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「にっにげろ~~~~!!」
君たちはいちもくさんに走り出した。ブッシュ地帯をうまく利用してにげるおかげで、簡単には追いつかれないようだ…。だが、動物の多くは、にげる者を追いかける習性がある。君たちがかけていくのを見て、さまざまな動物たちが君たちを追いかけてきた!
「うわーーー! ふえてるーーー!!」
もはや止まって休むよゆうはない。
「こうなったらさっきの湿原までもどるわよ!」
シェリーの号令で必死になって走り続けた。先ほどの橋が見える。何種類かの生き物は水辺をきらってしりぞいたが安心できない。川にそってにげ続けると、急に足もとがぬかるんでズボッとしずみこんだ!
「ぬっ、沼だ!」
「ヌマ! ソコナシ!?」
「ばか言うな! 底なしだったら死んじまうんだぞ!?」
ジェイクとターゼンが大さわぎをしている間もどんどんしずんでいく。動物たちは沼地には近づかず、いつの間にかいなくなっていた。
「待って、固い岩みたいな沼の底に足がついたわ。大丈夫」
シェリーが落ち着かせるように声をかけてくれたが――。
「…でもコレ、動けないよね?」
君が言って、みんなで顔を見合わせた。自由に動けるのはソフィーの肩にとまったカロライナインコのポポだけだが、ポポの力だけじゃ何もできない。
「…とりあえず、通信機で今の状況を連絡して、助けを待つしかないな…」
ゲームオーバー