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2022年11月16日(水)に発売した、『角川の集める図鑑GET! は虫類・両生類』! 今一番新しいは虫類・両生類の学習図鑑であるこの本には、世界のめずらしいは虫類・両生類がいっぱい! この連載では、その中でも特徴のあるは虫類・両生類をご紹介していきます。
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ワニガメ、というと、どこかで聞いた覚えがある方も多いのではないでしょうか?
(どんな動物なのかわかって、なんで聞いたことがあるのかわかるあなたは、すでに動物博士!)
今回は、ワニガメがどこにすむどんな生き物で、そしてなぜ聞いたことがあるのか、見ていきましょう!
ワニガメは北アメリカ南東部の川や湖沼にすむ甲長60~80㎝の大型のカメで、ワニの皮ふのようにゴツゴツした甲らをもっているために、この名がつきました。
かむ力がとても強く、つかまえた人間が指をかみ切られる事故も起こっています。
さらにワニガメは、えものをおびきよせてとらえる特徴をもっています。
舌にピンク色の小さな突起をもっていて、狩りをするときに水の中で口を開けてこの突起を動かすことで、ちょうどミミズが動いているように見えるため、えものとなる魚がおびきよせられてくるのです。
北アメリカにすむカメは、ペット用につかまえられて世界各地に出回っているものがたくさんいます。その分、飼えなくなったものが自然に放されてすみついてしまい、現地の生態系にえいきょうをあたえています。
ワニガメもそのうちの一つで、大きく成長して飼えなくなって逃がされたものが、野生化して繁殖してしまい、日本でも千葉県や静岡県などで見つかっています。
外来種としてテレビなどで紹介されることも多いため、聞いたり、見たりしたことがある人も多いのではないでしょうか?
ワニガメに限らず、ペットのカメを自然に放してしまうと、もともといた生き物の生態系をこわしてしまうことになります。ペットは責任をもって飼いましょう!
『角川の集める図鑑GET! は虫類・両生類』では、ほかにも世界のめずらしいは虫類・両生類が盛りだくさん! お手にとってみてください!!