
「こうなったらおれたちだけで戦うぞ!」
そう言ってジェイクがうでまくりをした。君とジェイクのタッグでバトルが始まった!
大男の周りをちょこまかと二人で回る。ジェイクが大男の後ろからしがみついて首をしめた。あまりきいていないみたいだが、ジェイクをふりほどこうと体をゆする。君はローキックをひたすら入れる! こうしてしぶとくダメージをあたえていれば、そのうちにヒザからくずれ落ちるはず――。
さながらプロレス中継のようになったが、ジープのエンジン音で君たちはハッとした。
「あっ! 待て…!」
君たちが大男とバトルしている間に、ほかの部下がシェリーたちをジープで連れ去ってしまったのだ! すきをつかれてジェイクが大男につかまり、空中へ持ち上げられた。
「うわーっ! 下ろせー!」
ジェイクがあばれる。
「新人! おれのことはいいから! シェリーたちを追え!」
と、ジェイクがさけぶが、ジープはどんどん遠くに行ってしまう…。
ジェイクを助けるか、シェリーたちを追うか…君はどちらも選べず立ちつくした。
ゲームオーバー