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子育て・教育

2022年4月1日から成人年齢が18歳に。大人になったらできること


2022年4月1日は、法律の改正により大人になる年齢が「18歳」に引き下げられます。明治時代から今日まで約140年間、日本での成年年齢は20歳と民法で定められていました。

全国の中学生・高校生を対象とした意識調査では、「早く大人になりたい?」という問いに対して、「そうは思わない」と答えた人が半数以上を占めています。理由として「子どもでいるほうがラクだから」「大人になることがなんとなく不安だから」など、さまざまな回答が上がりました。


これから大人になる君たちへ

『これから大人になる君たちへ』P32より


「成年」になることで、子どものときに出来なかったことが可能になるのがたくさんあります。今回は大人になることで「出来ること」をいくつか紹介します。

親の同意なしで契約が可能に!



18歳の誕生日を迎えると、男の子も女の子も法律上の成年年齢となり、未成年のときに必要だった「親の同意」がなくても、さまざまなことが可能になります。
●携帯電話の契約
●ローンを組む
●クレジットカードを作る
●一人暮らしの部屋を借りる


上記のように、自分自身で契約を結ぶことができます。しかし、「契約を結ぶ」ということは、契約に対して責任を負うのも自分自身になります。契約には様々なルールがあり、そうした知識がないまま、安易に契約を交わすとトラブルに巻き込まれる可能性があります。社会経験に乏しく、保護がなくなったばかりの成年を狙い打ちにする悪質な業者もいるので、その契約が必要かどうか、よく検討する必要があります。

親の同意が必要ないと言っても、お父さんやお母さんはあなたにとって身近な大人なので、相談しながら判断していくことも大事です。



それ以外では「10年有効のパスポート取得」「公認会計士や司法書士、医師免許、薬剤師免許などの国家資格取得」が可能となります。

選挙の投票や選挙運動ができる

国会議員を選ぶ「国政選挙」や、都道府県知事や市区町村長、地方議員を選ぶ「地方選挙」で投票できます。また、特定の候補者を応援する「選挙運動」もできるようになります。


これから大人になる君たちへ

『これから大人になる君たちへ』P160、161より


世界を見渡せば、9割以上の国々が「18歳以上」に選挙権を与えています。日本もそれに合わせたわけですが、理由はそれだけではありません。日本の未来を担う若い世代の声を、より政治に反映させていくことを期待されているのです。

政治は、あなたやあなたの家族だけではなく、日本の未来のあり方を決めるもの。社会の中で生きていく限り、政治と無縁の人なんていません。1日をすごす中で目にするものは、多くが政治と深く関わっています。道路や信号、消防署や警察署、学校や図書館…。こうした生活に欠かせない多くの施設やサービスを政治が生み出しているのです。「暴力を振るってはいけない」「人のものを盗んではいけない」といった当たり前のことから、身近な交通ルールまで、守るべきルール(法律)を決めているのも政治です。
よりよい世の中で暮らしていけるように、あなたも「自分事」として考えましょう。

「18歳成人時代」到来。大人になるまでに知りたい世の中の常識が満載!

3月10日に発売された『これから大人になる君たちへ 学校では教えてくれない未来を生き抜くヒント』は、これから大人になっていくみなさんが「世の中を渡っていくために最低限知っておくべきこと」を伝えるべく、未来を生き抜くためのヒントを図版満載でわかりやすく展開していきます。大人になるまでに知っておきたい、世の中のしくみとルールが書かれた一冊です。

ためし読み公開中!
法律改正で成人年齢が「18歳」に! だからみなさんは、お父さんお母さんより2年も早く“大人への準備”をしなければなりません。この本は、これから大人になっていくみなさんに知ってほしい「世の中の大切なこと」満載の一冊!特別ためし読み公開です!

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