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\家族で選挙に行こう! / 作家&担当編集が語る、『きょうは選挙の日。』制作秘話

子どもといっしょに「選挙とはなにか」を考えるための絵本『きょうは選挙の日。』。
作家の塚本やすしさんと担当編集者に、作品に込めた想いや制作秘話を伺いました。




『きょうは選挙の日。』はどのような形で企画がスタートされたのですか。

塚本さん:
編集さんに「選挙の本をつくりましょう!」と声を掛けられました。これまでに私は、戦争の悲惨さや多様性豊かな世の中をつくるためのメッセージを、絵本を介して子どもたちに数多く投げ掛けてきました。そんな中、昨今の日本の低投票率はずっと気になっていたので、迷うことなく、即答で「つくりましょう」と答えました!
 
担当編集:
ある人から「家族で選挙に行っていた人は、習慣が身に付いており、成人になれば自然に選挙に行く」という話を聞きました。芸能人がSNS上で「選挙に行って、おいしいものを食べて、特別な1日にしよう」という趣旨の記事を拡散している様子を見て、絵本で家族の選挙の1日を描けば、日本の投票率アップに貢献できるのではと思い、この本を企画しました。


『きょうは選挙の日。』でイチオシのページや、個人的な”お気に入りポイント”があれば教えてください!

塚本さん:
この絵本のカギとなる重要なシーンは、私が子どもの頃の体験をもとにしています。家族がレストランでパフェを食べるシーンがあります。これは、選挙に行ったあと、寄り道して「神谷バー」でチョコレートパフェを食べさせてもらった、私の子ども時代のある1日を重ねています。今でも、その日の思い出は強く心に残っており、選挙に対してポジティブなイメージが持てているのも、そのおかげかもしれません。



担当編集:
この本を企画したとき、ぜひ実現できればと思っていたのが、投票所の図解です。子どもたちにとって身近な存在ではない投票所を、ビジュアルで解説できればと考えました。そのほか、この本では「そもそも選挙ってなに?」「選挙の4つのたいせつなきまりって?」など、大人が子どもにふと尋ねられて、答えに窮するような選挙の基礎知識も解説しています。この本をきっかけに、家族で選挙について広く語り合ってもらえればと思っています。





『きょうは選挙の日。』は、どんな方におすすめの作品ですか?

塚本さん:
もちろん、これからの未来を切り開く子どもたちです! 選挙は定期的に行われるイベントです。先日の参院選後、国政選挙はしばらくありませんが、地方選挙が行われるたび、子どもたちは報道等で選挙のことを耳にします。その度、この本で子どもたちに選挙のことを振り返ってもらえればと思っています。
 
担当編集:
基本的に、絵本は子ども自ら手にするものですが、この本は、大人を介して接する機会が多いのではと思います。学校で教師のかたや司書のかたに「主権者教育」の一環で利用してもらったり、地元の選挙が近くなった際、読み聞かせに利用していただいたり。でも、最も私が強くイメージしているのは、選挙に行ったあと、おうちで家族みんなで読んでもらえたらなあということ。家で当日を振り返りながら、本書をもとにいろいろ語り合ってもらえたらなと思っています。





制作中の印象深いエピソードがあれば教えてください!

塚本さん:
選挙って、ひと口に簡単に言ってしまいますが、人それぞれ、その認識が微妙に違うことに気が付きました。例えば、投票所の機材やスタッフのかたの配置は、地域によって異なるのですね。そういう選挙のルール的なところは、編集さんが色々と調べてくれたおかげで、きちんと正しいことが表現できていると思います。
 
担当編集:
投票のシーンはいくつかの選挙管理委員会に細かいアドバイスをもらいました。また、一部、子どもたちにとって難しい言葉が続くので、より丁寧に表現するため、現役の学校教師からも、重ねてご意見をいただきました。塚本先生が、そういうリクエストをひとつひとつ、丁寧に汲んでくださったおかげで、ここに形になりました。





読者のみなさんへ、メッセージがあればお願いします。

塚本さん:
この本には、私のさまざまな想いが込められています。たとえば、背景に広がる空。選挙の1日を時系列で表しており、子どもにとって特別な、長い選挙の1日の様子を、こんな部分からも感じ取ってもらえればと思います。また、夕焼けのラストの手前、家族が散歩するシーンには、選挙制度によって築かれる「明日」をイメージする場面を設けました。選挙の先には「自分たちの未来」があるということを、この本から子どもたちに感じとってもらえたらと思っています。
 
担当編集:
成人年齢が18歳に引き下げられた今、このタイミングで、選挙の1日を描く、初の絵本が発刊された意味は大きいのではと思っています。「18歳選挙」の意義を考えるには、もってこいの一冊だと思います。この本がたくさん読まれれば、投票率は間違いなくアップするはずです! 読者の皆さんのレビューやSNSの投稿をお待ちしています!

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【『きょうは選挙の日。』絵本原画展】
期間:2022年月6月26日~8月16日
場所:絵本のこたち(京都)
http://cotachi.main.jp/

※新型コロナウィルス感染拡大により、変更・中止になる場合があります。



『きょうは選挙の日。』

【内容紹介】
家族で選挙に行こう! 子どもといっしょに「選挙とはなにか」を考えるための一冊。ある家族の選挙の一日を紹介します。おしゃれをして、選挙に行って、おいしいものを食べて......。選挙は特別なものではなく、日常の延長のものであること、そして、かけがえのないものであることがわかります。「そもそも選挙ってなに?」「選挙の4つのたいせつなきまりって?」など、子どもの選挙の疑問も解答。投票所の展開図も掲載。




きょうは選挙の日。

  • 作:塚本やすし
  • 【定価】1,760円(本体1,600円+税)
  • 【発売日】
  • 【サイズ】AB判
  • 【ISBN】978811329413

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