④ギリシア神話

ギリシア神話

ギリシア神話は今でも人々の間では人気なんだ！
青銅器時代を舞台にしたギリシア神話は、紀元前800年ごろから広まった。現在よく知られているギリシア神話は、主に古代ギリシアの最も古い物語であるホメロスの『イリアス』や『オデュッセイア』などの古代ギリシア文学をもとにしている。
ホメロスの作品はトロイア戦争やその後のできごとを中心にえがいている。ギリシア神話における世界創世や神々のプロフィールなどは、ヘシオドスの『神統記』などにえがかれている。

①初めにカオス（空間のさけ目）から大地の女神ガイアが生まれ、さらに他の神々も生まれた。ガイアと天空の神ウラノスからティタン神族、キュクロプス族、およびヘカトンケイル族が生まれた。

②ティタン神族のひとり、クロノスは神々のリーダーとなったが、自らの子どもに地位をうばわれるという預言を受けたため、姉のレアとの間に生まれた６人の子どものうち５人を飲みこんでしまった。

③しかし、レアは６人目の子どもゼウスを守るため、石をおくるみでくるんでクロノスに飲みこませた。そしてゼウスをクレタ島で育てた。

④ゼウスは薬草をクロノスに食べさせ、飲みこまれた５人の兄弟たちをはき出させた。そして彼らと協力してクロノスや他のティタン神族と戦った。

⑤他の神々の協力を得て、ゼウスはクロノスたちをたおし、冥界にとじこめることに成功した。

⑥その後、ゼウスは神々のリーダーとなり、オリンポス山の頂上でくらした。そして兄弟のポセイドンに海を、ハデスに冥界をそれぞれ支配させることにした。
 

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