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【子どもと行きたい!】きれいな星空映像にうっとり!関東近郊プラネタリウム10選

梅雨時はジメジメした日が続きますが、梅雨が明け、快晴の日が多くなる夏は、澄んだ夜空に浮かぶ星を眺めるのに最適な季節。7月には七夕もあり、星空を見上げて星座のストーリーや宇宙に思いを馳せる子どもたちも多いのではないでしょうか。関東の各県には、最新鋭の設備が導入されたプラネタリウム施設がそろい、臨場感あふれる宇宙空間を疑似体験できます。未就学児や小学生向けのプログラムも幅広く、家族で楽しめる投影番組も充実。この機会に、お気に入りのプログラムを見つけて、親子で星空博士を目指してみませんか。




特等席で鑑賞できる「コニカミノルタプラネタリウム満天 in Sunshine City」(東京都豊島区)

東京・池袋のサンシャインシティ内にあるプラネタリウム。座席に段差のない水平型ドームの前方には3組限定の「芝シート」や、5組限定の「雲シート」が用意され、プレミアム感満載の特等席として、カップルだけでなく、小さな子どもを連れたファミリーにも大人気!
ランタンの灯りに包まれた「芝シート」には、体圧分散型のフラットなマットが敷かれ、寝転びながら星空を眺められます。子どもたちも動き回ることなくプログラムを楽しめるので、ママやパパも臨場感のあふれる美しい映像に没入できると評判。一方、ふわふわの雲に身をゆだねるような感覚で星空映像を満喫できるのが「雲シート」。いずれも、1シートごとの料金設定になり、定員は小学生以上が2名まで。小学校就学前のお子さんなら2名まで定員にカウントされないので、家族でプラネタリウムを体験できます。

2023年はプラネタリウム投映機が発明されてから100周年を迎えた記念すべき年。プラネタリウムの歴史をたどる作品「時を刻むこの星空 with DREAMS COME TRUE」(2023年6月上映中、終了日未定)を見て、“星を知ろうとした人々の想い”に浸ってみてはいかがでしょうか。この作品の音楽はDREAMS COME TRUE、ナレーションは中村倫也さんが担当。夏休み期間は、「ちびまる子ちゃん」など子ども向けの番組投影も予定されているので、ぜひスケジュールをチェックしてください。

  


特等席の3組の「芝シート」と5組の「雲シート」


星々の投影映像は明るく、目を見張る鮮やかさが印象的


星を散りばめたようにきらきらと光るエントランス


「芝シート」のランタンの灯りは、投影時に消灯する


施設情報
住所:東京都豊島区東池袋3-1-3 サンシャインシティワールドインポートマートビル屋上
時間:10:00~21:00、土曜・日曜・祝日は~22:00/定休日:不定休
公式サイト:https://planetarium.konicaminolta.jp/manten/



世界最大級のドームスクリーンをもつ「つくばエキスポセンター」(茨城県つくば市)
             

1985年開催の「つくば科学万博」の記念施設を活用した科学館。楽しく科学技術の仕組みに触れられる体験型展示や世界最大級のプラネタリウムを備えています。プラネタリウムの最大の魅力は、直径25.6メートルもの世界最大級のドームスクリーン。8K相当の鮮やかで高精細な映像により、臨場感あふれる大迫力の星空を体験できます。上映されるプログラムは、オリジナル番組からスタッフによる星空解説まで、子どもはもちろん、大人も一緒に楽しめる番組が充実。その日の夜の星空や宇宙について、スタッフが楽しく語る星空解説番組「見上げてみよう!今日の星空」は毎日上映され、星や宇宙に興味を持ちはじめた子どもたちには必見です。さらに、2023年7月以降にオリジナル番組「星に導かれて~タヒチからハワイへの航海術~」を上映予定。


一方向傾斜型のドームスクリーンに鮮やかな映像が映し出される


家族で楽しめる生解説番組「見上げてみよう!今日の星空」


施設情報
住所:茨城県つくば市吾妻2-9/時間:9:50~17:00(最終入館16:30)
定休日:月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始、臨時休館あり
公式サイト:https://www.expocenter.or.jp



