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ミイラ
永遠に生きるためにミイラが必要って本当かな?
古代エジプト人は、死者があの世の楽園で永遠に生きるためには肉体を保存する必要があると考え、死んだ人の体をミイラにしてていねいに保存していた。中でも、ファラオのミイラ化は手あつく行われ、一連の作業が終了するまでに2か月以上かけていた。古代エジプト人のミイラ化の手順については、いまだにその手順を記した記録が見つかっていないため不明な点が多い。しかし、分かっている情報を研究した結果、次のような手順だったと考えられている。
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❶ 体は香りの高いヤシ酒であらわれ、その後、ナイル川の水でヤシ酒をあらい流す。
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❷ 体の左側に切りこみを入れ、心臓以外の内臓を取り出す。古代エジプト人は、死者の裁判で心臓が必要になると考えていた。
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❸ 乾燥剤であるナトロン(炭酸ナトリウム)で体をおおうことで、体がくさるのをふせぐ。使われた材料は遺体と一緒に納められる。
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❹ 40日後、ナイル川の水でふたたび遺体をあらう。その後、はだの柔軟性をたもつために香油を体にぬる。
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❺ 内臓は遺体にもどすかつぼに入れる。おがくずや薬草、布などを遺体につめて形をととのえる。切り口をぬってとじ、樹脂を体にぬる。
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❻ 護符をはさみながら体を布でまき、ひつぎに入れる。
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Ⓐ ひつぎには呪文や死者をたたえる言葉などが書かれた。
Ⓑ 遺体から取り出した内臓は、最初のころは布にくるまれてつぼの中に入れられていた。
ⓒ 死者のすがたがひつぎにえがかれた。
Ⓓ 布にまかれた遺体。
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