KADOKAWA Group
知る・まなぶ

【後編】『いみちぇん!!』発売記念☆編集部があさばみゆきさんに5つの質問!!

みんな、お待たせ!

『いみちぇん!! ふたたび、ひみつの二人組』発売しました!
もう本をゲットしたあなたも、これからなあなたも、全員注目のインタビュー記事《後編》が公開です☆

 ※公開中の《前編》はこちらから
もちろん、物語をたのしんだあとにチェックするのでも大・歓・迎!
いろんな「ここだけ」の情報がまとまっているから、お友だちにもぜひシェアしてあげてね♪

――それでは、インタビューの後半戦へ!
あさばさんには、事前にこちらをお渡ししているのですが……

=あさばみゆきさんに5つの質問!=

① あさばみゆきさん、『いみちぇん!!』はどんなお話になりましたか?

②『いみちぇん!!』を書くときに、大変だったことはありますか?

③「いみちぇん!」は、あさばみゆきさんにとってどんなシリーズでしたか?

④「いみちぇん!」の世界で、この先まだ書いてみたい物語はありますか?

⑤ もうすぐ発売ですね! いま、どんな作業をしていますか? 



『いみちぇん!!』は「未来」につながる物語


――さっそく4つ目の質問です。「いみちぇん!」の世界で、この先まだ書いてみたい物語はありますか?


あさばみゆきさん:『いみちぇん!!』は「未来」につながる物語になったなあと感じています。
モモと匠の話を書くのはこれで最後だと思って書いていたので、続きがもしあるとすれば、りんねたちの世代の物語でしょうか。

ほかのお役目メンバーも描きたいですが、かれらはもう技を使えないですからね。
りんねが大きくなる頃には、樹や依も育っているでしょうから……一体どうなっているでしょう? 矢神家の人間なので、二人ともまず、ビジュアルは強そうですよね(笑)



――矢神家でいうと、今作では匠くんのお母さまのビジュアルがはじめて公開されましたね!
ほかのミコトバヅカイでいうと、9月に公開した「きずなの短編 その三」では、薫と類の近況が垣間見えました。



あさばみゆきさん:ひさしぶりに他のペアを出せました!
単行本ではしっかり出せなかったので、「みんな元気だよ」って、あそこでお見せできてよかったです。
忍はなおさら出る機会が少ないので……。真弓家と矢神家って、はじめは仲良くなかったですが、次の世代は仲良くなれそうだな、と書いていて思えたのがよかったです。

忍とハジメの「若長ズ」が、仲良すぎて大丈夫かな……とか、あの二人が長で大丈夫かな……? というのは少し心配ですけど(笑)。でも、薫と史がいるので、きっと大丈夫ですよね!


★きずなの短編 その三 を読む ※角川つばさ文庫公式サイトへジャンプするよ


――この短編は、昨年、つばさ文庫公式サイト「いみちぇん!」ページでアンケートをとっていたので、そこからご相談をはじめました。
短編ご執筆の前に、あさばさんにも回答をお渡ししましたね。



あさばみゆきさん:ね! もう、あんなに情熱的な回答の数々をいただいて、スゴイ!! と思って。
すごくたくさんの方が回答してくださっていて、一通一通もどれも愛のこもったコメントばかりで。
それこそ、いまだに書店にいくとシリーズを全巻並べてくださっているところも多く、長く手に取ってくださっているんだなというのを感じます。
最近、いまつばさ文庫で書いている「サバイバ―!!」シリーズから「『いみちぇん!』も読んでみようかな」というコメントをいただいたりもして、よっしゃ! って思っています。



――「サバイバー!!」は、ちょうどいま1シーズン目が一区切りついたところ。9月に発売したばかりの6巻から新章突入!という状況です。最新刊、本当に気になるところで終わっているのですが……!
「サバイバ―!!」と「いみちぇん!」をくらべて、あさばさんのなかで「ちがい」はありますか。



あさばみゆきさん:「いみちぇん!」と、つづく「星にねがいを!」までは世界観がいっしょで地続きな物語。一方、つばさ文庫3シリーズ目の「サバイバー!!」は世界観が異なるので、新鮮な気持ちで書いています。
あとは、シリーズ後半は「いみちぇん!」も群像劇になっていくのですが、「サバイバー!!」はとにかく、ずっと登場人物が多い!(笑)

――たしかに、6巻でも新キャラがめちゃくちゃ増えましたね。
読みごたえも、どちらかというと「いみちぇん!」の後半巻のような、いろんなメンバーが入り乱れて展開していくことによる、先の読めなさ、ハラハラ感があるかもしれません。



★葛西さんの美麗な「サバイバ―!!」キャラデザ公開中!


