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この図鑑のミニコラム「絶滅ストーリー」では、動物たちの絶滅の原因となったエピソードを紹介しています。その一部をピックアップしてお届けします。
今回は「アンドリューサルクス」の絶滅ストーリーです。
アンドリューサルクス
復元画:服部雅人
大きな頭骨の化石だけが見つかっています。歯の先がすり減って丸くなっていることから、生きたえものをおそうのではなく、動物の死がいなどを食べていたと考えられています。エンテロドンのなかまという説もあります。
●生息年代:始新世 ●ユーラシア(中国、モンゴル)
絶滅した理由は……?
↓
インドがユーラシア大陸にぶつかって絶滅
始新世のころ、インドはまだユーラシア大陸にくっついていませんでした。しかし少しずつ移動して、約4000万年前ころユーラシア大陸にぶつかりました。このとき、ユーラシア大陸の南にあったナチス海がなくなり、ヒマラヤ山脈が誕生しました。それにより、温暖な森林地帯だった場所が乾燥した草原に変わってしまったのです。このような大陸移動による環境変化で、すみかやえものが減ったため、アンドリューサルクスは絶滅したと考えられています。
図鑑の中では、各時代の世界地図と合わせて絶滅動物たちを紹介しています。絶滅の原因にもなった大陸移動についても知ることができます。
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