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世界累計100万部超え児童書ミステリー『スパイ暗号クラブ1 サマーキャンプの誘拐事件』ためし読み(1/3)

小学生から読める、本格暗号ミステリーの最新シリーズ!

世界累計100万部超え、日本でも81万部売れている児童書の翻訳ミステリー『暗号クラブ』は「暗号を解きながら楽しく読み進められる」「小学生がドハマりする」「解読作業が楽しい」と、小学生やその保護者のみなさんから大人気!
本編全20巻、現在は続編シリーズ『スパイ暗号クラブ』が3巻まで発売中の「暗号解読」小説です。

最新シリーズ『スパイ暗号クラブ1』では、さらにパワーアップした暗号が、中学生になった主人公たち〈暗号クラブ〉の面々を待ち受けます!

シリーズ読者のみなさんも、未読のあなたも、大歓迎!
ここから読み始めて、お子さまが小説好き・ミステリー好きに育つことまちがいなしな傑作ミステリーを、どうぞおたのしみください!


目次



第1章 ただいま、バークレー!
第2章 潜入スパイ?
第3章 ライバル出現

人物紹介



 第1章 ただいま、バークレー!


(夢じゃない。とうとう帰ってきたんだ!)

 コーディことダコタ・ジョーンズは、なつかしい勉強部屋をぐるりと見回し、よろこびをかみしめた。

 コーディは昨日、母親と妹といっしょにカリフォルニア州バークレー市の自宅にもどってきたところだった。それまでの九か月間は、アメリカの反対側にある、東海岸のバージニア州で暮らしていたのだ。

(九か月といえば、まるまる一学年分だもの。長いはずだよね。秋からはわたしも中学生。もう十三歳になっちゃった!)

*1 アメリカでは、1学年は9月~翌年5月の9か月間。6月~8月は夏休みとなる。


 その間ずっと、暗号クラブの仲間とははなればなれだったので、コーディは一刻も早くみんなに会いたくてたまらなかった。

 なかでも一番会いたいのはルークだ。バークレー小学校で暗号クラブに入ったときから、コーディはルークのことが気になっていた。ルークは、褐色の肌にこげ茶色の瞳、背が高くてスポーツ万能。南部なまりでしゃべるところも、自然体でかっこいい。コーディがバージニア州に転校するとき、ルークは指輪をくれた。それは、暗号ダイヤルがついた特別な物で、しかもルークとおそろい(ペア・リング)だった!

(ルーク、変わっちゃったかな。そうじゃないといいけど)

 コーディは胸の内でつぶやいた。

 去年の夏までは、仲間たちと暗号を作ったり解いたり、冒険旅行に行ったりと、クラブ活動ざんまいの日々を送っていた。ところが、バークレー市警の警察官だったママが、FBI(アメリカ連邦捜査局)の採用試験に受かり、バージニア州クアンティコにあるFBIアカデミーで研修を受けることになった。そのため、コーディと妹のタナも、いっしょについていくことになったのだ。

 FBIは、アメリカ全体、ときには国際的な大事件を捜査し解決する機関で、FBI捜査官になるのはすごくむずかしい。だから、夢をかなえたママのことを思えば、もちろん、それはおめでたいニュースだった。でも、突然仲間たちと別れ、大陸の反対側の知らない土地に引っこすことになったコーディは、悲しくて何度も泣いた。引っこすというより一時的に滞在するだけよ、とママは言ったけれど、コーディにとって、九か月は永遠のように思えたのだ。

 その後、ママはアカデミーでの新人研修を終え、晴れて特別捜査官となった。そして、FBIのサンフランシスコ支局に配属された。バークレーの家にもどることが決まったとき、コーディは飛びあがらんばかりによろこんだけれど、暗号クラブの仲間には、もどる日をないしょにしておいた。みんなの前に突然現れて、びっくりさせたかったからだ。

 計画は、すでにばっちり立ててあった。一週間前に、仲間に暗号メッセージを送り、「ひさしぶりに部室が見たいから、そこに集まってほしい。ビデオ通話で話をしよう」と提案しておいたのだ。「部室」というのは、自然公園のユーカリ林にある、廃材で建てた小屋のことだ。すでに全員からOKの返事をもらっていたから、今日、予定どおりみんなが部室に集まったところで、ジャジャーン!と登場するつもりだった。

