるあそびなので、そのふたつを組み合わせたらおもしろそうだなぁ、と思ったのが制作のきっかけです。



◆絵本が大好きだった子ども時代のこと




毎回の打ち合わせでは、好きな絵本や思い出の絵本の話で盛り上がりましたね~!
魅力的なキャラクターやお話がつぎつぎ生み出される背景に、まつざきさんの少女時代の経験もあるんだろうな、と感じていました。




母が保育士だったこともあり、家にはたくさんの絵本があって、子どもの頃はよく読んでいました。
私が6歳の時に妹が産まれたのですが、退院して家に帰ってくる母と妹の2人が主人公のしかけ絵本をお絵かき帳で作りまして・・・記憶の中で一番古い私の作品です。




おお、読んでみたい・・・!
ご家族への愛情が詰まった、宝物のような作品ですね。




あとは、寝る前に母が創作して聞かせてくれるお話「メルヘン王国のメルヘンちゃん」がとても楽しみでした。ちなみに私も娘に時々メルヘンちゃんのお話をしています!
昔から妖精やこびとといったファンタジーなキャラクターが大好きで、それが今回の作品内容にも影響しているのかもしれません。





こびとさんのデザイン決定までの道のりも長かったですね。お洋服や髪型、どのパターンも可愛くて、本当に迷ってしまいました(涙)。
まつざきさんが描くこびとさんを主人公としたお話を、もっともっと読みたいです。



◆子どもむけの作品を描きたいと思ったきっかけ




まつざきさんは、デビュー以来コミックエッセイやイラストレーターとして活躍されてきましたが、絵本を制作しようと思ったきっかけは何かあったのですか?




実は昔、絵本作品を描いてはコンテストに挑戦していた時期があったんです。
それから数年後、漫画やイラストの仕事をするようになり、出版したコミックエッセイを大人だけでなく子どもも読んでくれていることを知りました。
イベントなどで出会う子どもたちが、「このお話がおもしろくて好きだよ〜!」「何回も読んでセリフ覚えたよ!」「自分の本棚のお気に入りコーナーに置いてるよ。」とキラキラした目で話してくれたり、我が家で私の漫画を読んでゲラゲラ笑っている娘を見ると、本当にうれしく、心が温かくなりました。
「子どもが喜んでくれる、楽しさいっぱいの子ども向けの作品をいつかつくれたらいいなぁ。つくりたいなぁ。」と思うようになり、再び絵本に挑戦する情熱が湧いてきたんです。





なんて素敵なエピソード・・・!
まつざきさんのまんがは、可愛いだけではなく、ユーモアたっぷりなところも魅力ですよね。今回の『ゆびさんぽ』も、ちびキャラのセリフや行動にたくさんの遊びがちりばめられていて、細部を眺めるだけでも楽しいんです。
あと、ダウンロードしてあそべる特製指人形をはじめ、オマケのアイデアもまつざきさんがどんどん出してくださって。
読者にもっと喜んでもらうには何ができるか、と作戦会議をするのが楽しくて、まつざきさんからメールをいただくたびに、ウキウキしていました(笑)。
こうして『ゆびさんぽ』をみなさんに届けることができ、感無量です。絵本であそんでもらうのが、今から楽しみですね!
今日はありがとうございました。



モニターの声


●3歳と6歳の娘が、「すごくほしい!また読みたい!楽しかったー!」と、騒いでおりました(笑)

●2歳の娘と4歳息子に読ませてみました!と・・・っても!興味津々で取りあうレベル!しかもすぐさま読みなおして楽しんでいました。

●4歳の息子は、スキップしたり、けんけんしたり、ソロソロ動かしたり、ピアノのところでは「ドレミファソラシドー」とちゃんと歌いながら指を動かしていました!2歳の妹も、最後のページのおにぎりやバナナを取って、パクパク食べるフリをしていました。

 



『ゆびさんぽ』の内容を動画でもチェック!



【書籍情報】


作・絵:まつざきしおり

定価
1,430円(本体1,300円+税)
発売日
サイズ
その他
ISBN
9784041132951

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◆『ゆびさんぽ』の絵本と一緒に使って遊べる、特製「こびとゆびにんぎょう」ダウンロードはこちら
◆『ゆびさんぽ』制作前夜(エッセイまんが)はこちら


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