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【「今日って何の日!?」】12月9日は小説家・夏目漱石が亡くなった日です

近代日本文学の文豪として活躍した夏目漱石


12月9日は、小説家・夏目漱石が亡くなった日です。明治末期から大正初期に近代日本文学の文豪の一人として活躍、代表作には『吾輩は猫である』『坊ちゃん』などがあります。過去には千円札の肖像画にもなった夏目漱石について、少し触れたいと思います。

夏目“漱石”はペンネーム!由来はあの有名俳人から

漱石は1867年に東京で生まれました。本名は金之助です。“漱石”はペンネームで、学生時代からの親友で、有名な俳人・正岡子規から譲り受けたと言われています。「漱石」という名前は、「漱石枕流(そうせきちんりゅう)」から来ています。

猫を飼っていたが名前は…


飼っていたネコは全身が真っ黒だったと言われています


漱石の有名な作品のひとつ『吾輩は猫である』の書き出しは、「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」で始まります。実際に漱石自身も猫を飼っていたそうですが、名前は「ねこ」だそうです。この作品に出てくる猫は、この飼い猫がモデルだと言われています。

気分転換で書いたものが次々と世に残る名作に

イギリスに留学し1903年に帰国した漱石は東京帝国大学英文科の講師になるが、イギリスで患った神経衰弱は酷くなるばかり。正岡子規の弟子でもあった高浜虚子は、漱石に対して気分転換で書くことをすすめます。

漱石は1905年38歳のときに処女作『吾輩は猫である』を発表。その後も『坊っちゃん』『こころ』などを発表しましたが、1916年49歳のとき、『明暗』を執筆中に亡くなりました。漱石はわずか10年の作家活動でしたが、文学史に残る数々の名作を手掛けました。

角川つばさ文庫では、夏目漱石の名作『坊ちゃん』を子どもたちに理解しやすいように現代表記に改めたり、イラストをさしこんだりして読みやすくなっています。ぜひ、この機会に漱石の作品に触れみてはいかがでしょうか。


作:夏目 漱石 絵:長野 拓造

定価
682円(本体620円+税)
発売日
サイズ
新書判
ISBN
9784046313140

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