「コーディ! 荷ほどきは進んでる?」

 ママの声が、階段の下から聞こえてきた。

「う……うん、だいたいね!」

 コーディは大声で答えてから、まだ開けていない段ボール箱の山を見た。ママへの返事にはじつは続きがあって、「だいたい手をつけてない」というのが正しい。

 昨日の夜遅く、一家が家に帰ってきたとき、引っこしの荷物はすでに到着していて、部屋には段ボール箱が山積みになっていた。でも、コーディは長旅でヘトヘトに疲れていたので、スーツケースを開けてパジャマを引っぱりだし、ベッドにもぐりこんでそのまま寝てしまったのだ。

 そして今、コーディはママの声でわれに返った。これからこの段ボール箱をぜんぶ開け、中身をタンスや棚、机にしまわなければいけないのだ。

 でも、荷ほどきなんていつでもできる、とコーディは思った。暗号クラブの仲間を驚かせるのは、もどってきたばかりの今日しかない。

 コーディはさっそく机に向かい、ノート型パソコンを開くと、仲間にあてたメッセージの作成に取りかかった。今日のミーティングに忘れずに来てもらうよう、念押しのメールを送るのだ。



(暗号クラブのメンバーなら、この絵文字の意味くらいかんたんに解読できるはず!)

 そう思いながら四人に向けたメールの送信ボタンを押したとき、ふたたび階段の下からママの声が飛んできた。

「コーディ、朝食ができたわよ。タナを呼んできてくれる? タナの好きな『にこにこパンケーキ』だって伝えてちょうだい!」

「はーい!」

 コーディは返事をしたあと、小さくつぶやいた。

「……また『にこにこパンケーキ』かあ」

 妹のタナは好ききらいが多く、朝食に食べるのはシリアルくらいだった。ところが最近、ママがパンケーキに生クリームやフルーツで顔を描いて出すようにしたら、タナがよろこんで食べるようになった。それ以来、しょっちゅう「にこにこパンケーキ」が食卓に並ぶので、コーディは正直、食傷ぎみだ。

 タナは生まれつき耳が聞こえない。コーディはずっと手話通訳をしてきたが、一年ほど前に人工内耳手術(耳の奥に小さな機械を埋めこんで、音が聞こえるようにする手術)を受けてから、タナは少しずつ自分で音を聞きとれるようになってきた。でも、遠くから呼ばれたとき──たとえばママが下から呼ぶとき──なんかは、やっぱり手話での通訳が必要だ。コーディは席を立ち、肩までのびた赤い髪をポニーテイルに結ぶと、廊下の奥にあるタナの部屋に向かった。タナはベッドに腰かけ、ノート型パソコンで字幕つきアニメを見ていた。段ボールはすでにぜんぶ片づいている。ゆうべ、ママが手伝っていたし、それにタナはまだ、自分の荷物はそれほど多くない。

 コーディとタナが姉妹と知ると、たいていの人は驚く。ぜんぜん似ていないからだ。タナが金髪に青い瞳、日焼けすると肌が小麦色になるママとそっくりなのに対し、コーディはパパに似て、赤毛に緑の瞳、そばかすがあって色白だ。見た目だけでなく、性格もかなり違う。タナは内気で慎重派、コーディは人なつこくて積極的。でも、二人はとても仲がよかった。コーディがタナと話をするために、一生懸命手話を覚えたからかもしれない。コーディは手話の知識を生かして、暗号クラブのメンバーにも指文字とかんたんな手話を教えた。仲間同士で秘密のメッセージを伝えることができるようにするためだ。実際それはすごく役に立っていた。

 タナの部屋にやってくると、コーディはノックの代わりに、部屋の電気のスイッチをつけたり消したりした。タナがパソコンの画面から顔を上げ、右手の人差し指を立てて左右にふってみせる。「なあに?」という意味だ。

「朝食できたって。『にこにこパンケーキ』だよ」

 コーディが手話を添えて答えると、タナはパソコンを閉じてベッドから下りた。手話で、「パンケーキにチョコチップ、入ってるかなあ」と聞く。

「さあ、どうかな」

 二人は階段を降り、居心地のいいリビングを抜け、キッチンへ移動した。あたりには香ばしいベーコンのにおいがただよっている。コーディは、タナと二人で小さな食卓についた。テーブルの上には、すでにランチョンマットとナイフ、フォークが並んでいる。FBIのロゴが入った黒いシャツとカーキ色のズボンに着替えたママが、パンケーキの皿を運んできた。タナはネコの顔、コーディのはフクロウ、そしてママの分は、失敗作の変顔パンケーキだ。食卓のまん中に、トースト、ベーコン、イチゴをそれぞれ盛ったお皿を置いてから、ママは空いた席に着いた。