――今回、2作で「9月&10月連続刊行」の合同POPも制作しました。


あさばみゆきさん:並べてみて、どっちも強い「ヒーロー」みたいな子たちですね(笑)
くらべて、「星にねがいを!」シリーズの主人公・ヒヨは、ヒーローというよりは”光”という存在のイメージで書いていましたが、モモとマメは、なんというか”強い”です。


インタビューにお越しいただいた記念に、サイン入れ中♡


★角川つばさBOOKS公式X(Twitter)で、期間限定フォロー&リポスト(RT)キャンペーン実施!
抽選で一名さまにサイン入りの販促物が当たる!
詳細はこちらの投稿をチェック




――じつは『いみちぇん!!』書籍の巻末には、3シリーズの主人公をならべた巻末広告を入れています。デザインを確認いただいたイラストレーターさんたちとも「3人が並ぶのは新鮮ですね」とお話ししていたんです。

「星にねがいを!」の話が出たので、もう少しお話ししてもいいですか? こちらのシリーズもすでに完結しているのですが、いまだに「好きです」と感想をいただくことが多いですね。


あさばみゆきさん:「星にねがいを!」の読者さんは、「『星ねが』が、いちばん好き!」と、この作品に強い思い入れを持ってくださるかたが多いなと感じています。
巻数は全7巻でまとまったんですけど、なんだかすごい「濃密」だったなあと、私自身も振り返って感じているシリーズです。イラストの那流先生も本当に情熱を傾けてくださっていて……「いみちぇん!」は6年間書いたのですが、こちらは実際には2年間くらい。それでも、なんだか同じくらいの質量を感じるというか、ぎゅっと「つまった」シリーズだったなと感じています。



――「いみちぇん!」リアタイ世代のみなさんにも、ぜひその先に出た「星にねがいを!」「サバイバー!!」とも読んでいただけたらうれしいですね。


あさばみゆきさん:最近では「全部のシリーズを読んでいます!」とコメントをくださる人もいて、お互いのシリーズを行き来してくださっているのが、とてもありがたいなと感じています。


――それぞれ違った魅力があって 違う密度で楽しい物語ですので!



みんなのおかげで、書けました!!!!!!

――さて、最後、質問の5に移ります。インタビューは2023年9月に実施しているのですが、あさばさんはいま、どんな作業をしていますか?
9月だと……まず『サバイバー!!(7)』のご執筆をしていただいていていて……それから、12月に発売予定の「いみちぇん! ドリル」のご相談を進めている頃ですね?



あさばみゆきさん:はい、まさかの「改訂版」発売です。
これまでも、「ドリルを探してます!」「欲しい!」とコメントをいただくことがあったので、発売できてうれしいです!

 


原作・文:あさば みゆき イラスト:市井 あさ

定価
1,320円(本体1,200円+税)
発売日
サイズ
B5判
ISBN
9784046066145

紙の本を買う


――「改訂版」ということで、漢字ドリルとしても使ってもらいやすいですね。
あと、このドリルを改めて見返してみて感じたのですが、もう――ファンブックみたいな情報量で!!



あさばみゆきさん:たとえば、じつは航平の初登場はこのドリルなんですよね(笑)
あとは、「モモと匠が、じつは1巻の物語より前に会っていたかもしれない」……などのエピソードも収録されています。

今回、改訂版を発売するにあたって、書き直したところがいくつかあります。
たとえば、昔と今とで、それぞれの学年で習う漢字が異なるので、「3年生の物語」「4年生の物語」……と、その中に出てくる漢字を調整していたり。
基本的なショートストーリーの大筋は、すでに発売されているものと同じですが、細部もちょこちょこ違ったりしています。
あと、表紙が!!



――まさかの新作書き下ろし!


あさばみゆきさん:もうこのイラストのために買いたいです(笑)


――小学校で習う漢字のドリルなので、小学生時代のモモと匠のイラストの予定です。いま、あたらしい絵を市井さんに描いていただいています。

あとは、『いみちぇん!!』のポスターデザインや施策の確認をしていただいていますね。


あさばみゆきさん:本文はもう手をはなれているので、あとは祈るだけなのですが。
今は、まわりの方が作ってくださったものを確認して、ウハウハしている段階です(笑)。
発売、もう来月ですもんね! はやい~!! ドキドキしちゃいます。

(※インタビューは、《前編》とあわせて9月に実施したよ☆)

――無事に、みなさんのお手元に本が届いていますように!
あさばさん、それでは最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いします。



あさばみゆきさん:もしかしたら単行本ではじめましての方もいらっしゃるかもしれないですが、たぶん、この記事を読んでくれているのは、ずっと待っててくださった方がほとんどでしょうか?

みんなのおかげで、書けました!!!!!!

シリーズが続いてる時から、そして完結してから3年間、みんながずっと好きでいてくれたから、続きが書ける、書ける機会をいただけた、そして私が書こうと決意できたので……。一度完結したものを、もう一度はじめるのって、前編でもお話したように、すごく怖くてハードルが高いんです。

だから、インタビュー《前編》でもあったように「本当にモモと匠が主人公なんですか?」って、何度も相談しちゃったんですけど。でも、その覚悟ができたのは、応援してくださる方がいること、いるって信じられたこと、ずっと声を届けてくださり続ける方がいらっしゃること、そのすべてが、本当に勇気になったなと思っていて。
その人たちの期待を裏切られずに届けられるのか、まだ心配ではありますが(笑)。

でも、とりあえず今の私が書けるものをぶつけましたので、受け取ってくれると嬉しいです!

「お待たせしました!」という気持ちと、あと本当に、モモと匠もみなさんに会いたかったと思うので、会わせてあげられてよかったなっていう気持ちでいっぱいです。


さあみんな、お役目再開だよ!



――本日はありがとうございました!


【書籍情報】


作:あさば みゆき 絵:市井 あさ

定価
1,430円(本体1,300円+税)
発売日
サイズ
四六判
ISBN
9784041138014

紙の本を買う

電子書籍を買う



▶つばさ文庫発の単行本『角川つばさBOOKS』のページはコチラ!
▶つばさ文庫「いみちぇん!」シリーズページはコチラ!

 


つばさ応援団 募集中!



この記事をシェアする

ページトップへ戻る