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「発電塔に制御システムがあるはず…」
君はシェリーを見て言った。シェリーの目がきらりと光る。
君たちはゆれる地面に足を取られながら塔のほうへ進んだ。
しかし、いたるところから蒸気がいきおいよくふき出している。くぼ地の斜面を岩が塔に向かって転がり落ちていく。
「このまま進んだら、いつか蒸気をじかにあびることになる…。塔に向かうのはあきらめてにげるぞ!」
ジェイクはそう判断して君たちにつげた。そうするほかない。転がる岩に気をつけながら、君たちは元来た道をもどろうとする。
「ドッチ!? ドッチ!?」
ポポは方向が分からず空をぐるぐる回っている。空を飛んでいても、島の異変が影響しているみたいだ。