③エジプトの神話

古代エジプトの神話

エジプト神話のおもしろいところって、人間の体に動物の頭を持つ神が多くいることだよな！
エジプト神話には神々の活動が書かれており、古代エジプト人の天地創造や死後の世界に対する考え方を知ることができる。エジプト神話は当時の人々のくらしに3000年近くもの間影響をあたえてきた。しかし、この長い信仰の歴史も、キリスト教やイスラーム教がエジプトに入ってくると、次第に消えていった。古代エジプト人は数多くの神を信じていて、その数は1000以上とも言われている。その中でも、ヘリオポリスの創世神話に関わる神々を「ヘリオポリス九柱神（エネアド）」とよぶ。

アトゥム（ラー・アトゥム）
古代エジプトの創造神、太陽神。原始の水から生まれた最初の神で、最も高い地位にいる神。太陽神ラーと同一視された。
シュウ
大気と光の神。天と大地を分けた神とされる。
テフヌト
湿気の女神。メスライオンのすがたでえがかれる。シュウとの間にできた子どもがゲブとヌト。
ゲブ
大地の神。植物が生えたすがたでえがかれることもあった。頭に水鳥を乗せている。
ヌト
天空の女神。体には星がちりばめられてえがかれることもある。
オシリス
死後の世界の神で、死者をさばく存在。罪人の心臓はアムムトという怪獣に食われ、善人のたましいはオシリスの王国に受け入れられる。
イシス
豊穣と母性の女神。また、魔術の女神で、セトにころされた夫のオシリスを生き返らせた。
セト
戦争と混沌の神。兄オシリスを殺害した悪神として名を残すが、太陽神ラーを大蛇アポフィスから守る存在でもあった。
ネフティス
死者を守る女神で、死者のたましいを死後の世界へとみちびく。

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