独自性の高いプログラムが充実する「コスモプラネタリウム渋谷」(東京都渋谷区)
          

図書館などが入る複合施設「渋谷区文化総合センター 大和田」の12階にあるプラネタリウム。幅広い世代が楽しめる多彩なプログラムをそろえ、常時5種類ほどの番組が上映されています。特に、未就学児から小学校低学年の子どもたちにおすすめなのがキッズタイムの番組。「ハチ公とおでかけ」シリーズでは、「コスモプラネタリウム渋谷」でお馴染みのキャラクター犬・ハチと一緒に旅をする気分で星空を楽しめます。小学生には「プラネタリウム版 宇宙の話をしよう ~Tales of the Cosmic Voyage~」(2023年6月上映中、終了日は未定)も人気。NASAの技術者として働く父親と娘のミーちゃんの対話を通して、宇宙の不思議や宇宙探査の歴史に触れられる児童書をモチーフにした作品です。個性あふれる解説員たちが交代で担当する「今夜の星めぐり」も常時上映。2023年7月7日(金)には七夕特別投影が、それ以降もハチ公100周年を記念した特別番組や夏休み観察教室が予定され、今夏もイベントが盛りだくさん!プラネタリウムのチケットは現地券売機のほか、ウェブでも購入できるので、詳細は公式サイトをチェック。


渋谷の夜景と天の川がかかる夜空


夜空に浮かぶさまざまな星座を投映


施設情報
住所:東京都渋谷区桜丘町23-21 渋谷区文化総合センター大和田12階/時間:12:00~20:00、
土曜・日曜・祝日は10:00~/定休日:月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
公式サイト:https://shibu-cul.jp/planetarium



ギネス世界記録™に認定された「はまぎん こども宇宙科学館」(神奈川県横浜市)

世界一多くの星を投影できるプラネタリウムが魅力の科学館。2022年12月のリニューアル時に導入した最新の「MEGASTAR-IIA(メガスターツーエー)」が、世界最多となる少なくとも7億個以上の恒星を映し出せるプラネタリウム投影機として、ギネス世界記録™に登録されました。20等星までの超微光星を再現することができるようになり、直径約23メートルの大型スクリーンドームに美しく広がる銀河系の星の輝きは圧巻です。常時2種類のプログラムが用意され、子ども向けの番組としては「妖怪ウォッチ♪コマさんからのSOS!ブラックホールへレッツゴーだニャン♪」(終了は2024年3月31日(日))を投影中。宇宙のブラックホールに吸い込まれてしまったコマさんを助けに行くわくわくするストーリー展開に、子どもたちも引き込まれてしまうはずです。


「MEGASTAR-IIA」で投影された天の川


プラネタリウム投影機の「MEGASTAR-IIA」


施設情報
住所:神奈川県横浜市磯子区洋光台5-2-1/時間:9:30~17:00(最終入館16 :00)
定休日:第1・3火曜日、年末年始、臨時休館あり
公式サイト: https://www.yokohama-kagakukan.jp



子ども向け番組が豊富な「千葉市科学館」(千葉県千葉市)

千葉県最大のプラネタリウムがあり、映し出される恒星の数は1000万個以上。ドームスクリーンいっぱいに投影されるデジタル映像を交えた多彩な番組が充実しています。プラネタリウムスタッフの生解説のほか、幼児や小学生向けの投影も多く、音楽やアロマなどと星空を組み合わせた特別投影も実施。宇宙をテーマにした楽曲を手掛けるアーティスト“ACIDMAN(アシッドマン)”の音楽にのせたプラネタリウム番組「星になるまで~ music by ACIDMAN~」(2023年6月上映中、終了は秋口ごろ)は、迫力のCG映像で、ブラックホールやダークマターといった未知なる宇宙の魅力に迫ります。子ども向け番組「コズミックフロント にゃんこ博士の宇宙から来るメッセンジャーの謎」(2023年6月上映中、終了は2024年明けごろ)では宇宙から降り注ぐ目には見えない物質、素粒子についてにゃんこ博士に詳しく教えてもらいましょう!


