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知る・まなぶ

どっちが強い!? 記憶の島 第3話-05


「あれがチーターなら木に登ってこないはず…」
 君はチーターが木に登るのが不得意なことを知っていた。まよってはいられない! 君たちはすばやく太い木の根元まで走り、よじ登った。途中下を見ると、野生のハンターはあきらめきれないように木の根元を行ったり来たりしている。しかし登ってくる気配はない。やはりチーターだったようだ。
「できるだけ高く登るんだ! …あれっ!?」
 先に木にしがみついたターゼンのおしりに君の頭がぶつかって止まった。
「ぐっ…いる、ねてる!」
 木の上に先客がいるようだ…こっちがヒョウだ! チーターとは逆にヒョウは木登りが得意で、木の上につかまえた獲物を運んで食べるほどだ。運がいいことにおなかいっぱい食べて寝ているようだから、今のところおそわれる心配はなさそうだけど、これではこれ以上木に登れそうにない。

▶チーターのすきをみて草原へにげ出す
▶ターゼンにチーターを追いはらってもらう

 


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