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夏休みももう後半。毎年この時期多くの小学生の保護者の頭を悩ませる、最も苦労する課題の1つが子どもの自由研究…。
ということで、この記事では『まんがで名作 ロウソクの科学』からおうちでできる自由研究ネタをご紹介します♪
実験を始める前に
ノーベル化学賞受賞・吉野彰さんも読んでいた『ロウソクの科学』(ファラデー著)には、丁寧に観察をすることで、物質には色々な状態があることを発見できる、とあります。
ここでは、絶賛発売中の『まんがで名作 ロウソクの科学』の中で行われる実験を実際にお見せします。家庭でできる実験方法も紹介しているので、ぜひやってみてください。
※手順をよく読み、安全に注意して行いましょう。小さい子は大人に手伝ってもらいましょう。
第6回 身体の中は燃えている!?
しめくくりとなる第六講は、自分たちの身体の中で、何が起こっているかを探ります。
準備しておいた石灰水に酸素を送りこんでも何も変化はありません。次に呼吸をして自分がはき出す息を石灰水に送りこむと、白くにごります。第二講の実験のように、酸素は燃焼した後、二酸化炭素に変化します。つまり人間の体内では、燃焼と同じ反応が起きていたのです。
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酸素をストローを使って石灰水の中に送りこんでも変化はみられない。
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大きく息を吸いこみ、息をストローを使って、石灰水の中に送りこむ。
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二酸化炭素をふくんだ石灰水は、だんだんと白くにごっていく。
実際に実験してみよう!
<用意するもの>
・ロウソク…1本
・ストロー…1本
・ロウソクが入る容器…1個
・容器のふた
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①自分のはく息をストローで容器にふきこむ。
②はいた息がたまった容器に火の点いたロウソクを入いれる。
③ロウソクの火が消えていく様子を観察する。
このように、人間は呼吸によって酸素を取り込み、はき出した息は酸素が少なくなっていることが確認できました。
観察した様子などをノートにまとめてみましょう!
<おわり>
その他の実験はコチラ!
①水は上を目指すのだ
②自然に消えるロウソク
③水の力で缶がへこむ!?
④酸素の力はすごいのだ
⑤空気は意外と重いのです
絶賛発売中!
角川まんが学習シリーズ まんがで名作 ロウソクの科学
手品? 魔法? いえいえ、それは科学なのです
火から水を取り出したり、空気が物を壊したり――身近な物こそ不思議がいっぱい! これまで成しえなかった名著のコミックがついに実現! 多くの科学者たちに愛された名講演をぜひその目で確かめてください。
原著:マイケル・ファラデー 作画:長田 馨
- 【定価】
- 968円(本体880円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】
- 四六判
- 【ISBN】
- 9784041095829