
生き物の世界は、ワルばかりだ。
でも、それは、きびしい自然界を、生き抜くための知恵。
そしてその能力は、まるで魔法みたいに天才的だ!
そんな、ワルで天才的な生き物を紹介していこう!


うわ、ゴキブリだッ! イヤーッ!!

おや、だれかに攻撃(こうげき)されてるみたいだ。
何が起きたというのだろう?


いったい何者なのか……?


相手の正体は、何と女!

しかも名前がエメラルドゴキブリバチ!
何なんだその名前は!?


何かとんでもないことを言いはじめたぞ。

そりゃ「そんなバカな」って言うよ!
言う通りに動くわけなんかないだろ!



そうだそうだ! 言ったれ言ったれ!



あれ?



あれれ?


おいおい、どうなってんのアンタ。

彼女は寄生(きせい)バチの一種。
毒(どく)で脳(のう)をコントロールして、獲物(えもの)をあやつる能力をもつ。
この人のよさそうなゴキブリ は、
このあとどうなっちゃうの?


続きは本書で!
(第6回「天才(ワル)すぎる生き物図鑑⑥」は8/11(水)午前10:00に公開されます)
作品情報
どいつもこいつもワルばかり! 生き物たちのおどろくべき生態!!
天才的な自然のしくみがこの1冊で丸わかり!
まじめな魚をだまくらかして子育てをおしつけるナマズや、かわいいテントウムシを黒魔術でゾンビ兵士にかえてしまう寄生バチなど、自然界には天才的なワルばかり! マンガと解説で生き物たちのおどろくべき生態を紹介!
寄生する天才(ワル) テントウハラボソコマユバチ
大草原の天才(ワル) プレーリードッグ
ドレイ狩りの天才(ワル) サムライアリ
変身する天才(ワル) サンショウウオ
ペンギンを狩る天才(ワル) ヒョウアザラシ
子育てサギの天才(ワル) カッコウナマズ
などなど…
ワルでないと自然界は生きぬけない! ワルとは天才なのだ!
ぼくらのすむ地球は、天才生物がひしめく奇跡の星なのである。
子どもも大人も楽しめる生き物エンタメ本です!