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大人気!「お天気係におねがい! 運動会を晴れにせよ!」ためし読み連載 第2回

「え――――――――――――!?」


 ドキッ! びっくりして、わたしの心臓が鳴った。

 ピカッ! ド―――――ンッ!

 とつぜん、空が白く光って、カミナリが鳴る。

「きゃあ! なんでカミナリ⁉」

 ドキッ、ドキッ!

 ピカッ、ドーン! ピカッ、ドーン!

「こわい! わたし、カミナリ苦手なのに~!」

 しゃがんで、うずくまる。そこに、むらさき色の髪の子が近づいてくる。

「落ちついて。ゆっくり三回、深呼吸するんだ。きみが落ちつけば、カミナリも止むから」

 どういうこと? 分からないけど、ほかに方法も思いつかなくて言われたとおりにする。

「……あれ? ほんとうに、止んだよ。どうして?」

 きょとんとするわたしに、赤い髪の子があきれたように息を吐く。

「お前がびっくりしすぎるからだ。天気の神さまになったって、教えたばっかりなのに」

「それだよ! それでびっくりしたのっ。わたしが天気の神さま?」

 ありえない、ありえない、ぜったいありえないっ‼

「そんな話、信じられないっ」

「おい、なに耳ふさいでるんだ。ちゃんと話を聞けよっ」

「ムリですっ。見ず知らずの人の話は、あぶないから聞いちゃだめって言われてるんですっ」

「だいじょうぶ。ぼくたちは、きみの味方だよ」

 ふわっと、青い髪の子が前に出てきた。わたしの両手をとって、やさしくにぎる。

「きみを傷つけたりしない。それに、見ず知らずじゃないよ。天川空ちゃん」

「ど、どうして名前を……」

「ぼくたちは、きみが何度もお願いしに来ていたのを見ていたんだ。天気の神さまとして、鈴の中から。こうして、ちゃんと顔を合わせるのは初めてだけどね」

 おだやかな笑顔に、やさしい話し方。

 あぶない人には見えないし、ウソや冗談を言っているようにも聞こえない。

「じゃあ、四人はほんとうに、お天気の神さまってこと……?」

「そう。ぼくの名前は、アメ。雨の神さまだよ」

 そう言って、左の手のひらを見せる。黒い線で、マークみたいな絵が描かれている。

「おれは、風の神さまのフウ」みどりの髪の子は、明るく笑う。「よろしく♪」

「俺は、ライ」むらさきの髪の子は、クールな顔のまま。「カミナリの神さまだ」

 さいごに、赤い髪の子が一歩前に出る。

「そしてオレは、ハレ。晴れの神さまだ」

 三人の手のひらにも、それぞれ形のちがう絵が描かれている。

「みんなの手のひらの絵は、なに?」

「これは、天気の神さまの印だよ。力をつかうと、光るんだ」

「今はただの印だけどな。オレたち四人の力はぜんぶ、空が持ってるし」

「わたしの手のひらには、印なんてないけど……」

「力をつかえば、光って浮き出てくる。口で説明するより、オレたち神さまのしごとをすれば分かるだろ」

「神さまのおしごとって?」


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