「二人とも、荷物の整理は終わった?」

 右手に持ったフォークでイチゴを取りながら、左手で手話を添えて聞く。

 タナは両手の平を天井に向けて上げ、幕が下がるように手を下ろしながらすぼめてみせた。「もう終わった」という意味だ。

「あら、すごいじゃない」

 ママがタナをほめてから、コーディに顔を向ける。

「わたしはまだ、やりとちゅう」

 コーディは手話を添えて言った。この家では、タナがいる場ではかならず手話を使うのが決まりなのだ。

 パンケーキを食べおえたコーディとタナが、食器を手に席を立ちかけたとき、ママが二人を呼びとめた。

「ちょっと待って! 二人にサプライズがあるの」

 コーディとタナは顔を見合わせた。

「なあに?」

 ママは思わせぶりににっこり笑いながら、切りだした。

「あのね、パパと相談して、あなたたちには夏休みのサマーキャンプに行ってもらうことにしたわ。学校が始まるまでずいぶん時間があるし、二人とも家にこもっているより、そういうのに参加するほうが楽しいでしょう? タナが行くのは、聴覚障害児童のための野外冒険教室よ。ハイキングしたり、工作したり、自然や動物について学んだりするんですって。おもしろそうでしょう?」

 目を見開いて聞いていたタナが、首を大きく縦にふる。

 一方のコーディは、思わずいらだって抗議した。

「ママ! わたし、サマーキャンプはもうたくさん! この夏はとにかく友だちと遊びたいの。もう一年近く会えてなかったんだもん」

「だいじょうぶよ。今回のキャンプは、あなたもきっと気に入るはずだから」

 ママの言葉に、コーディは不満げに目をぐるりと回してみせた。サマーキャンプには、いやな思い出しかないのだ。

 アメリカでは、子どもたちが長い休みのあいだに参加できるよう、さまざまな体験教室のプログラムが用意されている。そうしたプログラムは〈サマーキャンプ〉と呼ばれ、テーマは、勉強やスポーツ、芸術、コンピュータなどなど、期間も、五日間だったり数週間家をはなれて合宿したりすることもある。

 まだママとパパが離婚する前、コーディは苦手だった算数の講習に送りこまれ、それはそれはつまらない夏休みをすごした。また、べつの年には「古生物学講座」に入れられ、ニセモノの恐竜の骨が埋まった泥土をひたすら掘らされた。それよりもっとひどかったのは「動物園の夏休み飼育実習」だ。名前はおもしろそうだったけれど、いざ行ってみたら、一週間ずっと動物のフンの掃除をさせられただけだったのだ。

 今にも泣きだしそうなコーディに、ママがやさしく語りかける。

「ねえ。コーディは、暗号やパズルを解いたり、作ったりするのが好きでしょう?」

 コーディはうなずいた。ママの言うとおり、コーディは手話をきっかけに、特定の人だけに通じる暗号というものに興味をもつようになり、暗号を解読したり作ったりする魅力にどっぷりはまっている。バークレー小学校では、クイン、エム・イー、ルーク、リカと暗号クラブで活動し、実際に、暗号を使っていくつかの事件を解決したこともある。

「そうだけど、それと、サマーキャンプと、いったいなんの関係があるの?」

 ママは質問に答える代わりに、コーディに三つ折りのリーフレットを差しだした。リーフレットの表には、四種類の暗号がのっている。どれもコーディがよく知っている暗号だ。

「なんて書いてある?」

 ママが暗号の解読をうながす。

 最初の暗号は指文字なので、コーディはかんたんに読みとれた。次の手旗信号は解読に少し時間がかかったが、LEET暗号(アルファベットを数字と記号に置きかえた暗号)は指文字と同じく、見るだけでスラスラ読めた。最後のモールス信号も、仲間うちでよく使う暗号なので、そらで覚えていた。



(未来のスパイ養成講座……?)

 好奇心がむくむくとわきあがってきて、コーディはリーフレットの中を見た。

 冒頭には、講座内容が書いてある。

 リーフレットの裏には、さらに二種類の暗号が記されていた。英数字暗号とアメリカ警察通話表だ。




 コーディはリーフレットの余白にアルファべットをAからZまですばやく書くと、各文字の下に数字をふっていった。解読するには、暗号文の数字に対応するアルファベットを書きだせばいい。

 もう一つの暗号、アメリカ警察通話表のほうはもっとかんたんだった。それぞれの単語の頭文字を拾ってつなげていくだけだ。これは、無線連絡などで聞きまちがいを避けるためにアメリカの警察で使われているもので、コーディは、去年まで警察官だったママから教わった。

 暗号を解読したコーディは、目を輝かせた。

(こんなサマーキャンプがあるなんて夢みたい!)

