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知る・まなぶ

どっちが強い!? 記憶の島 第5話-31


「だめ! ディエゴ!」
 どこからかクレアがあらわれてソフィーの前に出た! 手を広げてソフィーをかばう。
「ママ! 危ないよ!」
「大切なむすめを守れないでどうするの! …そうよ、今までずっとさびしい思いをさせて、守ってあげられてなくて、ごめんなさい」
 銃を向けられていることもわすれて、クレアとソフィーはだき合った。
 一瞬ためらったディエゴだったが、もう後には引けない――そんな表情で銃を持つ手に力をこめた。
 バーーーーン!!
「ああああっ!? ソフィー!」
 君はさけんだ! ディエゴが銃をうったのだ! ところがその寸前にヘリポートがゆれて弾は外れた…地の底からうなるような地鳴りがひびいた。強い地震でがけがくずれ、ヘリポートが海へ落ち始めたのだ! 銃をうった反動でディエゴはバランスをくずし、海へ落ちていく。君たちは、かたむく地面を海とは反対方向に向かって急いで走る!
「間に合えーーーーーー!」
 君とジェイクがさけび、みんな全力で走った。地割れはどんどん広がっていき、ヘリポートは島からはなれていく…。君とジェイクは力強く地面をけると大きくジャンプした!
「うおっ! セーフ!」
 ジェイクが着地してすぐふり返った。すごいスピードでターゼンがさけ目を飛びこえてくる。続けて飛びこえてきたシェリーとソフィーにジェイクは手をさし出す。君はクレアに向かって、めいっぱい手をのばした。ヘリポートの地面は確実に海へしずんでいっている。クレアは地われのはしを強くけって君の手につかまった。
 その直後、まるで海におしこまれたかのように、ヘリポートはくずれていった。
「…助かった…?」
 シェリーが地面にあお向けにたおれこみながらつぶやいた。見上げた空にポポがクルクルと回っていた。

 空にヘリのプロペラ音がひびく。ルイスたちが救助に来てくれたんだ!
「ヘリポートはどこ行った!? まぁいい、このままハシゴをおろすぞー!」
 ルイスは救助用のなわバシゴをジェイクたちに向かって落とした。不安定な地面にあせりながら、一人ずつしんちょうにハシゴをのぼっていく。ソフィーもクレアも一緒だ。
 みんなヘリに乗りこみ、ヘリは島の上を一度回ると元来た方向へ飛んでいった。クレアの手をにぎり肩をよせるソフィー。クレアは今も蒸気を上げている島を見つめ続けている。君はクレアの気持ちを考えて、心がくもった。それは今も島をおおう蒸気の雲みたいだった。
「動物たちはきっと大丈夫…」
 遠のく島を見つめて、君はクレアにそう声をかけた。



★エピローグが読めるベストエンディングもあるよ。
「任務大成功!」を目指してもう一度チャレンジしよう! 

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