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この図鑑のミニコラム「絶滅ストーリー」では、動物たちの絶滅の原因となったエピソードを紹介しています。その一部をピックアップしてお届けします。
今回は「スチーフンイワサザイ」の絶滅ストーリーです。
スチーフンイワサザイ
復元画:小堀文彦
昆虫などを食べる小型の飛べない鳥です。かつてはニュージーランド全体にすんでいたと考えられていますが、絶滅する前にはスティーブンズ島だけにすんでいました。
●生息年代:完新世 ●ニュージーランド
絶滅した理由は……?
↓
1匹のメスネコが原因
19世紀末、スティーブンズ島に灯台が設置され、灯台守がペットのメスネコを連れて島にやってきました。このメスネコが妊娠していたため、ネコが増えていきました。ネコたちは野生化し、飛ぶことができないスチーフンイワサザイをかんたんにつかまえては食べてしまったのです。島に野生化したネコが増えすぎたということで、ネコはその後すべてくじょされ、現在スティーブンス島にはネコがいなくなりました。
スティーブンズ島のネコのように、人間が連れてきた家畜やペットが、その土地にすんでいた動物を絶滅させてしまうこともあります。図鑑では、ほかにもさまざまな絶滅の理由を紹介しています。
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