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知る・まなぶ

どっちが強い!? 記憶の島 第3話-20


 君たちは、子どものコーカサスバイソンがケガしていたら手当てをしようと、そっと近づいた。ところがちょっと近づいただけで、親バイソンがもうぜんとおそってきた!
 親バイソンは子どもの具合が悪いのを心配していたんじゃない、こちらを警戒していたんだ!
 あわてて君たちはにげ出した。追い立てられ丘の上のほうへかけ上がったが、その先が巨大なくぼ地になっていたのに気づけなかった! みんな足をすべらせ、いっせいにころがっていく。
「わわわわわわ……!!」
 一度すべると全然止まれない。全員がそれぞれのスピードで落ちて、背の高い草むらや林につっこんでいった。

 くぼ地の斜面をみんなが広がるように落ちていったせいで、君はほかのメンバーを見失ってしまった。おまけに足をくじいたみたいで、すぐに立てない。バックパックからメディカルキットを出して手当てをしながら、君は途方にくれた。
「みんなともはぐれたし、これからどうしたらいいんだろう…」

ゲームオーバー


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