 ママの顔を見る。

「わたし、この講座に参加できるの?」

「もちろん。これはFBIサンフランシスコ支局の同僚が運営するプログラムで、ひと目見てコーディにぴったりだと思ったわ。この九か月間、バージニア州までママについてきてくれた感謝も込めて申し込んだの。明日から五日間の予定よ」

「明日から!? すごい、泥掘り講座やフン掃除実習より、だんぜんおもしろそう! ママ、ありがと!」

 コーディは席を立ってママに抱きついた。だがそのあと、ふと動きを止めて表情をくもらせた。

「でも、この講座のあいだは……暗号クラブのみんなと会えないってことだよね」

「五日なんてあっという間よ。夏休みは長いんだし、これからはいつでも会えるわ」

「そっか……そうだね」

 ママの言うとおりだと思い、コーディはうなずいた。それに今日このあと、仲間たちの驚く顔が見られるのだ。

(そういえば、さっきみんなに送ったメッセージに、返信来てるかな)

 コーディはスマートフォンを確認した。だが、誰からもメッセージは届いていない。

 コーディは二階の部屋に上がって、パソコンを確認した。送ったつもりのメッセージが、何かのまちがいで下書きボックスに残っているのかもしれないと思ったのだ。

 だが、メッセージはちゃんとみんなに送信されていた。

 それなのに、どうして仲間たちから返事がないのだろう?

 何かがおかしい、とコーディは思った。

 コーディがもう一度みんなに確認のメッセージを送ろうとしたとき、スマートフォンがポロンと鳴った。

(返事が来た!)

 送信者はエム・イーだった。さっそく画面をタップして、メッセージを読む。

──コーディ、メッセージありがと。でもごめん! ちょっと体調くずしちゃって、今日は部室には行けなさそう。ところで、バークレーにはいつ帰ってくるの?

(エム・イーが病気!? そんなあ。エム・イーがいないなら、今日はドッキリ計画を実行するのはむずかしいかも……)

 コーディはがっかりしつつも、さっそく返信を送った。

──エム・イー、だいじょうぶ? 早く元気になって。会える日が待ちどおしいな!

 いつ帰ってくるのかというエム・イーの質問には、わざと答えなかった。まだ、ドッキリ計画をあきらめたくなかったからだ。

 そこへ、続けて二通のメッセージが届いた。クインとルークからだ。

 コーディはまず、クインのメッセージを開けた。

──コーディ、悪い! 今日の約束、すっかり忘れてた。オレ今、リカとビーチに来てるんだ。リカもとなりであやまってる。ところで、そろそろバークレーにもどってくる頃じゃないのか?

 コーディは目を丸くして、スマートフォンの画面を見つめた。

(ウソでしょ? クインがリカと二人でビーチに? それって、デートってこと!? わたしがいないあいだに、他にもいろんなことが起こってたりして……)

 さびしい気持ちになりながら、クインにメッセージを送る。

──クイン、ミーティング忘れるなんてひどい! でも、夏休みだもんね。ビーチに行きたい気持ちはわかる。リカと一日楽しんでね。バークレーにはまだもどれないの。家には荷物だけ先に運んでもらったんだけどね。

 家には荷物を運びこんだだけだと、ウソをついてしまった。クインの家はすぐ近くなので、昨日の引っこしトラックを見られていてもおかしくないからだ。コーディがもどっているのがバレるのも、時間の問題だろう。こうなったら、せめてルークだけでもドッキリ計画で驚かせたい。

 最後の望みをかけて、ルークのメッセージをクリックする。

──かんにん、コーディ。急にばあちゃんが膝の手術ばすることになって、今日はつきそいで一日病院におるんや。それでコーディは、いつこっちにもどってくるん?

 コーディの気持ちは一気にしぼんでいった。

(もう……最高……)

 ドッキリ計画なんか考えていた自分がバカみたい、とコーディは思った。こっちはみんなに会う日をずっと楽しみにしてきたのに、みんなのほうはコーディのことなどぜんぜん気にかけていなかったのだ。

(それにしても、四人そろってドタキャンってあり? ひょっとしてわたしはもう、仲間じゃないって思われてるのかな)

 コーディの目に涙が浮かんだとき、スマートフォンにまたメッセージが届いた。

 今度は知らない番号からだ。開封すると、二つの画像が貼りつけてある。



 コーディは首をひねった。これはいったいどういう意味だろう。そして、誰がこんなおかしなメッセージを送ってきたんだろう……?


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ISBN
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