小学生に人気の「コズミックフロント にゃんこ博士の宇宙から来るメッセンジャーの謎」


投影中の「星になるまで~ music by ACIDMAN~」


施設情報
住所:千葉県千葉市中央区中央4-5-1 複合施設「Qiball(きぼーる)」7~10階
時間:9:00~19:00(最終入館18:30)/定休日:不定
公式サイト:https://www.kagakukanq.com

※プラネタリウムは、投影日によっては19:00~のプログラムもあり。投影スケジュールは公式サイトで要確認



生解説プラネタリウムが魅力の「府中市郷土の森博物館」(東京都府中市)

博物館の本館、プラネタリウム、歴史的建築物などが、緑豊かな敷地に囲まれ、森全体で府中の自然と歴史を体感できる「府中市郷土の森博物館」。博物館・本館内にあるプラネタリウムでは季節ごとにテーマが変わるオリジナルの生解説番組など、常時3種類のプログラムを展開し、2023年9月3日(日)までの夏の期間は生解説プラネタリウム「さそり座スペシャル!」を投映。今夜の星空の生解説と併せて「宇宙なんちゃら こてつくん」などの人気アニメ映像番組を楽しめるプログラムも用意され、すべての番組が子どもも含め、全年齢を対象とした作品になっています。特別投映の「七夕プラネタリウム」(2023年7月1日(土)・2日(日)・7日(金))や、過去の「生解説プラネタリウム」をリバイバル投映する「プラネタリウム☆夏の生解説まつり」(2023年8月26日(土)~9月3日(日))も要チェック!


2023年夏の生解説プログラムのテーマはさそり座


施設情報
住所:東京都府中市南町6-32/時間:9:00~17:00(最終入場16:00)
定休日:月曜(2023年8月14日(月)は開館)、臨時休館あり ※2023年9月4日(月)より10か月程度、建物の改修工事のためプラネタリウムを含む博物館本館が休館
公式サイト:https://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/index.html



公式キャラクター、ペガロクの番組が人気の「多摩六都科学館」(東京都西東京市)
             

小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市の5市が運営する科学館内には、直径27.5メートルと、世界最大級の大きさのプラネタリウムドーム「サイエンスエッグ」があります。特徴的なのは、足元から頭上まで星空や映像に包まれる傾斜型のドーム。光学式投映機「CHIRONⅡ(ケイロンⅡ)」が1億4000万個を超える微細な星の輝きを映し出し、ドーム全体には奥行きのあるリアルな星空が広がります。科学館の人気公式キャラクター、ペガロクが登場するキッズプラネタリウム「ペガロクと南の島の星座たち」(2023年6月上映中、終了は7月2日(日))では「みなみじゅうじ座」など、南半球で見える星座を天文スタッフが生解説。2023年7月8日(土)から投影される大型映像「シーライオン~おひげのオットーとアシカのかぞく~」も見逃せません。
 


公式キャラクターのペガロクと楽しむキッズプラネタリウム番組


施設情報
住所:東京都西東京市芝久保町5-10-64/時間:9:30~17:00(最終入館16:00)
定休日:月曜(祝日・振替休日は開館し、翌日休館)、祝日の翌日、年末年始、臨時休館あり
公式サイト:https://www.tamarokuto.or.jp



小学生向けの投影映像が多彩な「ギャラクシティ まるちたいけんドーム」(東京都足立区)

子どもたちが遊びながら学べる体験型複合施設「ギャラクシティ」内にある「まるちたいけんドーム」は、東京23区内最大のプラネタリウム。最新のスペースエンジンと明るいプロジェクターを使った迫力満天の宇宙を体験できる施設です。星空解説員による40分の生解説番組「今夜の星空」をはじめ、常時5~6種の投影番組がそろい、小学生が楽しめるプログラムも豊富。月旅行への夢を膨らませ、実現させたパイオニアたちのストーリーが展開される映像番組「月をめざして ―ロケットを作った研究者たち―」(終了は2023年7月15日(土))では、人工衛星やロケットが飛ぶ仕組みも紹介されています。2023年6月18日(日)に行われる生解説プログラム「公開学習 小4理科『月と星』」にも注目。夏に向けて、星を見る会や子ども向けの星空劇場、天文講演会、小学生向けの公開学習などさまざまなイベントも予定しているので、随時公式HPで確認しましょう。


