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知る・まなぶ

どっちが強い!? 記憶の島 第5話-08


「ランプをつけて…ブランケットにくるまって…」
 君はもうろうとしながら、やるべきことの手順を確認していた――気分になっていた。
   実際は指先の感覚もなくなっていたのだ。足が動かなくなって身動きが取れなくなる。
「だめだ…このままではみんな…凍死してしま…う…」

 君は意識を失った。

   ――気づくと君の体はたんかに固定されてヘリの中にいた。たおれる前に何があったのか思い出せない。ルイスたちに救助されたのはたしかだ。ほかのみんなは無事だろうか? 
   気になるが首も動かない。それに何だかぼうっとして、うまく考えられない。
   生きている――それだけで安心して、君はまたねむりについた。

ゲームオーバー


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