
「いくら足が速くても、こんなに木が多ければきっと追いつけないよ!」
君はそうさけんで、メンバーはそれぞれ木々の間をぬうように小走りに移動した。ジャイアントモアは巨体を木のみきにぶつけながらも、追いかけるのをあきらめない。
「あと少し、はなれれば…!」
ところがジャイアントモアのパワーが規格外だった。強じんなかぎヅメで、何本かの木を一気にけりたおしたのだ!
バキバキ、メキメキとはげしい音を立てて、君たちの上に葉のついた枝がおおいかぶさる。木々がやぐらのように重なり合い、おしつぶされるのはまぬがれたが、ぬけ出せなくなってしまった…。
ジャイアントモアはまだ君たちの近くをウロウロしている。この状態は当分続くだろう。いったいどれくらい待ったらルイスたちの救助は来るのかな――と、君は思った。
ゲームオーバー