人気番組の「月をめざして ―ロケットを作った研究者たち―」。制作:合同会社アルタイル


施設情報
住所:東京都足立区栗原1-3-1/時間:9:00~21:30(こども体験エリア~18:00)
定休日:第2月曜(祝日の場合は翌日)※8月はなし
公式サイト:https://www.galaxcity.jp/facilities/multi-experience-dome.html



1億個もの星を投影できる「さいたま市宇宙劇場」(埼玉県さいたま市)

若田光一宇宙飛行士が名誉館長を務めるプラネタリウム施設。1億個もの美しい星を投映する光学式投映機と高精細な映像システムで臨場感あふれるプラネタリウム映像を体感できます。屋上での天体観望会と合わせた特別投映、1日限りのイベント投映、約20分の星空生解説のあとにアニメーション番組を投映する「子供の時間」など、バラエティ豊かなプログラムも魅力です。特に個性豊かな解説員が、今夜の星空やタイムリーな宇宙の話題など、それぞれのテーマで45分間にわたり毎日生解説を行う「星空の時間」は必見。小学生から大人までが幅広く楽しめる内容になっています。


常時投映の生解説プログラム「星空の時間」


施設情報
住所:埼玉県さいたま市大宮区錦町682-2 大宮情報文化センター(JACK大宮)
時間:9:30~17:30、土曜・日曜・祝日~19:00(最終入館は各閉館60分前)
定休日:水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館あり
公式サイト:https://www.ucyugekijo.jp



人気のアニメ映像がそろう「向井千秋記念子ども科学館」(群馬県館林市)

日本でも有数の大型ドームをもつプラネタリウムがあり、地上から見える星空だけでなく、宇宙から見た星空も再現できる最新鋭の全天周デジタル映像システムを採用。プログラムには、「忍たま乱太郎」(終了は2023年8月31日(木))や「名探偵コナン」(終了は2023年6月25日(日))、「クレヨンしんちゃん」(2023年7月1日(土)~2024年6月30日(日))などが活躍する子ども向けのアニメーション映像番組も充実しています。ほかにも、熱帯雨林での冒険物語「アマゾン・アドベンチャーいきものが伝える進化のひみつ」(終了は11月26日(日))や、花火の子ども「ヒバナ」の冒険を通して花火の文化と歴史をひもとく「ハナビリウム」(終了は2023年6月25日(日))、太陽系の天体を迫力あるCG映像で体験しながら、地球を見つめなおす「水の惑星 星の旅シリーズ」(2023年7月1日(土)~2024年6月30日(日))など、子どもたちを引き付けるさまざまなジャンルの投影番組が多数。2023年7月16日(日)と8月20日(日)には、太陽の黒点や昼間でも見える星を観察する「公開天文台」が開催されるので、参加してみてはいかがでしょうか。


広々としたプラネタリウムの内観


施設情報
住所:群馬県館林市城町2-2/時間:9:00~17:00(最終入館16:30)/定休日:月曜
公式サイト:https://www.city.tatebayashi.gunma.jp/kagakukan/



子どもたちも興味津々のプラネタリウム番組が満載!

プラネタリウムのプログラムは施設ごとに特徴があり、解説員それぞれの個性が光る生解説の星空投影は特におすすめです。大人気のキャラクターが登場するアニメーション番組や宇宙の不思議を学べるストーリー仕立ての映像番組など、子どもたちが夢中になって楽しめるプログラムも盛りだくさん。プログラムは随時変わるので、公式HPの確認は必須です。プラネタリウム体験で、星座や天体、宇宙にまつわる子どもたちの興味をさらに引き出し、深い学びにつなげていってください。

ライター:小林優子


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