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【ヨメルバ編集部厳選】絵本から焼きたての香りがしそう!?パン絵本おすすめ10選

私たちの生活に寄り添ってくれるパン。シンプルで他の食材と合わせてもおいしい食パンやコッペパン、子どもが大好きなクリームパンやチョココロネ、バターの香りがリッチなクロワッサンやデニッシュ……パンと一口に言っても種類豊富で、それぞれ見た目も味わいも異なるのが魅力ですね。生活に根ざしているものだからこそ、パンを題材にした絵本は、子どもたちにも身近に感じられるはず。大人も読んでいて楽しくなる、パンをテーマにした絵本をご紹介します。



 




累計発行部数250万部の大人気シリーズ「パンどろぼう」(KADOKAWA)



作:柴田 ケイコ

まちのパンやから サササッと とびだす ひとつのかげ。パンが パンをかついで にげていきます。「おれは パンどろぼう。おいしいパンを さがしもとめる おおどろぼうさ」 

パンに包まれた、その正体とは――!? お茶目で憎めないパンどろぼうが、今日も事件をまきおこす!
 


世界中のあらゆるパンが紹介された『パンのずかん』(白泉社)



著者名: 大森裕子 / 井上好文(日本パン技術研究所)

まるいパンにしかくいパン、今日はどんなパンを食べようか?このパンのことは知っている? 丁寧に描かれたたくさんのパンの絵を前に、そんな会話をしたくなる食べ物図鑑です。紹介文に合わせて、そのパンがどこで生まれたか国旗で示されているので、大人にも発見があるかもしれません。「めんのずかん」「おすしのずかん」など、同シリーズの食べ物図鑑もおすすめです。


おひさまも目覚めるパンでみんな幸せになる『おひさまパン』(金の星社)



エリサ・クレヴェン 作・絵/江國香織 訳

暗くて寒い街。雪が降り、風が吹きすさぶ中、動物たちはみんな家に閉じこもり、おひさまが再び姿を見せてくれることを心待ちにしています。そこで、犬のパン屋さんが「おひさまあじの とくべつパンをやきましょう」と金色に輝くおひさまパンを焼くと……。湯気を立ち上らせ、いい匂いであたりいっぱいにするおひさまパンを前に、うんざり顔だった動物たちがみんな笑顔に。おひさまの暖かさが心を温める一冊です。


こんなユニークなパン、見たことない!『へんてこパンやさん』(フレーベル館)



Goma/著・文・イラスト

きつねとねずみが営むのは「へんてこパンやさん」。動物のお客さんたちのオーダーに合わせて作ったパンがとっても“へんてこ”なのです。例えば、へびの女の子には長いバケットパンを使った「にょろにょろへびサンド」、モグラの画家には野菜をたっぷりのせた「がくぶちパン」。そのどれもがユニークでおいしそう!この絵本の作者「Goma」は海外でも活躍する料理創作ユニット。絵本に登場するパンは、Gomaさんが考案したオリジナルパンで、巻末には解説レシピもあるので実際に作ることもできます。


ノラネコぐんだんがパン工場で大騒動を起こす『ノラネコぐんだんパンこうじょう』(白泉社)



著者名: 工藤ノリコ

食パン、クリームパンといった定番ものから、こぞうパンやでんでんむしパンなんていうおもしろいパンまで並ぶワンワンちゃんのパン工場。そこをじーっとのぞいているのはノラネコぐんだん。パンを作ってみたくなったノラネコぐんだんは、夜中こっそりパン工場に忍び込むのですが…。食いしん坊で好奇心いっぱいのノラネコぐんだんたちは、とんでもない事態を引き起こすのです。工藤ノリコさんの大人気シリーズ「ノラネコぐんだん」シリーズの第1弾です。


材料からこだわったおいしいパンはいかが?『パンやのコナコナ』(ブロンズ新社)



どい かや/文 にき まゆ/絵

くまの夫婦、コナコナとコネコネ。2人が作るパンを求めて、森中からお客さんがぞくぞくとやってきます。そのおいしさの秘密はなんでしょうか? 店の裏の畑で小麦を育てて作った自家製の小麦粉、森で集めた木の実から作った天然酵母。そして忘れちゃいけないおまじない。コナコナとコネコネのパンは材料からこだわったパンなのです。優しい絵柄で、パンがどのようにできあがっているのかを解説しています。


動物たちの住む家にも注目『ねずみさんのながいパン』(こぐま社)



多田ヒロシ 作

しっぽに緑色のリボンを結んだねずみさんが、自分の体の何倍もある長いパンを持ってとっとことっとこ走っています。ねずみさんはパンをどこに持っていくのでしょうか?次々と現れる動物の形をした家をのぞくと、動物たちがご飯の真っ最中。動物たちがどんな食事をしているのか、ねずみさんがどこにパンを運んでいるのかが気になって、ページをめくるのが楽しくなっていきます。同シリーズの「ねずみさんのおかいもの」「ねずみさんのくらべっこ」も合わせてどうぞ。


幼馴染の2人が協力すれば最高のパンができる『くまくまパン』(あかね書房)



西村敏雄 作

幼馴染のくまさんとしろくまさんは一緒に「くまのパンや」を始めました。くまさんは甘いあんぱんを作るのが得意で、しろくまさんはピリッと辛いカレーパンを作るのが得意です。ある日、店で一番のおすすめパンを聞かれた2人は、自分が作ったパンが一番おいしいと喧嘩を始めてしまいました。そして、お店もお休みに…。そこでかばの王様が「まかせなさい」と立ち上がるのです。おいしそうなパンの絵もさることながら、協力する楽しさを教えてくれるストーリーも魅力です。


パパが世界で一番好きなものも挟んだ『パパ、サンドイッチつくってあげる!』(ほるぷ出版)



ピップ・ジョーンズ 文 ローラ・ヒューズ 絵 ふしみみさを 訳

「パパのだいすきなものばっかりいれたサンドイッチ、つくってあげようか?」と言い出した女の子。耳付きパンにバターを塗って、くっさ〜〜〜いチーズにトマトを挟んで、と作り始めるのですが、次々と「それ、入れて大丈夫?」というものが飛び出します。最後には“パパが世界一好きなもの”を挟むのですが、それは一体なんでしょうか?女の子のストレートなパパへの愛情に笑顔になることうけあいです。


魔法のような言葉遊びが楽しい『ぽんちんぱん』(福音館書店)



柿木原 政広 作

「ぱんぱんしょくぱん ぽんちんぱん」とリズミカルな言葉とともにお馴染みの食パンやあんぱんが現れる写真絵本。シンプルな画と言葉ながら、子どもたちが夢中になると評判です。「0・1・2シリーズ」で低年齢向けの絵本ですが、「ぽんちんぱん!」と一緒に唱える楽しさは大きくなっても子どもの心を掴むでしょう。
 




パンについて知ることができる絵本から、おいしそうなパンを巡ったストーリーを楽しめる絵本までさまざまなタイプの絵本を紹介していきました。絵本に登場するパンはどれもおいしそうで、食欲をそそられますね。お子さんとの会話を広げるきっかけにしたり、パン作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?


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